2017-11-04 19:00 Fuhito itahara

最新の沖縄音楽シーンをコンパイルしたコンピCD『Music from Okinawa 2018』11月10日に全国リリース

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沖縄の音楽レーベルMusic from Okinawaが、最新の沖縄の音楽シーンをコンパイルしたアルバム『Music from Okinawa 2018』を11月10日(金)に全国リリースすることになった。

 
Music from Okinawaは那覇市の桜坂劇場が運営する音楽レーベルで、沖縄から国内、海外へと音楽を発信している。

 
今作は、沖縄が世界に誇るネーネーズをはじめ、モンゴル最大の野外ロックフェスティバル『PLAYTIME FESTIVAL』に出演したChurashima Navigator、ロシア・ウラジオストックのロックフェス『V-ROX』で圧倒的なパフォーマンスを披露したWA-Rubbers、世界的なワールドミュージックのスペインの見本市『WOMEX(the World Music Expo)』に出演したマルチーズロック、ヒップホップアーティスRITTO & Olive Oilなど、ジャンルを超えた全16組が参加。

 
タワーレコード那覇リウボウ店の店長・古田真氏は「<伝統の継承>も<チャンプルー>も<なんかよく分からんの>も、同軸で評価される芸能大国沖縄の多様性と包容力そのものがパッケージされた良盤です」とコメントしている。

 
また、11月23日(木・祝)にはタワーレコード那覇リウボウ店で、ヤギフミトモ、マルチーズロック(アコースティック)、木村華子の3組が発売記念インストアライブを行うこともアナウンスされた。

 
 

 
V.A.『Music from Okinawa 2018』

発売:2017年11月10日(金)
価格:2,160円(税込)
品番:MfO-009
レーベル:Music from Okinawa
配給:沖縄レコード商事(沖縄県内) / メタカンパニー(全国)

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収録曲:
01. ネーネーズ / 国頭サバクイ (Licensed from KING RECORD CO.,LTD.)
02. Churashima Navigator / Haimurubushi
03. マルチーズロック / 維新伝心
04. 銀天団 / -AEON FX
05. THE SAKISHIMA meeting(新良幸人×下地イサム) / 百夜
06. 辺土名直子 / カリユシ
07. 宮良牧子 / 生り島離り
08. element of the moment / a Girl in Blue
09. Home Party People / Crane
10. KACHIMBA4 / 舞-あしび-More Ashibi-
11. WA RUBBERS / ミーサン世
12. the you / the wrong map
13. 木村華子 / 続・美しい人
14. ヤギフミトモ / はいぬみかじ
15. 神谷千尋 / かなしい小
16. RITTO & Olive Oil / KAZEDATHWA(新曲)

 

Music from Okinawa 2018 参加アーティスト

 
ネーネーズ
1990年、沖縄音楽界の第一人者、知名定男のもと結成。1st アルバム「IKAWU/イカウー」(1991)が高く評価され、2 度のヨーロッパツアーも成功させた。99年、沖縄コンベンション劇場での公演を機にメンバーを一新。何度かのメンバーチェンジの後、現在は、沖山美鈴、上原渚、世持葵、本村理恵の4人で活動する。2015年にアルバム「reborn」(キングレコード)でメジャー復帰。「ライブハウス島唄」(那覇)を拠点に県内外でライブ活動を続ける。

 
Churashima Navigator
DJ SINKICHIとDJ Nu-dohにより、2011年に沖縄で結成。2013年沖縄民謡歌手、堀内加奈子が加入。ダブ、テクノ、インダストリアル、ジャズに影響を受けた実験的ビートと重低音ベースに、沖縄の伝統音楽が交錯する音楽性は新しいワールドミュージックとして評価が高い。2017年には沖縄民謡界のレジェンド大城美佐子のデビュー曲「片思い」のリミックス、タイへのツアーや、モンゴル最大の野外フェス「PLAYTIME Festival2017」への出演を果たす。

