2022-07-05 20:00 Fuhito Kitahara

Sam Prekop & John McEntire、初デュオアルバム『Sons Of』7月22日急遽発売決定。緻密に練り上げられた聴き応えのある作品

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Sam PrekopとJohn McEntireが、初デュオアルバム『Sons Of』を7月22日(金)にリリースすることになった。

 
Sam PrekopはThe See and Cakeのフロントマンで、John McEntireはTortoiseの実質的なリーダー。

 
今作は、インプロ的なライブ音源やリモートでのコラボレーションをベースに制作。長尺な曲が多いにも拘らず、予想以上に聴き易くポップで、刺激的、緻密に練り上げられた聴き応えのある作品に仕上がっている。

 
アルバムタイトルは、2002年の『HAPPY END PARADE〜tribute to はっぴいえんど〜』に参加していた片寄明人(GREAT3) + John McEntire のユニット名「Sons of」から取ったとのこと。

 
その縁もあって、今作には片寄明人氏がライナーノーツを執筆。また、Sam Prekopもお気に入りの金沢在住のサウンドアーティストASUNA氏もライナーノーツを寄せている。

 
収録曲「A Ghost At Noon」が先行配信された(iTunes)。チェックしよう。

 
 


Sam Prekop & John McEntire「A Ghost At Noon」

 
 

 
Sam Prekop and John McEntire『Sons Of』

発売:2022年7月22日(金)
価格:2,200円+税
品番:THRILL-JP 54 / HEADZ 254 (原盤番号:THRILL 578)

◎ 解説:片寄明人(GREAT3)、ASUNA
◎ 日本盤のみ完全未発表のボーナス・トラック1曲を追加収録決定
◎ 世界同時発売(2022年7月22日)

 
Amazonでみる
TOWER RECORDS ONLINEでみる

 
収録曲:
1. A Ghost At Noon
2. Crossing At The Shallow
3. A Yellow Robe
4. Ascending By Night
5. Gathering At The Gate
※Track 5は日本盤のみのボーナストラック

 
Music by Sam Prekop and John McEntire
Recorded in Chicago and Portland 2021/2022
Mastered by John McEntire

Photo by Heather Cantrell
Artwork/design by Sam Prekop
Layout by Daniel Castrejón

 

作品解説

 
ザ・シー・アンド・ケイク(The Sea and Cake)のフロント・マン、サム・プレコップ(Sam Prekop)と、トータス(Tortoise)の頭脳(実質的リーダー)で、サムとはバンドメイトでもあるジョン・マッケンタイア(John McEntire)による、デュオとしての初のコラボレーション・アルバムが完成。

海外では100本限定のカセットと超限定のCDでのみリリースされるそのアルバム『Sons Of』を、日本では超限定にはせず、ボーナス・トラックを追加してリリース。マスタリングはジョン・マッケンタイアが担当し、アートワーク/デザインはサム・プレコップが担当。

二人のデュオ作品としては、2019年にMapstationとのスプリットでリリースされた「Kreuzung」以来となりますが、この様な単独でのフィジカル作品としてのリリースは初。サムの2015年のインスト・ソロ・アルバムの2作目(通算4作目)『The Republic』以来の猫ジャケ(ジャケの猫はジョン・マッケンタイアの愛猫)。

ライブ音源(2019年の秋のヨーロッパ・ツアー、2021年11月のシカゴでのライブ)や、サムはシカゴ、ジョンはポートランドでのリモート(遠隔)コラボレーションをベースに制作されているが、彼らの本質にある類稀なるポップ・センスを生かし、様々な実験を施したポスト・プロダクションによって、より洗練されたサウンドに仕上げ、親しみ(聴き)易くも、非常に刺激的な電子音響作品を創り上げました。

サム・プレコップの近年のソロ作のファンは勿論、トータス・ファンやジョン・マッケンタイアのプロデュース作品のファンも必聴の、煌びやかで、清涼感溢れる、彼らの音楽遍歴が反映された、素晴らしいインストゥルメンタル・アルバムとなっています、

オリジナルのリリース元は今年2022年で設立30周年となる米シカゴの老舗インディー・レーベルThrill Jockey Recordsで、アニヴァーサリー・イヤーに相応しい作品となっています。

ライナーノーツは、現在はラジオDJや(DAOKOやTENDOUJI他の)音楽プロデューサーとしても著名な、GREAT3/Chocolat & Akitoの片寄明人と、日本のアンビエント・ドローンのオリジネーターで、100台ものキーボードで干渉音やモアレ共鳴を扱う『100 Keyboards』のパフォーマンス他で欧米を中心に、近年特に海外で高い評価を得ているサウンドアーティスト、ASUNA(アスナ)が担当しています。

片寄はジョン・マッケンタイアとも親交の深く、今作のタイトル『Sons Of』は、彼がジョン・マッケンタイアと『HAPPY END PARADE ~tribute to はっぴいえんど~』に参加した際のユニット名(氷雨月のスケッチ/Sons Of [片寄明人 from Great3+John McEntire from TORTOISE] )から来ています。

ASUNAは、自身のレーベルaotoaoで長年のツアーで直接共演してきたアーティストからなる『カシオトーン・コンピレーション』のシリーズをリリースしており、サム・プレコップも『Casiotone Compilation 7』(2017年)に参加しています。サムとASUNAの出会いのきっかけは、以下URLのASUNAが2020年に執筆した『Comma』のHEADZのHP用のレビューの中で触れられています。今回の『Sons Of』のリリースに合わせて、ASUNA本人がアップデートした改訂版となっておりますので、この機会にこちらもチェックしてみて下さい。

 

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※2021年の記事です


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WEBサイト Sam Prekop bandcamp
WEBサイト Tortoise 公式サイト
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