2020-10-13 18:00 Fuhito Kitahara

coconoe、2ndアルバム『イルカは長い夢をみる』11月13日発売決定。柔らかい水に身を浸すかのような57分間

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coconoeが、2ndアルバム『イルカは長い夢をみる』を11月13日(金)にリリースすることになった。

 
coconoeは歌もの・エレクトロニカ・ポストクラシカル、それぞれが別ジャンルのソロアーティストとしてデビューし活躍してきた3人の音楽家、高山奈帆子・北航平・ミムラシンゴによるユニット。瑞々しいサウンドで、アンビエント・ポップアートともいうべき新ジャンルを確立している。

 
昨年2019年末の1stアルバム『或る日のhalo / A Halo of Light One Day』から1年待たず届けられる今作は、心の”内なる扉”を開放する不思議な音色で、まるで柔らかい水に身を浸すかのような作品。

 
ジャケットは前作に続き気鋭の洋画家・海野厚敬氏の作品を使用している。

 
トレイラーが公開されたので、まずはチェックしよう。

 
 


coconoe ココノエ ” イルカは長い夢をみる – The Dolphins’ Long Dream ” Album Trailer

 
 

 
coconoe『イルカは長い夢をみる』
“The Dolphins’ Long Dream”

発売:2020年11月13日(金)
価格:2,000円+税
品番:NEUF902
発売元:neuf
販売元:Inpartmaint inc.

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収録曲:
1. イルカは長い夢をみる – The Dolphins’ Long Dream
2. 夏にたゆたう – Adrift in Summer
3. 太陽の階段 – Stairway to the Sun
4. 朝露 – Morning Dew

 
※ジャケットは前作に引き続き気鋭の洋画家・海野厚敬氏の作品。
※ブックレットには翻訳家による歌詞の英訳掲載
レーベルオンラインショップ先行予約特典あり!
・送料無料!
・メンバーのサイン付き!
・11/5迄のご予約で発売一週間前の発送!

 

作品解説

アレイムビラという楽器をご存知だろうか。
アメリカ・サンディエゴの一人の職人の手からオーダーメイドで作り出され、日本にはまだ数台しかない。仕組みとしては、アフリカでムビラと呼ばれる楽器・カリンバ(別名親指ピアノ)の特大バージョンと言うのが近そうだ。
現在放送中の柴崎コウ主演ドラマ「35歳の少女」の劇中音楽にも起用され、その音色が今、注目されつつある。「”魂の浄化”の音を求めて、神秘的なその音色に出会った」と番組の作編曲家は話す。そんなアレイムビラの音色を様々な形で楽しませてくれる貴重な音楽ユニットが存在する。日本の数少ないアレイムビラ奏者でもある音楽家・北航平がメンバーに所属する、【coconoe(ココノエ)】というユニットである。
残る二人のメンバー、ポストクラシカルの新星・ミムラシンゴがピアノを務め、上質なポップスを産み出してきた高山奈帆子がボーカルと歌詞を手がける。異ジャンルの3人が織りなす『アンビエント・ポップアート』が【coconoe】の音楽なのだ。
コンサートではさらに絵画と映像のアートユニットとコラボレーションするなど、『coconoe=九重』の名前の由来の通り、他ジャンルの芸術が幾重にも重なるアート作品となる。
そんな彼らの2ndアルバム『イルカは長い夢をみる』が2020年秋、11月13日に発売される。

生きるために何が必要か、何が最優先か、そんな問いの中でささやかな音楽など、掻き消されてしまいがちな現在。その中で愛しむべき小さな音を丁寧にすくい取り、音楽家としての静かな営みを止めない【coconoe】。彼らの特徴である、日常音や楽器以外の音の生み出す彩や、アンビエントミュージックに不思議にマッチしたボーカルがデビュー作『或る日のhalo』同様に楽しめる。加えて今作は、元来楽器の優れたプレイヤーであるメンバーの強みを生かし、インプロビゼーション的要素を多く取り入れ、その場の空気や偶然をそのままパッケージした呼吸を感じる仕上がりとなっている。グラスの音など、生活から生まれる聞き覚えのある音のカケラたちと、漂うような日本語のリリック、オーラブル・アルナルズ的なミュートピアノ、カセットMTRを使用した独特の歪みのある音色、それらの全てが、なんとも言えない安心感と、少しの切なさを含んだノスタルジーとして佇んでいる。
1曲あたり10~15分の長尺にも関わらず、決して退屈さを感じさせないのは何故だろう。レア楽器・アレイムビラや人の声などから手作りされた暖かみのある音色のドローン的要素も手伝って、全編を通して存在している大きく包み込む何かが、すんなりと身を委ねさせてくれる。簡単ではなくなった日常だけど、心の『内なる扉』をそっとひらけば、実は広い世界と繋がった場所があるのだ。自然と共にめぐる季節・想い出・豊かな生命がそこにあることを思い出させてくれる、そういう”音楽の力”を感じられるアルバム。ただただ、心とからだを浸してみて欲しい。

 


今年2月に京都のきんせ旅館にて行われた映像アートユニットとのコラボレーションの様子

 



 
coconoe / ココノエ

名前の由来は [九重] と [個々の絵] 。
ポップス・エレクトロニカ・ポストクラシカル、それぞれが別ジャンルのソロアーティストとしてデビューし活躍してきた高山 奈帆子・北 航平・ミムラシンゴの3人が結成したユニット。
日常の中から掬い取った有機的なサウンドと、日本語を重視した声の響きが特徴的。確かな技術と子供のような自由さで、それぞれの音を塗り重ねる様にして作られる作品は、他に類を見ないアンビエントポップアートともいうべき新ジャンルを確立している。

 

高山 奈帆子

Fonogenico (旧BMG JAPAN 現Sony) ・カルネイロ (POLYSTAR) の両ユニットのボーカルとして2度メジャーデビュー。情景の浮かぶ歌詞と否応なく胸に届いてしまう歌声で、上質なポップスを世に送り出している。CDTV・アニメ『xxxHOLiC』など、TV番組のタイアップも多数あり。
三菱地所・日清などCMソングでも活躍。
http://carne-iro.com/

 

北 航平

打楽器奏者として培った卓越したリズム感性と叙情的なメロディを駆使し、エレクトロニカの新境地を開拓。これまでに4作品をNATURE BLISS、PROGRESSIVE FOrMよりリリース。世界10カ国以上で発売。その個性的で緻密なサウンドが評価を得ている。
第51回ギャラクシー賞CM部門選奨受賞作品の音楽も担当。
http://www.kouhei-kita.com/

 

ミムラシンゴ

美しいピアノの旋律と得意の弦楽アレンジを生かし、心地よいノイズを含んだ静かで熱い楽曲を生み出す、ポストクラシカルの新星。PROGRESSIVE FOrMよりリリース。舞台音楽、編曲なども手がける。
自身のソロ活動でのストリングスを率いたコンサートも精力的に展開している。
http://shingo-mimura.com/


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