2019-03-08 12:00

しゃしくえ、新作アルバム『Darkness』3月31日に発売。”無”と”闇”への接近を試みた、メンバーにすら完全には理解できない特異な作品に

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しゃしくえが、制作期間4年を費やした5年ぶりの2ndアルバム『Darkness』を3月31日(日)にリリースすることになった。

 
彼らは2007年に当時16才だった田中耕太郎により始動。 ロシア音楽の研究者でもあるピアニスト・山本明尚と、多彩な声を操るヴォーカリスト兼ヴァイオリニスト・大福の3人組バンド。田中は2012年から「俺はこんなもんじゃない(OWKMJ)」でもギタリストを務めている。

 
今作は10人のゲストを迎え、ギター特有の不協和音作曲を追求する田中の楽曲に、メンバーとゲストが演奏をダビングしていく形で制作。各ゲストはバンドのベーシック録音の上で即興的な演奏を繰り返し行い、それらを田中がDAW上で取捨選択/ミキシングしてひとつの音源に仕上げていったとのこと。

 
録音手法はジャコ・パストリアスの歴史的名作「ワード・ オブ・マウス」で採用した方法へのオマージュで、このアプローチによって人間の意識の外側に存在する決して触知できない「無」の領域、あらゆる感情や価値が存在しない「闇」への接近を試みた結果、メンバーにすら完全には理解できない特異な作品が完成した。

 
M1「流れの中のありがとう」のミュージックビデオとアルバムダイジェストが公開された。また、いがらしみきお氏、西脇一弘氏によるコメントも発表された。チェックしてみよう。

 
 


流れの中のありがとう(Thanks For Your River)|しゃしくえ Shacique

 


The 2nd Album “Darkness” Digest | しゃしくえ Shacique

 
 

 
しゃしくえ『Darkness』

発売:2019年3月31日(日)
価格:2,000円+税
品番:AED-001
レーベルan ear

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TOWER RECORDS ONLINEでみる

収録曲:
1. 流れの中のありがとう(Thanks For Your River)
2. Jasmine
3. Little Elephants
4. Little Dragons
5. 走れ!ブルドッグ
6. それが恥ずかしくて笑ってしまう
7. 湖(2つの横顔のための)[instrumental]
8. To The Dark, Some Vocal Cords
9. ユートム(2009年の友に)
10. 力の波
11. 伝説という感じな気がするのだが
12. In The Dark, Japanese Ground
13. 闇
14. 氷だけが
15. From The Dark
16. 流れの中のありがとう(See You River)
17. 平成ダヤマのポッポ鳥

 
Guest Players:
青木龍一郎 Ryuichiro AOKI [from HASAMI group]
江原優美香 Yumika EHARA
大西かずき Kazuki OHNISHI [from トゥラリカ, 鑑み大西]
岸田佳也 Yoshinari KISHIDA [from トクマルシューゴ, OWKMJ, MACOGHARI, and more]
佐志田葉輔 Yosuke SASHIDA
利根川信也 Shinya TONEGAWA [from 浜田山ワードオブマウス]
日高理樹 Riki Hidaka
松村拓海 Takumi MATSUMURA [from 1983, OWKMJ, 菅原慎一BAND, nariiki]
横山匠 Takumi YOKOYAMA [from トゥラリカ, THE ACT WE ACT]
ヨロズユイ Yui YOROZU [from ぬらりひょん, citrusplus]

 

推薦コメント

 
世界は一枚のレコードのようなものだと思っていた。
我々はレコードプレーヤーでそこで再生される音楽こそ意識なのだ。
ではその音楽を聴いているのは誰なのか。
もちろん我々なのだが、ほんとうは神様が聴いているのだろうと思っていた。
しゃしくえの音楽はそのことを思い出させてくれた。

-いがらしみきお

 

田中くんに出会った時、
彼は高校生だったから
もう10年くらい前のこと。
以来僕は彼が仲間と共に作る
音楽作品を追いかけて聴いている。
今回の作品もまたいつもの如く
「今までで一番輝いている作品」

彼の作るメロディーは
いつも通り不変に彼らしく、
周りを取り巻く音響は
また新たな風景を魅せている。

田中くんは相変わらずの
音楽偏愛家ぶりを発揮して、
矛盾の竜巻を響かせる。

聴いたことがないような、、
懐かしい風が吹いている。

田中くんもいつか僕と同じ歳になる。
そして振り返ればいい。
咲いていた花の匂いを
昔歌った歌の響きを

-西脇一弘 (ex.SAKANA)

 



 
しゃしくえ
2007年、当時16才だったギタリスト / SSWの田中耕太郎によって始動。現在は、ロシア音楽の研究者でもあるピアニスト・山本明尚と、多彩な声を操るヴォーカリスト兼ヴァイオリニスト・大福を含むトリオ編成。2014年、制作に2年を費やした2枚組の1stアルバム「キラリティ」を円盤からリリースし、一部のマニアックなリスナーや音楽関係者から高評を博す。その後も地道な制作 / ライヴ活動を続け、今に至る。2019年、10人のゲストを迎え制作に4年を費やした2ndアルバム「Darkness」を発表。なお田中は2012年からバンド「俺はこんなもんじゃない(OWKMJ)」でもギタリストを務めているほか、他アーティストのサポート演奏などでも活動している。

 
メンバー:
田中耕太郎 Kotaro TANAKA
山本明尚 Akihisa YAMAMOTO
大福 Dai-Fuku


インフォメーション

タイトル
開催日時
開催場所
料金
アクト
連絡先
WEBサイト しゃしくえ 公式サイト
WEBサイト 2ndアルバム『Darkness』特設サイト
twitter https://twitter.com/shacique_tanaka
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