2022-05-10 18:00 Fuhito Kitahara

寺尾紗穂、10作目のオリジナルアルバム『余白のメロディ』6月22日発売決定。今再び、全ての人を歌の生まれる場所へと誘いだす

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寺尾紗穂が、10thオリジナルアルバム『余白のメロディ』を6月22日(水)にリリースすることになった。

 
寺尾紗穂は2006年のデビュー以来、現代日本を代表するシンガーソングライターとして数々の歌を作り続けてきた。

 
今作は、とりわけ『楕円の夢』以降寺尾が探求してきた、正論や正義、漂白されていく社会から距離をとった「余白」と、そこにこそ息づく希望や夢といったテーマが、最も美しい形で結実。

 
M2「良い帰結(Good End)」にはMC.sirafuが、M1「灰のうた」M5「期待などすてて」では松井一平が歌詞を提供。また、寺尾にとっては歌の道を選ぶことになるきっかけとなったという西岡恭蔵「Glory Hallelujah」のカバーも収録する。

 
バンド「冬にわかれて」での活動を通し更に紐帯を強めたあだち麗三郎、伊賀航をはじめ、池田若菜、高橋三太、未知瑠、そして新進気鋭のシンガーソングライター/トラックメイカーMomら多くのアーティストが録音に参加し、より一層の壮麗さと繊細を増した寺尾の歌唱/ピアノ演奏を支えている。

 
 

 
寺尾紗穂『余白のメロディ』

発売:2022年6月22日(水)
価格:3,000円+税
品番:KHGCD-002
発売元:こほろぎ舎
販売元:PCI MUSIC

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収録曲:
1. 灰のうた
 作詞:松井一平 作曲:寺尾紗穂

2. 良い帰結(Good End)
 作詞:MC.sirafu 作曲:寺尾紗穂

3. 確かなことはなにも
 作詞・作曲:寺尾紗穂

4. ニセアカシアの木の下で
 作詞・作曲:寺尾紗穂

5. 期待などすてて
 作詞:松井一平 作曲:寺尾紗穂

6. 森の小径
 作詞:佐伯孝夫 作曲:灰田有紀彦

7. 光のたましい
 作詞・作曲:寺尾紗穂

8. 僕の片割れ
 作詞・作曲:寺尾紗穂

9. 歌の生まれる場所
 作詞・作曲:寺尾紗穂

10. Glory Hallelujah
 作詞・作曲:西岡恭蔵
 
 
参加ミュージシャン:

あだち麗三郎(ドラム他)、伊賀航(ベース)、Mom(トラック他)、池田若菜(フルート他)、高橋三太(管アレンジ、トランペット他)、渡邊恭一(テナーサックス他)、高井天音(トロンボーン)、未知瑠(管弦アレンジ)、多井智紀(チェロ)、吉田篤(バイオリン)

 
作品解説:

2006年のデビュー以来、現代日本を代表するシンガー・ソングライターとして数々の歌を作り続けてきた寺尾紗穂。2022年6月22日、記念すべき通算10枚目のオリジナル・アルバム『余白のメロディ』を発表する。

この世界の深淵に潜む様々な感情、光景、出来事を、類まれな才能ですくい取ってきた歌世界は、ここに至って、さらなる広がりと奥行きを獲得した。彼女の歌には、ときに鋭く社会的な問題意識も反映されてきたが、もちろん、それだけが理由で多くの者の心を捉えてきたのではない。寺尾紗穂の歌は、これまでも常に「言葉にし得ないもの」への関心と近しさを湛えており、だからこそ、聴く者の内にある深い部分に触れてきたのだ。

本作は、とりわけ「楕円の夢」以降寺尾が探求してきた、正論や正義、漂白されていく社会から距離をとった「余白」と、そこにこそ息づく希望や夢といったテーマが、最も美しい形で結晶した、キャリア史上に輝く傑作だと断言できる。日々「変わりつづける世界」への疲弊と、無情にも「変わらない世界」への絶望。あなたやわたしを取り囲む孤独が氷のように固まってしまっても、寺尾の音楽は、人がこの世界にひとしく生まれ落ちた事実を希望として浮かび上がらせ、そのこわばりをゆっくりと溶かしていく。『余白のメロディ』は、不信に唆され、ついには歌うことのできなくなった人々を、今再び歌の生まれる場所へと誘い出す。

バンド「冬にわかれて」での活動を通し更に紐帯を強めたあだち麗三郎、伊賀航をはじめ、池田若菜、高橋三太、未知瑠、そして新進気鋭のシンガーソングライター/トラックメイカーMomの他、多くのアーティストが録音に参加し、より一層の壮麗さと繊細を増した寺尾の歌唱/ピアノ演奏を支える。

本作の核とでもいうべき曲「歌の生まれる場所」をはじめ、オリジナル曲の充実ぶりは、まさに至高といえる領域へと達した。また、「良い帰結(Good End)」ではMC.sirafuが、「期待などすてて」「灰のうた」では松井一平が歌詞を提供しており、お互いのクリエイティビティが溶け合った見事なコラボレーションを聴かせてくれる。加えて、寺尾にとっては歌の道を選ぶことになるきっかけとなった重要曲、西岡恭蔵「Glory Hallelujah」を収録、原曲の魅力を汲み取りつつ、そこへ新たな生命を吹き込んでいる。


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