2022-06-28 21:00 Fuhito Kitahara

井戸健人、2年ぶりの2ndアルバム『I’m here, where are you』6月29日リリース

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井戸健人が、2ndアルバム『I’m here, where are you』を明日6月29日(水)にリリースすることになった。

 
井戸健人は京都を中心に活動する音楽家で、バンド「スーパーノア」で、ボーカル・ギターも担当している。

 
今作は、前作『Song of the swamp』(Amazon)以来2年ぶりのアルバムで、井戸健人が作曲・録音・楽器演奏などを1人で行った初めての作品。マスタリングは小泉由香氏(orange)が担当した。

 
 

井戸健人によるコメントが発表された。

本作に収録されている楽曲は、2020年初頭から2021年末の間に作られたものです。
制作を始めた頃は「アルバムを作るぞ」という気持ちはなく、ただ曲を書き溜めていきました。
アルバム自体にコンセプトはありません。

ただ、出来上がった曲を並べてみると、それぞれの楽曲に、緩やかなつながりがあるように思えました。
そこで、各曲のテンポやアレンジを調整し、1つの作品として、すっと糸が通っているような仕上がりを目指しました。

曲作りや録音をしている間、いろいろな発見がありました。
実際のところ、録音物の制作は面倒くさいことが多いのですが(笑)、それでも楽しかったと言える制作期間でした。

皆さんにもこの楽しみが伝わると良いなと思っています。
ぜひ聴いてください。

 
 

 
井戸健人『I’m here, where are you』

発売:2022年6月29日(水)
価格:1,500円
仕様:Digital

Amazonでみる
配信サイト一覧

収録曲:
1. Overload
2. Here
3. Kink
4. I’m here, where are you
5. Diagram Ⅶ
6. Lunchbox (renew)
7. Without you (renew)

 

井戸健人「I’m here.where are you」セルフライナーノーツ

 
アルバムを遠くから眺めてみる。

各曲には、それぞれ主人公が設定されている。
7人とも、注目されたがっているし、見て欲しいと思っているし、聞いて欲しいと思っている。
その欲望は、音として発せられたり、文字になったり、あるいは、表出されることなく滞留している。

細かい点は違えど、それぞれの欲望には共通項も多い。
混ざり合うと、自分の欲望なのか、他人のものなのか、分からなくなっていく。
光の三原色を混ぜ合わせると、単色の「白」に見える事象に似ているかもしれない。
それは、もはや架空のような存在だ。大きく見えるが、質量はない。今にも宙とへ浮かび上がりそうなほど。

作者から見たアルバムの印象は、このような感じである。
もちろん、この7人には、作者である私の一部を含んでいる。
日本在住、日本国籍の壮年男性から視た社会を記録している、という側面もあるだろう。

が、そういったことは、いったん傍に置いて、ただ音を聴いて欲しい、というのが私の本音だ。
音の質感に快楽を感じるなら、そこに身を委ねてほしい。
さらに、何かを感じてもらえたなら、それ以上のことはない。

音の強弱を維持するために、音量は少し控え目にしている。
できればボリュームをちょっと上げてみてほしい。

 



 
井戸健人

音楽家。
作詞・作曲・編曲、歌唱・ギター演奏、録音・ミックスなどを行う。
京都を中心に活動しているバンド「スーパーノア」で、ボーカル・ギターを務める。

2020年3月にAlbum「Song of the swamp」をリリース。
各種の音響効果やリズムセクションの解体など、アレンジを凝らした作品に仕上げた。
2021年には「あなたがみえない」「Lunchbox」「Diagram」の3枚のシングルをリリース。
2022年初夏に、2nd Albumをリリースする。


インフォメーション

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WEBサイト 井戸健人 公式サイト
WEBサイト 井戸健人 Instagram
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