2021-12-31 18:00

ライブレポート:色々な十字架、現生に降臨!Debut ONE-MAN SHOW『良い雰囲気の場所』12月15日に渋谷WWWで開催

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色々な十字架が2021年12月15日(水)に渋谷WWWで開催した、デビューワンマンライブ『良い雰囲気の場所』のオフィシャルレポートが到着した。

 
色々な十字架は、有名な水族館の水を全部飲んだことがあるティンカーベル初野が毎年エイプリルフールに行う「半分ウソで半分ホントのアーティストをプロデュースする企画」にて生みだされた90sヴィジュアル系リバイバルバンド。

 
その耽美なサウンドが大きな話題となり、しし者(色々な十字架のファンの総称)を増やし続けている。

 
 

色々な十字架 Debut ONE-MAN SHOW『良い雰囲気の場所』ライブレポート

 

写真
川竹ナオト
松本大樹

 

2021年12月15日 渋谷WWWにて色々な十字架がデビューワンマンライブ『良い雰囲気の場所』を行った。

 
色々な十字架は、有名な水族館の水を全部飲んだことがあるティンカーベル初野が、2020年のエイプリルフールに行った「半分ウソで半分ホントのアーティストをプロデュースする企画」にて生まれた90sヴィジュアル系リバイバルバンドである。
エイプリルフール以降もインターネットのみで活動を継続していたが、しし者(ファンの名称)の声に応える形で、満を持して初ライブを発表。チケットは即日ソールドアウトとなった。

 
会場はロリータファッションや全身を黒で耽美にまとめたファッションなど、裸以外の様々な装いをしたファンで埋め尽くされた。

 
オープニングゲストとして、色々な十字架を現世に広めたimaiが登場。
imai自身、ニューアルバム『MONSTERS』のフィジカル製作に向けたクラウドファンディングを瞬く間に達成したこともあり、ノリに乗った状態でパフォーマンスとなった。
そのニューアルバムMONSTERSからは、『Twilight feat.Pecori』『Bonus Stage feat.Drum Test』を披露し、普段とは毛色の違うイベントであることを忘れさせるほどにフロアを沸かせていた。
最後はimaiならではのシンセワークが際立つ色々な十字架の『大きな大きなハンバーグ』のリミックスをサプライズで披露し、会場中を魅了した。

 

そして、ついに色々な十字架が現世に降臨する時がやってきた。

 
舞台にはMVにも出演しているルアンが現れ、おとぎ話のような朗読を静かに行う。
ルアンの声に引かれるようにメンバーのtacato(Gt),misuji(Ba),dagaki(spDr),kikato(Gt),tink(Vo)が次々と登場。

 
いつの間にか朗読の内容は熱い夏を想起させ、ルアンの「熱闘甲子園、この後すぐ」の声と共に『良いホームラン』からライブが始まった。
初ライブの緊張感がありながらも熱のこもった演奏の背景には、VJの演出と訳のわからない歌詞が大きく表示され、会場は混沌とした雰囲気に包まれていく。
2曲目に披露されたのは人気曲の『大きな大きなハンバーグ』。会場のボルテージは早くも最高潮となり、”咲き”や”手扇子”が至る所で行われていた。

 
キャラと素が混ざり合った不思議な空気感のMCを挟み、再びルアンの朗読から新曲『花言葉がうまれる会』を披露。
cali≠gariやDIR EN GREYを彷彿とさせる切ないミドルテンポのナンバーに花が舞う演出も相まって哀愁を誘う(歌詞は相変わらず怪奇である)。

 
続いて、ヴィジュアル系の定番である疾走感のあるリズムとツインギターのユニゾンで構成された新曲『蜜』を初披露。

 
ギター陣の和やかなMCで会場が落ち着きを取り戻しつつある最中、急にルアン、tink、misuji、dagakiによるミュージカルが始まった。その内容は【意見が異なるルアンと色々な十字架がバドミントンで決着をつける】というもので、新曲『機械じかけの変態〜ラケット女王様〜』に合わせラケットを振る様子は某テニス漫画原作のミュージカルを思わせるものだった。
やりたい放題のミュージカルの後は、ヴィジュアル系でお馴染みの、通称”暴れ曲”と呼ばれる激しいナンバーの新曲『かなり耽美(仮)』を披露。会場のバンギャも血が騒いだのか、ヘドバン、手バン、折り畳みなどが各所で起こった。

 
最後のMCで、3月に本場のヴィジュアル系シーンで活躍するAshmaze.のライブのO.Aとして参加するという驚きの発表を行い、会場全体が大いに盛り上がった勢いのまま、人気曲であり、「ベースが都営大江戸線くらい動いていてかっこいい」ことでお馴染みの『凍らしたヨーグルト』を演奏。新曲の『焦がし醤油(仮)』も続けて披露し本編が終了した。

 

アンコールならぬ「再降臨」コールで再びメンバーが降臨。一人ずつキャラと素の混ざったコメントをしていく中、kikatoはヴィジュアル系の思い出と、その延長で自らが今体現しているヴィジュアル系への熱い気持ちを語り、会場はイベントのタイトル通り『良い雰囲気の場所』となった。

 
アンコールは機材トラブルにより完全な形で披露できなかった『焦がし醤油(仮)』をもう一度演奏するところから始まり、しし者達への気持ちを綴ったと宣言しつつも、歌詞が「色褪せた両津の本」「まっ黄っ黄の美味しんぼ」などと絶対にふざけている新曲『ご飯が食べられる古書堂で』を披露。決めポーズはですよ。の”あーいとぅいまてぇーん”。

 
『大きな大きなハンバーグ』で会場を一つにし、初ワンマンライブを締めくくった。

 
当日の様子や感想はTwitterやInstagramで「#色々な十字架デビューワンマン」と投稿されているので、気になった方はぜひ検索してみてほしい。

 
 

色々な十字架『良い雰囲気の場所』セットリスト

 
開催日程:2021年12月15日(水)
開催会場:渋谷WWW

 
imai 演奏曲:
1. フルハウスのオープニングテーマ
2. XP
3. Dragon Walker
4. 新曲
5. 新曲
6. Twilight feat.Pecori
7. Bonus Stage feat.Drum Test
8. 新曲
9. 大きな大きなハンバーグ (imai remix)

 
色々な十字架 演奏曲:
1. 良いホームラン
2. 大きな大きなハンバーグ
3. 花言葉がうまれる会
4. 蜜
5. 機械じかけの変態〜ラケット女王様〜
6. かなり耽美(仮)
7. 凍らしたヨーグルト
8. 焦がし醤油(仮)
En1. ご飯が食べられる古書堂で
En2. 大きな大きなハンバーグ

 

ライブフォト

 
 


色々な十字架『凍らしたヨーグルト』 MV

 


色々な十字架『大きな大きなハンバーグ』 MV

 


色々な十字架『良いホームラン』 MV

 

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