2020-09-19 12:00 Fuhito Kitahara

坂口恭平、新作アルバム『永遠に頭上に』リリース記念ライブ配信を10月22日に開催。9/22放送のEテレ「私だけかもしれない講座」に出演も

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坂口恭平が、新作アルバム『永遠に頭上に』のリリース記念ライブを10月22日(木)に無観客配信で開催することになった。

 
坂口恭平は熊本生まれの音楽家で、2004年に路上生活者の住居を撮影した写真集『0円ハウス』(リトルモア)を刊行。以降、ルポルタージュ、小説、思想書、画集、料理書など多岐にわたるジャンルの書籍、そして音楽などを発表している。

 
新作アルバム『永遠に頭上に』は、前作アルバム『アポロン』同様、寺尾紗穂、厚海義朗、菅沼雄太とのカルテットにより1日で録音。子供たちと歌い遊べるみんなのうた「松ばやし」、ライブでも大人気のあの名曲「TRAIN-TRAIN」のカバーもついにバンド編成で音源化し、同郷熊本出身の作家・詩人である石牟礼道子の詩をうたにした弾き語り音源「海底の修羅」も収録した。

 
リリース記念ライブは、アルバムにも参加している最高のメンバー寺尾紗穂、厚海義朗、菅沼雄太と共に、貴重なバンド編成でのライブに。

 
また、9月22日(火・祝)にはNHK史上最もニッチな講座番組『私だけかもしれない講座』(Eテレ 後10:50~11:25)に、”赤いセーター”として出演することも発表された(下に配信ライブと番組詳細を掲載)。

 
 


坂口恭平 “霧” (Official Music Video)

 


坂口恭平 “松ばやし” (Official Music Video)
監督:朝倉太郎

 
 

 
坂口恭平『永遠に頭上に』

発売:2020年9月9日(水)
定価:2,000円+税
品番:PECF-1181

Amazonでみる
TOWER RECORDS ONLINEでみる

収録曲:
1. 飛行場
2. 松ばやし
3. 霧
4. 露草
5. TRAIN-TRAIN
6. 海底の修羅

 
作品解説:

誰もが持ってる”素直”が、また音楽になり、踊りはじめた。
息する限り止まらない創造者、坂口恭平による永遠に新鮮なサウンド・オブ・ミュージック。

作家、建築家、音楽家、画家として休むことなく数多くの作品を発表。そして畑では毎日イチゴ、メロン、スイカ、とうもろこし、トマト、ニンジン、小松菜、きゅうり、ピーマン、サツマイモ、かぼちゃ、枝豆、ナス、ネギを作る「生活の創造者」坂口恭平。料理は生きること“創造の根源”と定義した料理本「cook」や、長女アオちゃん、長男ゲンくんをプロデュースしたアオとゲンの音楽アルバム「クマと恐竜」も話題に。近年も無茶はせず、やれることは全部やり、人間は創造を続ける生き物だと体現し続けています。

そんな彼にとって、2年半ぶり2枚目のスタジオ・アルバム「永遠に頭上に」が完成しました。前作同様、寺尾紗穂、厚海義朗、菅沼雄太とのカルテットが集い、1日で録音終了です。同郷、熊本出身の作家・詩人である石牟礼道子の詩をうたにした弾き語り音源「海底の修羅」を加え、生きる通り道に、また1つの作品が落ちました。ファースト・アルバム「アポロン」の面白みは変わらずに、なんだか理想的な成長を遂げています。プロットは全くなし、彼から出てきたとにかく素直なメロディーが、愛情と信頼で魅力をましたバンド・アンサンブルで豊潤に実ります。きっと子供たちと歌い遊べるみんなのうた「松ばやし」、ライブでも大人気のあの名曲「TRAIN-TRAIN」のカバーもついにバンド編成で音源化。ツイン・ヴォーカルのように優しく寄り添う、寺尾紗穂の声も変わらずここにはあるのです。

彼自身が一番、自己から生まれ出た歌に驚き、喜んでいる。だから、風になびくように心が震え、とても自然な人としてのよろこびをこの歌声は与えてくれる。

坂口恭平は何にでもなれるが、圧倒的に音楽家なのです。

 

坂口恭平、ニューアルバム “永遠に頭上に” リリース記念ライブ

 
概要
日程:2020年10月22日(木)
時間:20:00 START
料金:1,500円(税込)

 
出演:
vo,g. 坂口恭平 / p.寺尾紗穂 / b.厚海義朗 / dr.菅沼雄太

 
配信チケット
配信チケットはキャスマーケットにて発売中!!
※配信中の投げ銭も可能です!! ぜひご協力ください!!

 
視聴・チケット購入
https://twitcasting.tv/loft_heaven/shopcart/26819

 
アーカイブについて
配信終了後から10月29日23:59まで視聴可能です(その間も配信チケットご購入頂けます)。
リアルタイムでのご視聴ができない方は、アーカイブでお楽しみください!

