2019-09-01 12:00 Fuhito Kitahara

みんなのこどもちゃん、5ヶ月連続デジタルリリース最終弾「おわり」配信開始。ほのかが脱退し、しなもんがバンドを率いることも発表

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みんなのこどもちゃんが、5カ月連続デジタルリリースの第5弾「おわり」を本日9月1日(日)に配信リリースした。

 
みんなのこどもちゃんは、人と関わりをうまく持てない『壁』を持つ「ほのか」と「しなもん」によるユニットで、自らの存在意義、自分の居場所を見つけるために2016年に新宿歌舞伎町を拠点に活動を開始。今年2月に500万円のクラウドファンド支援を得て、5月から5か月連続新曲リリース&初の全国ツアーを実施してきた。

 
今作は、作詞をほのか、作曲をJIN TANAKA氏(BACK DROP BOMB)という、みんなのこどもちゃん定番コンビが担当。人とうまく関わりを持てない歌を多く書いてきたほのかだが、初めて自身とファンとの関係を歌っている。

 
また、8月29日に恵比寿LIQUIDROOMで開催された全国ツアーの最終公演にて、ほのかがみんなのこどもちゃんを脱退。今後、しなもんとバンドメンバーにより、みんなのこどもちゃんは活動を継続することも発表された。

 

 今年2月に500万円のクラウドファンド支援を得て、8月に全国15か所のツアーを行ったみんなのこどもちゃん。しかし、その道は平坦でなかった。

 
 7月に、ほのか がライヴ中のアクションで負傷。さらに持病の影響もあってドクター・ストップ。「みんなのこどもちゃん TOUR 2019 ほのかとしなもん」と自身の名を冠したツアーに、ほのか は参加断念を余儀なくされた。ツアーを行ったのは、しなもん とバンド・メンバー。本来二人で歌ううたを一人で歌えるように組みたてなおし、連日熱いステージを披露した。日を追って迫力を増すライヴはSNSで評判となり、ツアー後半の会場には、初めて みんなのこどもちゃん を見に来たという観客が増えた。

 
 LIQUIDROOMで行われるツアーの最終東京公演に ほのか が出演すると発表されたのは、ツアー終盤。しなもん を中心にK-TAI(G.)、曽我智光(B.)が前面に立つバンドに変貌した みんなのこどもちゃん に、ほのか がどのように合流するか注目された。

 
 8月29日東京公演で、しなもん は二人のダンサーを従えて、様変わりした みんなのこどもちゃん の姿をファンに披露した。ほのか の出演は、アン・コール時だった。

 
 クラウドファンドによって実現したこのツアー。支援を呼びかけたさい、全国ツアー実現のほかに二つの約束が掲げられていた。一つは、みんなのこどもちゃん が5月から9月まで毎月一曲ずつ新曲をリリースすること。もう一つは、ツアー最終東京公演で、ほのか と しなもん が3年半にわたる みんなのこどもちゃん の活動を続けるかどうかを発表すること。

 
 およそ2か月ぶりにステージに現れた ほのか は、言葉に詰まりながら、クラウドファンド支援者と会場に来てくれた観客にお礼を述べ、体調が万全でないことや新しい夢があることに触れ、みんなのこどもちゃん を脱退すると言った。観客は、不要な掛け声を発することなく、静かに ほのか の言葉を聞いた。

 
 そのあと、ほのか は一人で、9月1日にリリースされる みんなのこどもちゃん の新曲を歌った。それが「おわり」だ。作詞ほのか、作曲 JIN TANAKA(BACK DROP BOMB)の、みんなのこどもちゃん定番コンビ。人とうまく関わりを持てない歌を多く書いてきた ほのか が、初めて、自身とファンとの関係を歌っている。

 
「悲しいことがあって 死にたくなったら この歌を聞いてね元気だしてよね
 嬉しいことがあって 言いたくなったら この歌に話しかけて教えてよね」

 
 去りゆく ほのか がファンに切ないメッセージを遺している。しかし、曲は、ディズニー映画『白雪姫』の挿入歌「ハイ・ホー」を思わせる二拍子。ともすれば絶望的な ほのか の歌詞がたんに陰鬱な歌に陥らないように、JIN TANAKA が意表を突くメロディーを書くのが、みんなのこどもちゃん の魅力のひとつだが、行進曲はこの曲が初めて。編曲のTomgggが、楽しくユーモラスに仕上げている。みんなのこどもちゃん の衣装のひとつに、青と白を基調としたものがあって、ファンたちがそれを白雪姫みたいと言っていることを踏まえた、JIN TANAKAからの心にくいはなむけだ。「壁」、「ひとりごと」、「死んだうた」、「りかく」と続いた5か月連続新曲リリースは、「おわり」で完結する。

 
 ほのか は、その日のライヴをもって、みんなのこどもちゃん を脱退した。一方、しなもん は、活動を続ける。ツアー前には辞めるつもりだったが、ツアーを行ってみて、辛いことより嬉しいことのほうが多かったと、しなもんは言う。9月以降、しなもん とバンド・メンバーは、従来と一変した みんなのこどもちゃん の活動を継続する。8 月にリリースされた「りかく」(離隔)は、しなもん が一人で歌っていて、そのヴィジュアルは「おわり」のそれと対称だ。みんなのこどもちゃん唯一のスロー・ナンバー「りかく」は、リリース当初、ほのか から離れてツアーを行う しなもん の心境を歌っていると評されたが、ほのか が脱退した現在、さらに大きな意味を帯びるに至った。「おわり」と併せて聞いてみたい。

 

 
みんなのこどもちゃん / 5カ月連続デジタルリリースの第5弾「おわり」

発売:2019年9月1日(土)
価格:250円
レーベル:Ouchi Music
仕様:デジタル

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みんなのこどもちゃん 5カ月連続デジタルリリース まとめ

第1弾「壁」
第2弾「ひとりごと」
第3弾「死んだうた」
第4弾「りかく」
・第5弾「おわり」

 



 
ほのか (20)

誕生日:1998 年 10 月 17 日
出身地:千葉県
血液型:A 型
趣味:音ゲー 長所:自分は自分ってマイペース
短所:だいぶめんどくさい性格
好きな食べ物:玉ねぎ 春巻き 納豆
好きな言葉:死ぬまでの暇つぶし

中学の頃からから不登校になり引きこもり何気なく始めたブログが同世代の女の子に絶大なる支持を得る、1日の観覧数 25 万件を超えるカリスマブロガーとなり NHK「R の法則」などメディアにも出演するまでになる。
満を持してアイドルグループ GAL DOLL に加入、2年間活動の後に脱退、卒業ライブには 200 人以上を集客する。
その後もフジテレビ「そんなバカなマン」などメディア多数出演するが、主だった活動はしないで、歌舞伎町の小さなカフェで働き始める。
作詞は ほのか SNS で複雑に絡み合ったこの生きにくい世界で不器用に生きていく子供達のリアルな心の声を書き綴る。作曲は jin が子供達の初期初動をそのまま楽曲に落とし込む。
https://twitter.com/kodomochan_hono

 



 
しなもん (16)

誕生日:2002 年 12 月 17 日
出身地:東京都
血液型:A 型
趣味:なし
長所:なし
短所:細かい事ですぐ後悔する
好きな食べ物:アイス
好きな言葉:特になし

ほのかの SNS を見ていた不登校気味の美少女、ほのかに会うため歌舞伎町のカフェに行き運命的な出会いを果す。
ほのかとしなもんそして BACK DROP BOMB のギタリスト jin、この出会うはずのなかった3人の出会いが今までにない世界を創造していく。
https://twitter.com/kodomochan_47


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