TOMC、アンビエントEP『Lunar Maria』配信開始。アメリカ文学への憧憬を織り込んだ「文学愛好家のためのサウンドアート」
TOMCが、ニューEP『Lunar Maria』を本日1月16日(水)にデジタルリリースした。
TOMCは、古今東西の楽曲スタイルに都市の環境音や日常の生活音を交えた多層的・折衷主義的な作風で知られるプロデューサー・ビートメイカー・DJ。
2019年にローファイ・ヒップホップとアンビエントの折衷を試み続けたTOMCの2020年初作となる今作は、100%サンプリング製法によるアンビエント/ニューエイジ~サウンドアート作品。過去の作品群と同様、全曲がフリー波形編集ソフトAudacityのみを活用して制作されている。
各曲のタイトルはTOMCが大学在学中に研究を行ったアメリカ文学作品が引用されており、それぞれハーマン・メルヴィル『白鯨』(1851)、ポール・オースター『ムーン・パレス』(1989)、ミランダ・ジュライ『いちばんここに似合う人』(2007)を取り上げつつ、月面に実際に存在する「水のない海(月の海)」を共通のテーマとしてコンパイル。
ドローン的表現を基調としながらもドラマチックな曲展開を見せる「文学愛好家のためのサウンドアート」作品として、電子音楽マニアに留まらない幅広い層に開かれた作風が志向されている。
なお、TOMCは1月31日(金)に渋谷7th FLOORで開催されりUN.aの主催企画にDJとして出演することが決まっている。
TOMC『Lunar Maria』
発売:2020年1月16日(木)
価格:1,000円
品番:PG048
レーベル:PURRE GOOHN
仕様:Digital/Streaming
収録曲:
01. Moby Dick
02. Moon Palace
03. No One Belongs Here More Than You
04. Moby Dick (Revisited)
注目記事
・TOMC、ニューEP『Reminiscin’』本日8月21日配信リリース。SMRとローファイヒップホップを折衷した現代版ウォール・オブ・サウンド
・UN.a、主催企画を2020年1月31日に開催。ワークショップ、リリース、ボランティア等を目的としたコミュニティのローンチライブ
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