言いたいことは言えちゃうこんな世の中 第3冊 | reading note 連載コラム
どうも平田です。すでに発表されましたが年内のライブをもってドラムの平郡が脱退する運びとなりました。
平郡(以下アイツ)とはもはや家族と変わらないくらいの時を過ごしてきました。そもそも俺の音楽人生の始まりは、アイツの運転する自転車の荷台に乗ってた時だったと思います。
「バンド一緒にやらへんか?」って唐突に誘われて、照れ隠し半分と冗談にしか思えなかった俺は「無理無理」って茶化してその場を終えた記憶がある。その当時アイツはすでに軽音部でバンドを組み、俺はそのライブを見に行く側の人間だった。正直憧れていた。音楽のおの字も知らなかったけどバンドってヤツとアイツに憧れていた。
それから数年経ってやっぱりバンドが無性にやりたくなって、アイツに声をかけ、集まった他のメンバーと共にコピーバンドを始めた。それがバンドの始まり。コピーバンドから初めてオリジナル曲を作った時、アイツはいい曲だと誰よりも気に入ってくれた。曲名は確か「明日へ向かって」ダサすぎて震える。
よくよく考えると初めの頃はアイツに気に入ってほしくて、必死にいい曲を作ろうとしていたと思う。
そういえばアイツの結婚式に曲作ったなー。初めて人に曲を作った。(実は昔のアルバムにその曲は収録されてる)曲名は恥ずかしいので言いえません。運良く昔のアルバムをお持ちの方は歌詞など読んで探して見て。アイツのスピーチ泣いたなー。お金がなさすぎて祝儀はメンバー3人で¥15,000だった件は今でもネチネチ嫌味を言われます。(死ぬまで言われそう。。)
よく考えてみたら俺はアイツ以外とバンドを組んだことがないんです。藤井フミヤ流で言うならば「振り返るといつも君が笑ってくれた」状態です。
思い出せばキリがないほどの思い出がある。やり残した事も叶えてない夢も守れなかった約束も。肝心な時に人は何も言えないよな。アイツとの最後のライブの日までには、ちゃんと言葉に出来るようにしないとな。アカン。。全然言葉が続かない。次のコラムまでに言葉まとめます。ごめんなさい。
残ったライブは数えるほどしかないけどよろしければアイツの最後見に来てやってください。
そしてこれからもreading noteを宜しくお願いいたします。
今月のオススメの本は百田尚樹/カエルの楽園。
これは童話に見せかけた日本をカエルの世界で表現したノンフィクションのような物語。考えさせられる内容。教科書にすれば面白いなって思いました。ぜひ読んで見てください。
編集部より
平郡智章さん脱退に際し、平郡さんおよびメンバーのコメントが下記URLに公開されています。
https://www.readingnote.net/news
reading note「性癖」-MUSIC VIDEO-
最新作品
reading note『人間味』
発売:2017年6月28日(水)
価格:1,800円(税込)
品番:FFCR-0003
レーベル:for future company records
収録曲:
1. ケダモノ
2. 人間味
3. 性癖
4. 五月の雨
5. 夢想病
6. 食べ頃
今月のおすすめ本
カエルの楽園
著者:百田尚樹
発売:2017年8月27日(文庫版)
価格:562円
ライブ情報 |
10月17日(火)には渋谷TSUTAYA O-nestにて初のフロアワンマン「お好きなところからご賞味あれ」を開催。チケットソールドアウトで、大盛況のうちに終了している。 https://www.readingnote.net/
reading noteのボーカルギター |
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