2017-06-13 18:00 Fuhito Kitahara

大城美佐子、ニューアルバム『島思い〜十番勝負』7月5日発売。知名定男、宮沢和史、ネーネーズら芸道60周年を彩るアーティストと共演

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大城美佐子が、ニューアルバム『島思い〜十番勝負』を7月5日(水)に発売する。

 
大城美佐子は、80才を超えてなお精力的に活動する、沖縄民謡現役最高峰の唄者。今作は、ゆかりのある唄者やミュージシャンが集結し、「十番勝負」と題し大城美佐子と共演する新録アルバム。

 
昨年の歌手休業宣言以来初のレコーディングとなる宮沢和史との初共演を始め、姉弟弟子であり長年の盟友でもある知名定男、こちらも初共演となるネーネーズや、安里勇、徳原清文、前川守賢など錚々たる唄者に加え、現在沖縄で人気急上昇中のDJユニットCHURASHIMA NAVIGATORによるデビュー曲「片思い」のリミックスなど、大城美佐子の60年を集約した愛蔵盤になること間違いなしだ。

オリジナルの「片思い」(1962年録音)もボーナストラックとして収録される。

 
なお、同日にはアナログ7inch『加那よー/片思い』のリリースも決定している。

 

参加アーティストからコメントが発表された(抜粋)



初めてお会いしたのは10年前、東京で唄会をされた時のこと。それまでは一方的なファンでした。その日ご挨拶できるのが楽しみで仕方なかったことを覚えています。今回の「でいごの花」は、定男さんのコンサートで念願叶い美佐子さんと初共演した曲。思い出のコンビ唄です。沖縄民謡を勉強し始めた頃、特に聴きこんだのが嘉手苅林昌さんと美佐子さんのコンビ唄でした。僕が最も愛する沖縄民謡のひとつ「白骨節」も、美佐子さんの歌で知りました。大城美佐子=戦後の沖縄民謡史です。そもそもなぜ沖縄民謡が存在するのか、なぜその唄が生まれたのか、そういうひとつひとつの物語を知って歌ってらっしゃる偉大であり貴重な唄者、大城美佐子の年表の片隅に自分の名前を添えさせていただける喜びを今かみしめています。

宮沢和史

 



 
会うたびに緊張する大先輩。私たちにとって雲の上の存在です。ネーネーズの曲で美佐子先生をテーマにしている唄があって、お会いする前はその勝手なイメージから「怖そう」と想像していたけれど、実際は気さくで優しくてお茶目。目で耳でついその言動すべてを追いかけてしまいたくなるほど、とっても可愛らしい方で感激しました。いつも上品で、三線を抱えた立ち姿も煙草を吸う姿も、なんでも絵になる。歌い手として女性として、こういう年の重ね方をしたいなと思う憧れのひとです。美佐子先生が歌う曲で一番好きなのは全員一致で「下千鳥」。かっこよすぎてシビれますね。今回の共演は未だに信じられないくらい光栄なお話。美佐子先生とこうしてずっと残る作品を作れて本当に嬉しい。私たちの誇りです。

ネーネーズ

 

 
大城美佐子『島思い~十番勝負』

発売:2017年7月5日(水)
価格:2,800円+税
品番:UBCA-1057
発売元:有限会社タフビーツ
販売元:株式会社スペースシャワーネットワーク
※参加アーティストのコメント付き

Amazonでみる
TOWER RECORDS ONLINEでみる

収録曲:
01. 裏座小/大城美佐子×大城琢
02. 県道節/大城美佐子×ネーネーズ
03. でいごの花/大城美佐子×宮沢和史
04. ちぶみ/大城美佐子×宮里恵美子
05. 夜半参り/大城美佐子×知名定男
06. 軍人節〜熊本節/大城美佐子×喜友名朝樹
07. 片思い(remix)/大城美佐子×Churashima Navigator
08. かぬしゃまよー/大城美佐子×安里勇
09. 情の唄/大城美佐子×前川守賢
10. あきとーなー〜でんすなー節/大城美佐子×徳原清文
11. 片思い(1962年録音)[ボーナストラック]

 
 

 
大城美佐子『加那よー/片思い』

発売:2017年7月5日(水)
価格:1,800円+税
品番:ORJA-101
流通元:沖縄レコード商事
仕様:アナログシングル(7inch 45回転)
※沖縄県内CD店や、各わしたショップ、沖縄宝島系列などで販売します。

収録曲:
side A. 加那よー(沖縄民謡)
side B. 片思い(作詞・作曲:知名定繁)

 



 
大城美佐子

大阪市大正区北恩加島生まれ、名護市辺野古育ち。幼少期の一時は内地でも暮らす。祖父や親戚に古典音楽の名人を持ち、20歳頃から古典や舞踊を習う。普久原恒勇や上原直彦らに強く勧められ、知名定男の父、知名定繁に弟子入りして民謡の道に進む。1962 年シングル「片思い」でデビュー。その伸びやかな高音が「絹糸の声」と評され大ヒットとなる。やがて三線1本を抱えて東京、神奈川、大阪など内地を長らく彷徨の後、沖縄に戻り、民謡界の至宝、嘉手苅林昌とデュオを組む。林昌をして「コンビ唄はミサーに限る」と言わしめたほどの名コンビとして活躍。数々のライブやレコーディングに伝説を残す。林昌の物故後もCD、海外・国内の公演、映画、テレビなどで疲れを知らずに活躍。2007年に約10年振りのアルバム『唄ウムイ』を発売し話題を呼ぶ。2012年の 3月にはアイヌのトンコリ奏者/プロデューサーでもあるOKIとのコラボアルバム『北と南』をリリース。2016 年、高嶺剛監督の映画『変魚路』に出演。2017年、芸能生活60周年を迎え、7月5日にはニューアルバム『島思い〜十番勝負』がリリース。80歳を超えるもなお、変わらず多方面の活動を続けている。

 

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