大城美佐子の名演がアナログ7inchでリリース決定。80才を超えてなお精力的に活動する沖縄民謡の最高峰

2017-06-05 19:30 Fuhito Kitahara

大城美佐子の名演がアナログ7inchでリリース決定。80才を超えてなお精力的に活動する沖縄民謡の最高峰

沖縄民謡現役最高峰の唄者・大城美佐子の名演が、アナログ7inchで7月5日（水）にリリースされることになった。

大城美佐子は、80才を超えてなお精力的に活動する、沖縄民謡現役最高峰の唄者。今作は、その芸道60周年を記念して、1975年に発売されたレコードから、大城の代表曲ともいえる「加那よー」と、デビュー曲「片思い」を42年の時を越えてアナログ7インチでシングルカットしたもの。

ルポライター竹中労氏がプロデュースし、嘉手苅林昌、知名定男、普久原恒勇という豪華布陣を得て、コザの料亭の座敷で録音された貴重な音源だ。

なお、同日にはタフビーツからは、旧友の知名定男を始め、宮沢和史、ネーネーズ、安里勇、徳原清文、前川守賢など錚々たる共演者を迎えたニューアルバム『島思い～十番勝負』の発売も決まっている。

当時のレコード解説書で竹中氏はこう綴っている。

美佐子にとっても、『加那よー』は最高の持唄であり、他の歌手の追ズイを許さない。
彼女にはこのほか、女の情感をうたった絶唱が数あるが、一つだけといえば、沖縄の誰もがためらうことなくこのうたを挙げるだろう。　
――名曲は名唱を得て、はじめて人の心を衝つのである。

大城美佐子『加那よー／片思い』

発売：2017年7月5日（水）
価格：1,800円+税
品番：ORJA-101
流通元：沖縄レコード商事
仕様：アナログシングル（7inch 45回転）
※沖縄県内CD店や、各わしたショップ、沖縄宝島系列などで販売します。

収録曲：
[side A]
加那よー（沖縄民謡）

うた：大城美佐子
三線：普久原恒勇、知名定男
太鼓：嘉手苅林昌
From the album「飄〜嘉手苅林昌の世界その2〜」COCJ-38627

[side B]
片思い（作詞・作曲：知名定繁）

うた：大城美佐子
三線：嘉手苅林昌、知名定男
ヴァイオリン：普久原恒勇
From the album「情〜嘉手苅林昌の世界その3〜」COCJ-38628

大城美佐子『島思い～十番勝負』

発売：2017年7月5日（水）
価格：2,800円+税
品番：UBCA-1057
発売元：有限会社タフビーツ
販売元：株式会社スペースシャワーネットワーク
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大城美佐子

大阪市大正区北恩加島生まれ、名護市辺野古育ち。幼少期の一時は内地でも暮らす。祖父や親戚に古典音楽の名人を持ち、20歳頃から古典や舞踊を習う。普久原恒勇や上原直彦らに強く勧められ、知名定男の父、知名定繁に弟子入りして民謡の道に進む。1962年シングル「片思い」でデビュー。その伸びやかな高音が「絹糸の声」と評され大ヒットとなる。やがて三線1本を抱えて東京、神奈川、大阪など内地を長らく彷徨の後、沖縄に戻り、民謡界の至宝、嘉手苅林昌とデュオを組む。林昌をして「コンビ唄はミサーに限る」と言わしめたほどの名コンビとして活躍。数々のライブやレコーディングに伝説を残す。林昌の物故後もCD、海外・国内の公演、映画、テレビなどで疲れを知らずに活躍。2007年に約10年振りのアルバム『唄ウムイ』を発売し話題を呼ぶ。2012年の3月にはアイヌのトンコリ奏者／プロデューサーでもあるOKIとのコラボアルバム『北と南』をリリース。
2017年、芸能生活60周年を迎えるもなお、変わらず多方面での活動を続けている。

インフォメーション

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WEBサイト	：	大城美佐子の店「島思い」公式サイト
WEBサイト	：	大城美佐子公式ブログ
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