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東京・千葉で活動しているサイダーズの初めてのミュージックビデオ『ハイシーズン』が公開された。

 
サイダーズは千葉県出身で2011年に結成、一人はノッポであとは新加勢大周の5人組で、東京・千葉県を中心に敗北者のポップスを鳴らすオモチャロケンローバンドだ。

2015年のインディーズシーンで本流となっている「シティポップ」とは一線を画し、しかしながらどこか懐かしさの漂う普遍性に満ちたポップソングは、「下総ニュータウンポップ」と称されている。

 
監督を務めたのは、自身もバンド「皆様ズ」で活動する皆様ズパラダイス。

皆様ズは、クラウドファンディングで出資を募った『皆様ズ×TUNECORE JAPAN　24時間ネットTV～俺が地球を救う～』などのイベントも開催している。

 
今回のMVは、サイダーズの「ハイシーズン」という楽曲を、過ぎ去った夏のどうしようもなさや、疎外感・傍観者の視点をテーマにしたものだと勝手に解釈して撮影したのだという。

MVには「可愛い女の子出しときゃみんな見るだろ」というミュージックビデオ史の伝統に則り、視聴者の脳内補正によってどんな絶世の美女にもなり得る段ボール箱をかぶった女性がフィーチャーされている。

ビデオの最後には、被っていた段ボールを脱ぐのだが・・・。

 
ロケーションの利を活かせなかった、千葉県稲毛海岸の真っ白な曇り空にも注目してもらいたい。