2021-01-29 20:00 Fuhito Kitahara

原 摩利彦とPolar M、新作EP『Music For Home Vol. 1: Our Season』リリース。マレーシアのmü-nestによる「Music for Home」第1弾として

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原 摩利彦とPolar Mが、新作EP『Music For Home Vol. 1: Our Season』を本日1月29日(金)にリリースした。

 
このデュオによる作品は、2013年の1stアルバム『Beyond』、2016年の2ndアルバム『Dance』以来4年ぶりのリリースで、マレーシアの良質エレクトロニック・ミュージックレーベル<mü-nest>がキュレーションした「Music for Home」シリーズの第1弾作品。

 
このデュオの特徴であるエレガントなピアノの音と、心のこもったギターラインで構成された4つのトラックには、”繊細で、静か、しかし、時が来ればいつでも立ち上がる準備ができている” という、パンデミック時期の彼らの心理状態が反映されている。

 
彼らの音楽は人生の喜びと希望に満ちた”私たちの季節”が再びやってくることを思いださせてれるだろう。

 
なお、「Music for Home」シリーズでは今後、Vol.2にDae Kim(韓国)、Vol.3にD & The Compass(マレーシア)、Vol.4にFlica(マレーシア)らアジアのミュージックシーン注目のアーティストたちがリリースを控えているとのことだ。

 
SOUNDCLOUDにてトレイラーが公開された。まずはチェックしよう。

 
 

 
 

 
Marihiko Hara & Polar M『Music For Home Vol. 1: Our Season』

発売:2021年1月29日(金)
価格:600円
レーベル:mü-nest
仕様:デジタル

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収録曲:
1. Take A Leap
2. Reflected
3. Into The Landscape
4. Our Season

 
作品解説:

2016年の前作『Dance』から4年ぶりに、国内外の幅広い分野で活躍する音楽家・原摩利彦とPolar Mのデュオが息を呑むほど美しい4曲収録のEP『Our Season』と共に帰って来た。このデュオは、新型コロナウイルスの猛威以前から一緒に活動してきたが、私たちの多くがそうであるように2020年4月以降、ほとんどの時間を家で過ごしてきた。このような困難な時期に、新しい音楽を聴いたり作曲することは再び彼らにとっての聖域となり、ファイル交換を通じて音楽のスケッチやアイデアを共有しながら本作が誕生した。

デュオの特徴であるエレガントなピアノの音と心のこもったギターラインで構成されたこの4つのトラックには、”繊細で、静か、しかし、時が来ればいつでも立ち上がる準備ができている” という、パンデミック時期の彼らの心理状態が反映されている。さらに、「これらの楽曲は、土の中に蓄えられたエネルギーのようなもので、次の春に向けて準備ができている。」と2人は付け加える。現在の困難な時間はしばらく続くかもしれないが、彼らの音楽は人生の喜びと希望に満ちた ”私たちの季節” が再びやってくることを思い出させてくれる。

『Our Season』と題されたこのEPは、マレーシアの良質エレクトロニック・ミュージックレーベルmü-nest(ミューネスト)がキュレーションした「Music for Home」シリーズの第1弾としてリリースされる。このシリーズは、この未曾有のパンデミックの時期における日常生活の雰囲気や感情を反映したホームリスニング音楽に焦点を当てたもの。今後、Vol.2にDae Kim(韓国)、Vol.3にD & The Compass(マレーシア)、Vol.4にFlica(マレーシア)らアジアのミュージック・シーン注目のアーティストたちがリリースを控えている。

 



 
Marihiko Hara / 原 摩利彦

音楽家。京都大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修士課程中退。音風景から立ち上がる質感・静謐を軸に、ピアノを使用したポスト・クラシカルから音響的なサウンド・スケープまで、舞台・現代アート・映画など、さまざまな媒体形式で制作活動を行う。アルバム《Landscape in Portrait》(2017)、《PASSION》(2020) をリリース。亡き祖母の旅行写真とサウンドスケープの展覧会《Wind Eye 1968》を発表。振付家ダミアン・ジャレによる舞台《Omphalos》(2018)の音楽を坂本龍一と共作。彫刻家 名和晃平のインスタレーション作品のサウンドを多く手がける。野田秀樹率いるNODA・MAPでは、《贋作 桜の森の満開の下》では舞台音楽を30年ぶりに一新する大役に抜擢され、舞台《Q》(2019)のサウンドデザインを担当。《JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS 》パリコレクション (2019) の音楽を手がける。アーティスト・コレクティブ「ダムタイプ」に参加。

 

Polar M / ポーラー・エム

ミュージシャン / ギタリスト。繊細ながらも強い情感をもったサウンドスケープを展開し、静謐かつ深遠な世界を追求する。これまでにアルバム『Hope Goes On』(2014)、『Nothern Birds』(2011) 等を発表。クラブやアートスペースでのライブを始め、映画館での無声映画『月世界旅行』上映ライブや、招聘された「Icon Ceramic Festival」(韓国) での野外演奏などなど、国内外で数多くのライブ・パフォーマンスを行う。また映像作品や CM、展示への楽曲提供、「サウンド & レコーディング」誌にソフトウェアに関する執筆をするなど、幅広く活動している。
”Marihiko Hara & Polar M”としては、2013年に1stアルバム『Beyond』を発表。2016年には2ndアルバム『Dance』を発表、俳優・桐谷健太への楽曲提供もおこなった。


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