 



 

NHK Eテレ『私だけかもしれない講座』

 
放送概要
日程:2020年9月22日(火・祝)
時間:午後10:50~11:25
出演:坂口恭平,リンリン(BiSH)

 
番組詳細
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=25422

 

「私だけかもしれない悩み」に向き合う、NHK史上最もニッチな講座番組

人には言いづらく、“私だけかもしれない”と悩むことってありますよね。
この番組は、そんな悩みと向き合い楽しく生きている方を講師に迎え、超個人的な対処法や研究論、そして実践結果を「この世のどこかにいる自分と同じようなひとり」に向けてお届けする番組です。

一見コミカルで“子ども番組風”ですが、蓋を開けたらなんとまあ、とってもディープな世界が広がっています。99.99999%の人には意味がなく、役に立たないかもしれませんが、0.00001%の人へ向けたNHK史上最もニッチな教育講座(!?)の始まりで~す!

赤いセーターが講師を務めます

本日の講師:赤いセーターこと
「よく落ち込む大学」坂口恭平名誉教授 ※実在しない大学です

第1回のテーマは「飲み会がイヤでたまらなかった件」

第1回の“私だけかもしれない悩み”は、講師・坂口さんの、「飲み会に行くとバカみたいに騒いで、『飲み会キャラ』だと思われているが、実はイヤでたまらなかった」という事例です。
坂口さんがそう思っていたのは約20年前の20歳前後のこと。飲み会の翌日は、人が変わったかのようにものすごく落ち込んで、ふさぎ込んでいたそうです。

もともと知らない人たちの集団が苦手な坂口さん。会話をしても頭に入らず、窮屈さを感じるようになり、究極に悩み込んだ果てに22時間起き続けることもあったのだとか。
そんなとき、坂口さんは自分の頭の中で作り上げた自分との対話で考察するそうです。対話の相手は、またまた出ました「よく落ち込む大学」の哲学科教授・悩見なやみ太郎たろうさん。

坂口さんは、この悩見さん(脳内の自分)から教えてもらった視点を変えてみることを取り入れ、ある仮説を打ち出します。

それが、「小学4年生の生活時間で過ごすとハッピーになれる?」と、「私だけのライフスタイルマガジンの編集長になってアウトプットしまくると飲み会に行かなくてよくなる?」ことです。

番組後半は、その実証経緯と結果を大発表。坂口さんは、今どんな生活を送っているのか、どんな持論にたどりついたのか、実際の生活と照らし合わせて詳しく語ります。講座の合間は、坂口さんの歌で休憩しつつ(いきなり歌います)、熱くてクスッと笑える講義を、ぜひお楽しみに!

 



 
坂口恭平さんからメッセージ!

この10年、僕は死にたい人であれば誰でもかけることができる電話サービスをやっています。話を聞いていて、みなさんよく口にするのが、「誰にも相談できなかった」です。つまり、ひとりぼっちで悩んでいて、さらにそう考えているのは私だけかもしれないと思って電話をかけてくるんです。電話では、僕だって悩みがあって、感情の浮き沈みもありましたし一緒なんだよということを、のべ2万人の人たちに話してきました。
でも、もしこの電話サービスのことを知らなくてひとりでもがいている人がまだたくさんいるとしたら。そういった人も目にする可能性があるのがテレビだと思うので、その人たちへ向けて、おもしろおかしく僕の実体験を話してみることにしました。
今日は、自分でいろいろグラフを書いたり、パフォーマンスをしたり、歌ったり、台本もないのでいろいろ脱線もしましたが、そうやって「悩んだらエンタメ化する」クセを見てほしいです。それらを通して、見てくれるみんなの心をほぐすというか、肩をポンとたたくとか、そういう寄り添いができたらいいなという考えです。立ち位置としては、その辺にいる気のいい先輩みたいな(笑)。
せちがらい世の中に、ここ数か月はマスクで顔を覆ってみんな心を閉ざしているように見えるし、僕の言っていること、やっていることがほんの一部の人にしか刺さらないかもしれませんが、ひとりでも刺さる人がいる限り発信していきたいですね。誰かの何かの引っかかりになるようなことがしたいなといつも思っています。

 

 



 
坂口恭平

1978年、熊本県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年に路上生活者の住居を撮影した写真集『0円ハウス』(リトルモア)を刊行。以降、ルポルタージュ、小説、思想書、画集、料理書など多岐にわたるジャンルの書籍、そして音楽などを発表している。2011年5月10日には、福島第一原子力発電所事故後の政府の対応に疑問を抱き、自ら新政府初代内閣総理大臣を名乗り、新政府を樹立した。躁鬱病であることを公言し、希死念慮に苦しむ人々との対話「いのっちの電話」を自らの携帯電話(090-8106-4666)で続けている。14年、『幻年時代』で第35回熊日出版文化賞受賞、『徘徊タクシー』が第27回三島由紀夫賞候補となる。16年に、『家族の哲学』が第57回熊日文学賞を受賞した。現在は熊本を拠点に活動。2023年に熊本市現代美術館にて個展を開催予定。


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