 
マルチーズロック
1997年結成。那覇市の栄町市場を拠点に活動。詩人、フォーク、ロック、沖縄民謡の唄者のバックを独自のアレンジで務め、舞台音楽も手がける。多様な音楽を貪欲に消化し、独自の世界観を体現する。2015年アルバム『ダウンタウンパレード』発表。そのパフォーマンスは国内外で評価が高く、2016年にはポーランドのワルシャワ、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステラ(WOMEX)で演奏。国内の音楽フェスからも多くのオファーが寄せられる。

 
銀天団
沖縄市“コザ”銀天街のDIYスタジオ“Tower of Dub”を拠点に活動する5人組のExperimental Dub Band。2015 年に録音した1stアルバムでは、各楽器の音楽遍歴を独自の視点でMIX。最近はBass Musicをはじめ、Footwork、Juke、Gorje、Vaporwareなど2010年代の新興ジャンルからの影響を受けつつ、独自の感性でダブに落とし込む試行錯誤を展開中。

 
THE SAKISHIMA meeting(新良幸人×下地イサム)
パーシャクラブ、ソロと様々なスタイルで唄と三弦を奏でる石垣島白保出身の新良幸人。出身地宮古島の方言でジャンルを越えた音楽に挑戦する下地イサム。この二人による先島発のユニット。フランス、スペイン、メキシコ、ジャマイカ、キューバ、アメリカ、香港、台湾、韓国等、海外でも精力的にライブ活動を行いう。NY time紙も絶賛。同紙サイトに『Danny Boy』のPVが掲載されている。2017年3月には2ndアルバム『THE SILENCE OF SAKISHIMA』を発売。

 
辺土名直子(Hentona Naoko)
作編曲家、ピアニスト。沖縄県出身。沖縄音楽を軸に作編曲を行い、県内外で高い評価を得る。形態は、クラシックからワールドミュージックに至るまで様々である。舞台音楽、CM 音楽、映画音楽、クラシック団体への編曲を数多く行う。2015年より主宰舞台「沖縄のウタ拝(ウタハイ)」を始動。音楽・映像・踊りを融合させ た舞台は、彼女が感じる等身大の沖縄を表現している。本作収録の「カリユシ」は「沖縄のウタ拝 2016」ライブ音源。

 
宮良牧子
石垣島出身、東京在住のシンガーソングライター。天性の素質とIslandsoulを武器に2005年、アルバム『心の星』でCDデビュー。2006年、上原まき(フラ&ボーカル)と、ハワイ&沖縄の精神を伝えるユニット「チュラマナ」結成。映画『ペンギン夫婦の作りかた』(2012)で主題歌(作詞曲・歌唱)を担当。デビュー以降ソロで2枚、チュラマナで5枚のアルバムを発表。最新作は2017リリースのアルバム『シチヌウムイデ』。

 
element of the moment
沖縄ならではのあたたかい音と、緻密な編曲そして即興性をもったジャズグループ。通称エレモ。2007年に沖縄にて結成。オリジナルの楽曲は100曲以上。台湾国際音楽祭、上田ジョイント、沖縄国際音楽祭などに出演。2017年、ライブアルバム『OKINAWAN NIGHTS』を発表。
メンバー=サックス:こはもと正/トロンボーン:和田充弘/ピアノ:佐山こうた/ベース:高尾英樹/ドラム&作曲:中村亮

 
Home Party People
2015年、料理とお酒が大好きなシンガーソングライター3人が集い那覇市で結成。メンバーそれぞれが作詞作曲し、ボーカルを務める。那覇での日常を歌いながら、料理・お酒・音楽の融合によるシンプルなしあわせを追求している。2017年夏、2nd EP『New Babe』リリース
メンバー=宮城卓弥(Vo・Ba・G)・田中秀太郎(Vo・G・Programming)・嘉陽章悟(Vo・G・Key)

