笹口初の祝祭バンド!? 4月2日に1stアルバム『TOMORROWISLAND』をリリースした笹口騒音オーケストラにインタビュー
4月2日に1stアルバム『TOMORROWISLAND』をリリースした笹口騒音オーケストラ。これまでの笹口さんの音楽性とはちょっぴり毛色の違う、だけどやっぱり地続きな作品なんだと感じました。そんな理由を探りたいと、4月某日にメンバーの皆様に集まってもらってインタビューを行うことができました。
今回は、笹口さん控えめで、メンバーの皆様にガンガン喋ってもらっています!
photo by Sayaka Hori
interview & edit by Fuhito Kitahara
| 笹口の入り口に最適だなと思っています
本日はよろしくお願いします
全員 よろしくお願いします
まずは自己紹介をお願いします
笹口騒音(以下、笹口) 笹口騒音オーケストラの団長です。ギター、ウクレレ、ピアノ、ボーカルなどをやっています。いろんなバンドを経てやっと辿り着きました。
たなか沙織(以下、たなか) トランペットを担当しております、たなか沙織と申します。笹口騒音オーケストラをキッカケにトランペットを十数年ぶりに再開しました。普段は役者をやっています。音楽活動は笹オケがメインで、後はちょこちょこ誘われたところに行く、みたいな感じです。
雨ノ地晴太郎(以下、雨ノ地) ドラムを担当しております、雨ノ地晴太郎です。遠征の時はドライバーもやります。雨先案内人というバンドでは、主に歌をうたっております。
大林いくお(以下、大林) ベースの大林です。私はofstructionというバンドでギターとボーカルをやっています。今回のアルバムでは、録音も担当させていただきました。
加藤直喜(以下、加藤) トランペットの加藤です。中学でトランペットを始めて、大学でニューオーリンズジャズのサークルに入部。以降はニューオーリンズジャズ、スウィング、ファンク、ラテンなどルーツミュージックを中心に演奏してきましたが、笹口騒音オーケストラで初めてロックをやりました。
笹口 太陽肛門スパパーンは?
加藤 プログレッシブ「ロック」でしたね(笑)
大林 スパパーンはめちゃくちゃロックだよね。
今日は来られていないメンバーも紹介してください。
笹口 今日来てないのは、バイオリンの百瀬巡さん。エレキバイオリニストです。ピアノとアコーディオンの西山小雨さん。彼女は雨先案内人の元バンドメンバーです。トロンボーンのNAPPIくん。LUCKY TAPES っていうバンドとかでサポートもやってます。これで全員です。
笹口騒音オーケストラとはいったいどんなバンドなのか紹介してください。
たなか 笹口さんが今まで、ソロや他のバンドでやってきた名曲と言われる曲をやらせてもらっています。それが今までになかったアコースティックなアレンジで聴ける。歌詞も耳によく入ってくるし、落ち着いて聴けるんじゃないかと思います。
雨ノ地 ひとりひとりキャラが立っていて妖怪大戦争みたいなバンドですね。あと、みんな食べることが大好きなバンドです。
笹口 ツアー車の中では、食べ物の話しかほぼしてないです。わりと年齢層が高めのバンドなんですけど、色っぽい話とかほぼしてないです。食べ物の話しのみ!
大林 各々キャリアがある人たちの集まりで、ひとりも活動できるんだけど、笹口くんの音楽が好きで一緒にやってるというのがすごく面白なと僕は思っています。音楽的には笹口くんがやってたバンドの中だと、ストライクゾーンがわりと広くて老若男女が楽しめるだろうなと思っています。笹口の入り口に最適だなと思っていますね。笹口くんは、歌詞とか人となりとかエキセントリックなイメージがあると思うんですけど、すごく良い曲を作って、普通にすごく良い人だなと。彼の魅力が伝わるバンドだと思います。
入り口に最適とは?
大林 グッドミュージックをひねくれずにシュッと出してるところですね。難しいことをやってやろうというのがない。笹口君が今までやってきたものの中では、一番グッドミュージック感のあるバンドなんじゃないかと思います。
グッドミュージックとのことですが、笹口さんとしてはどうですか?
笹口 今までは衝動的なバンドばかりやってきたんですけど、歳も重ねて好きなものが割と固まってきましたね。でもエレキバンドも好きだから、エレキバンドもやっていてますけど、この笹口騒音オーケストラでは良いメロディーと良い曲をやって魅せていきたいですね。
加藤 すごく祝祭感が強いバンドですね。笹口さんの曲は内向的なものが多い印象ですが、笹オケでは祝祭感が強い。キャッチーでポップで、聴いていて楽しい音楽だと思います。
笹口 みんないいこと言ってくれます。
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