言いたいことは言えちゃうこんな世の中 第18冊 | reading note 連載コラム
暑中お見舞い申し上げます。どうも平田です。
暑いですね。夏だから当然でしょう。
でもたまには裏切ってくれても楽しいのにな。
例えば春が過ぎて次に夏が来る気がするのに、そのまままた冬に戻って、また春が来たと思ったら実はもう秋でまた冬が来て、夏は2回休みみたいな。でも稀にそんな時あるよね。冬服と春服を衣替えした後に、また冬に逆戻りする時。あれ実は神様がイタズラでやってたりするのかな。みんなの期待裏切りますみたいな感じで。
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ご無沙汰になりました。久しぶりのコラムでございます。この文章を書きながら実はもうコラムの掲載は終了していて、データを送ったら、
「平田さん?誰ですか?」
なんて言われて、編集の人にコイツこんな下らないコラムをまだ載せてもらうつもりだったのかよ、マジかよ神経疑うぜとか思われたらどうしようってソワソワしています。
どうか無事皆様の目に触れられますように。
今日は近頃まで空前の大大大マイブームだった無印良品について書き殴りたいと思います。うりゃー。
昔は、僕の感覚では、ボーダーの服を買うならユニクロか無印良品かって感じでした。
え?どんな感じそれ?
ユニクロって今でこそオシャレなファストファッションって印象ですが、昔はシンプルイズベストみたいな感じで、全ての服が何の変哲も無いTHE好青年感丸出しでした。そんな僕が敬愛していたユニクロと距離をとりはじめたキッカケがあります。
それが
「それお前ユニクロやろ」事件です。
この当時この一言に僕らは混乱し、戸惑い、なすすべもなくただただ立ち尽くしていた。
「それお前ユニクロやろ」の一言は、まるでトランプゲームのダウトをやってるみたいな、1~13までを手札の中のカードで相手にいかにバレないように、あたかも正しいカードを置いてる風を装い、順番に置いていくあのゲーム。知らない人は検索してね。
その当時、思春期真っ只中だった僕らにとって、自分の身なりを他人からイジられると言うことは、とてつもなく恥ずかしい事とされていました。
どうかこの服だけはユニクロって「バレませんようにバレませんように」って恐る恐る外に出かける。
しかし、どこからともなくこんにちは審査員ですみたいな奴が、こちらの服装を舐め回すように眺めた後、勝ち誇った表情で放つ一言
「それお前ユニクロやろ?」
バレたー。 どうしてだ。これは最近発売された新商品ではなく、オカンがワゴンセールから買ってきた売れ残りの500円のTシャツなのに。
そして無残にもその後続く言葉は決まって
「〇〇も同じの着とったで」
この〇〇ってのが肝で、〇〇がクラスを代表するリーダー的存在ならいいが、服装に無頓着ないわゆるダサい奴とされてるヤツだった場合、今後この服を着るたびにその名前で呼ばれる事になる。※〇〇くんは悪くないのに、ネタにしてごめんね。
神様もう二度とこの服は着ません。そう何回誓って押入れの奥へユニクロの服をしまった事でしょうか。
僕らはこの言葉の破壊力に未来を奪われ、もう明るい明日なんて二度と来ないんだと知らしめられた。
そんな幼き頃の記憶。
しかし、ユニクロで購入したってバレたらダサイっていうあの風潮から、いつのまにか
「その服オシャレやな。どこで買ったん?」
「これユニクロやで」
「そうなん!?めっちゃオシャレやん。」
こんな風に、一見高そうなお洒落アイテムが実はユニクロで購入した事を明かすと、一気にリスペクトへと変わる。そして僕らはお金じゃ買えない優越感を手に入れる。
つまりユニクロは安くお洒落な服を売ってるんじゃなくて、こんなお洒落なアイテムをユニクロから探し出した貴方に、アイツは「お洒落で賢い買い物上手な人」という優越感までくれるのだ。こりゃ勝ち目はありませんね。成長を遂げたユニクロに拍手を。そして今の中高生達よ、君たちはとてつもなく幸せな時代に生まれたね。
あれ?なんの話しようとしてたっけ?
無印良品が置き去りとなってました。すいません。
無印良品のレトルトにどハマりして、ファンの方達からも本当に沢山のレトルト食品を頂きまして、毎日のようにグリーンカレーやチキンカレー、キーマカレーとカレー三昧。
そしてそんな生活が1ヶ月続いた僕はついにその味に飽きてしまいました。
みんなのおかげで脱、無印良品レトルト生活が出来ました。
心より感謝を。
そしてこれからこのコラムもまたどうぞ宜しくお願い致します。
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