 
KACHIMBA4
10人編成のKACHIMBA1551のピックアップメンバー4人からなる。キューバ音楽と沖縄音楽のオリジナリティを、絶妙なバランスで融合させた音楽が高く評価されている。活動は県内外のほかキューバ・スペイン・ハンガリー・アメリカ・カナダ・香港・台湾など海外にも及ぶ。最新アルバムは『ハチャーガマク』(2017)。
メンバー=Taro(Per)・Shu(Ba)・Yui(G)・Kike(Horn)

 
WA Rubbers
クンビア meets パンクスタイルの”!YA BASTARDS!”が母体となり、2015 年結成。日本の童謡や歌謡曲のような馴染みやすいメロディと、クンビアだけでなく世界中の音楽にPUNKやラップのようなものを組み合わせたユニークな音楽性が特徴。
2016年、1stアルバム『MOU! ASHI! BEAT!』を発表。沖縄県内だけでなく,台北や、ソウル、ロシアなど国内外でライブを行い、その激しいパフォーマンスで衝撃を与え続けている。

 
the you
2004年、伊禮を中心に結成。2008年に1stミニアルバムを発表。以降、2枚のミニアルバムと1枚のシングル、2枚のフルアルバムをリリース。最新作はミニアルバム『vein』(2017)。2016年、2017年、2年連続で、モンゴル最大のロックフェス、PLAY TIME FESTIVALに出演している。

 
木村華子
広島県生まれ。東京での音楽活動を経て、2012年より沖縄在住。県内外でのライブやCM音楽制作、校歌作曲などを手がける。演奏楽器は主にピアノ・ギター・ティンホイッスル・歯笛・鼻笛など。自身の人生はもとより、海外の民話や小説、海賊から野菜まで、様々なもの・ことから着想を得た歌詞をメロディーに乗せて自ら歌う。観客からは「絵本を読んでいるよう」「一曲ごとに異なる物語の世界に連れて行ってくれる」などと評される。

 
ヤギフミトモ
那覇市生まれのシンガーソングライター。フォーク、ロック、ブラックミュージックから沖縄民謡までさまざまなジャンルから影響を受け、それらを自由な解釈で再構築した独自の音楽性と、透明感のある繊細な歌声を持つ。2016年、1stアルバム『Beyond』を発表。収録楽曲が、テレビCMや映画「Sea Opening」の主題歌に起用され大反響を呼ぶ。2017年韓国・ソウルで単独ライブを行う。

 
神谷千尋
沖縄本島東海岸に浮かぶ津堅島出身の唄者。民謡一家に育ち、叔父である民謡界のプリンス、神谷幸一に師事。高校卒業後に唄者とし本格的な活動を開始。名曲「美童しまうた」でデビュー。オリジナルの島唄や民謡でライ ブ活動を展開。最新作「ウタ織イ」の制作をきっかけに、沖縄民謡をさらに掘り下げ、ポップスやワールドミュージックと融合させた楽曲制作やステージなど音楽活動に力をいれている。

 
RITTO&Olive Oil
石垣島生まれ、沖縄を拠点に活動するラッパーRITTO(赤土)と徳之島出身、福岡を拠点に活動するプロデューサー、トラックメーカーのOlive Oil(OIL WORKS)。2人が奏でるのは、南島パラディスティック・ミュージック。


インフォメーション

タイトル V.A.『Music from Okinawa 2018』発売記念インストアライブ(仮題)
 
開催日時 2017年11月23日(木・祝)
start TBA
 
開催場所 タワーレコード那覇リウボウ店
(沖縄県那覇市久茂地1丁目1番1号 デパートリウボウ7F)
 
料金 入場無料
 
アクト ヤギフミトモ
マルチーズロック(アコースティック)
木村華子
 
連絡先 Music from Okinawa / 桜坂劇場 098-860-9555
WEBサイト Music from Okinawa 公式サイト
WEBサイト 桜坂劇場 公式サイト
twitter https://twitter.com/musicfromoka
facebook https://www.facebook.com/musicfromokinawa/
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