2018-07-27 19:00 Fuhito Kitahara

カジヒデキ、50代初リリースとなる『秋のオリーブ』9月5日に発売決定。堀江博久、おとぎ話、冗談伯爵、中川理沙、かせきさいだぁらが参加

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カジヒデキが、新作EP『秋のオリーブ』を9月5日(水)にリリースすることになった。

 
今作は、作品提供やプロデュース、CMやTVの楽曲提供など、幅広い音楽制作をして来たカジヒデキのこの数年の近況報告盤的なニュアンスと、25年来の盟友・堀江博久プロデュースの下、この2年間に数回ライブサポートもして親交を深めてきたおとぎ話との2曲のセッションは、来るべきニューアルバムへの序章とも言える内容に。

 
NHK Eテレの朝の人気番組「シャキーン!」で1ヶ月間毎日オンエアされ大反響を得た「きみはちから」のセルフカバーや、この春に出身地である千葉県の千葉信用金庫のCM用に書き下ろした「大好きな街」のフルバージョン、カジがキュレーターを務める話題のキャンプフェス『PEANUTS CAMP』用に制作した「ピーキャン音頭」(配信限定で先行発売中)など、5曲を収録。

 
盟友・堀江博久やおとぎ話を始め、冗談伯爵、中川理沙(ザ・なつやすみバンド)、かせきさいだぁらが参加している。

 
ジャケットは、カジがリクエストしたという漫画家・岡崎京子氏の作品「恋人たちⅡ」のイラストを使用。また、ブックレットや宣材写真の撮影は、90年代雑誌「Olive」の撮影を担当していた天日恵美子氏に依頼するなど、カジの「Olive」愛がギュッと詰まった1枚に仕上がった。

 
なお、8月26日(日)の『PEANUTS CAMP 2018』、9月15日(土)の『KOYABU SONIC 2018』では、おとぎ話、堀江博久とともに新曲を披露する予定とのことだ。

 

カジヒデキによるコメントが発表された。

今回のEP「秋のオリーブ」は僕にとって、ホップ・ステップ・ジャンプ(表現が古くて申し訳ない)のステップ盤になります。
ホップ盤は、今年の春に開催したカフェライブツアーのライブ会場でのみ販売した4曲入りカセット「THE PERFECT DAY E.P.」で、ジャンプ盤は来春リリース予定のフル・アルバムになります。そもそも、この作品のタイトル曲「秋のオリーブ」を含む2曲のプロデュースをしてくれた長年の友人であり、DOTS + BORDERSの相方でもある堀江博久くんとガッツリと一緒に作品を作ろうと話したのは、昨年6月のこと。昨年8月頃から曲作りを始めてはいましたが、その頃からこの春までの間に、様々なアーティストへの楽曲提供やプロデュースの仕事が入り、ようやく今年のGW頃から、後回しになっていた自分自身の作品にやっと着手出来たという感じです。

今回のEPのタイトル「秋のオリーブ」は、個人的にもとても好きだった雑誌「Olive」からインスパイアされました。最初にCDのタイトルを「秋のオリーブ」と決めて、歌詞を書き始める前に曲タイトルも「秋のオリーブ」「夏の終わりのセシルカット」にし、そのイメージから歌詞を書き始めるという、僕にとっては異例の作業をしました。

そう、このEPのテーマは「オリーブ」。「夏の終わりのセシルカット 」の歌詞が書きあがった時、ジャケットは岡崎京子さんが書かれたセシルカットの女の子のイラストを使いたいと直感で思いました。そして、アーティスト写真やジャケットのインナーの写真は、90年代「オリーブ」で大活躍され、98年から2年ほどやらせて頂いた僕の連載「半魅力的な僕の生活 – Semi-Charmed Life 」のページの写真も撮ってくれていた天日恵美子さんに撮影して頂きました。連載終了以来なので、実に18年ぶり!それくらい、個人的レベルでオリーブに対する愛情を、ささやかに爆発させたのが、この「秋のオリーブ」です。

その2曲をプロデュースしてくれたのが堀江博久くん。彼の提案で、一昨年から時々僕のライブのサポートをしてくれているバンド「おとぎ話」と一緒にやることが決定。僕自身も彼らのファンであり、彼らの楽曲には「きゅーと研究会」というのがあるくらい、とてもチャーミングなバンド。 素晴らしい演奏と歌で強力にサポートしてくれました。
他の2曲は冗談伯爵の新井俊也さんが編曲。昨年12月にNHK Eテレの朝の人気番組「シャキーン!」用に書いた「きみはちから」のアレンジを新井さんに依頼したところ、僕の想像を遥かに上回るトラックを作って下さり、この春に千葉信用金庫のCM用に書いた「大好きな街」でも、その強烈な才能を遺憾無く発揮してくれています。ちなみに「きみはちから」は個人的にもとても気に入っている曲で、アコースティックセットのライブでは昨年11月頃からずっと演奏をしてきました。そして昨年の夏、僕がキュレーターを務めるフェス「ピーナッツキャンプ」用に作った「ピーキャン音頭」も、この度日の目をみることになりました。初の音頭制作でしたが、ここ数年は野宮真貴さんが、かつてのピチカートファイブの名曲の盆踊りバージョンを作られていたので、それにもインスパイアされましたし、元を辿っていくと大瀧詠一さんだったり、レジェンドな方々のスピリットも盛り込んでみました。

90年代からの素晴らしい仲間やカルチャー、そしてここ数年仲良くなった新しいブラッズ。「オリーブ」というテーマの下、自分なりにとても納得のいく作品が完成しました。これが次のジャンプ = フル・アルバムに強力に繋がっていき ますので、どうかこの50男のピュアなパッション(情熱)にご賛同頂けたら嬉しいです。

2018/7/27 カジヒデキ

 

 
カジヒデキ『秋のオリーブ』

発売:2018年9月5日(水)
価格:1,500円+税
品番:DDCB-12104
RELEASED BY BLUE BOYS CLUB | AWDR/LR2

Amazonでみる
TOWER RECORDS ONLINEでみる

収録曲:
1. 夏の終わりのセシルカット
2. 秋のオリーブ
3. きみはちから
4. 大好きな街 – My Fav City –
5. ピーキャン音頭

 
 

 
カジヒデキ『ピーキャン音頭』

発売:2018年7月25日
価格:270円
品番:DDCB-12104_ep
RELEASED BY BLUE BOYS CLUB | AWDR/LR2

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収録曲:
1. ピーキャン音頭

 



 
カジヒデキ

1967年5月8日、千葉県出身。1996年にソロデビュー。「ラ・ブーム ~だって MY BOOM IS ME~」など数々のヒット曲を放ち、90 年代の渋谷系を牽引。ソロ・デビュー前からスウェーデンに渡り、タンバリン・スタジオなどでレコーディングを行う。イベント「BLUE BOYS CLUB」主宰やTBSラジオ「オーディナリーミュージック」、bayfm「SPACE SHOW- ER MUSIC RADIO」、渋谷のラジオ「渋谷のラジオの渋谷系」パーソナリティ、音楽フェス「PEANUTS CAMP」キュレーションなど幅広く活躍中。昨年末、Eテレの人気番組「シャキーン!」内のシャキーンミュージックで書き下ろした楽曲「きみはちから」も話題に。「PEANUTS CAMP 2018」8月25、26日開催決定!

 

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