2018-09-21 19:00

大貫妙子が昨日9月20日に開催したBillboard Live TOKYO公演のオフィシャルレポートが到着。豪華メンバーと共に繰りひろげた心が踊る時間

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大貫妙子が昨日9月20日にBillboard Live TOKYOで開催した『大貫妙子 Billboard Live Tour 2018』のオフィシャルライブレポートが到着した。

 
今回のツアーは、9月7日にBillboard Live OSAKAでスタートし、昨日9月20日にBillboard Live TOKYOで開催。小倉博和(g)、鈴木正人(b)、沼澤 尚(ds)、林 立夫(ds)、フェビアン・レザ・パネ(pf)、森 俊之(key)という豪華メンバーが集結した。

 
9月25日(火)にも同じくBillboard Live TOKYOで、最終公演の開催が決まっている。

 
 

大貫妙子 Billboard Live Tour 2018より理想に近い『再現性』と『今』

 

9月20日にビルボードライブ東京で行われた、大貫妙子の「Billboard Live Tour 2018」初日。「雨の中、お越しいただきありがとうございます。」と感謝の言葉でライブがスタートした。

 
RCA在籍時にリリースした「MIGNONNE(ミニヨン)」を5月に、7月には「ROMANTIQUE(ロマンティーク)」「AVENTURE(アヴァンチュール)」のリマスタリングアナログ盤3枚、そしてライブ前日に発売されたばかりの新作のライブ盤「Pure Acoustic 2018」と、ここのところリリースが続いている大貫。今日のライブはこれらのアルバムに収録されている楽曲を含めた構成となっていた。

 
小倉博和(g)、鈴木正人(b)、沼澤 尚(ds)、林 立夫(ds)、フェビアン・レザ・パネ(pf)、森 俊之(key)という豪華メンバーがそろった今回のライブ。大貫のデビュー40周年目からこの時期、定期的に東京・大阪のBillboard Liveで顔を合わせ、このシリーズは今回で5年目を迎えた。

 
その演奏は、毎回その日に出る音によってその場で形を変え、状況に合わせているという。
ツインドラムスによるリズムの細分化、互いを知り尽くしたメンバーたちから繰り広げられるグルーヴ感をライブで感じたオーディエンスは、あまりの透き通るような楽曲の美しさにため息をついたり、メランコリックな歌詞の中、会場を取り巻くグルーヴィーなサウンドに踊り出したり大忙しだ。

 
これまでも、そしていまなお世代を超えて、また国境を越えて世界中のファンからのラヴコールが絶えない彼女はMCで、このところ続いているアナログ盤のリマスタリングの再発売盤や、新作のアナログに、より理想に近い『再現性』を感じると話しているのが印象的だった。

 
数多くの作品を生み出してきた大貫だが、そのアルバムたちが発売された“当時”と、より一層深みと輝きが織り込まれた“今”の大貫妙子の魅力を最大限にパフォーマンスで表出したライブ。六本木という大都会の真ん中で珠玉のシティ・ポップスの名盤に収録された曲たちを大貫妙子のトークとともに体感できる心が踊るような時間となった。

 
Billboard Live Tourも終盤、今年はあと一度だけ9月25日(火)に同じくBillboard Live Tokyoにて開催される。今回見逃した方はぜひこの体験できるチャンスを逃さないようにしてほしい。

 
 

 

大貫妙子 Billboard Live Tour 2018

※終了公演は割愛

 
日程:2018年9月25日(火)
会場:Billboard Live TOKYO
1st:open 17:30 / start 19:00
2nd:open 20:45 / start 21:30

 
共演:
小倉博和(g) / 鈴木正人(b) / 沼澤尚(ds) / 林立夫(ds) / フェビアン・レザ・パネ(pf) / 森俊之(key)

 
予約・問合
03-3405-1133

 
 

 
大貫妙子『PURE ACOUSTIC 2018』

発売:2018年9月19日(水)
価格:CD 3,456円 / LP 4,104円(共に税込)
発売元:BETTER DAYS (日本コロムビア)

Amazon(CD)
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TOWER RECORDS ONLINE(CD)
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収録曲(予定):
1. カイエ
2. 雨の夜明け
3. 彼と彼女のソネット
4. 新しいシャツ
5. 黒のクレール
6. アヴァンチュリエール
7. 横顔
8. La mer, le ciel
9. Siena
10.突然の贈り物
11.メトロポリタン美術館

 
[参加ミュージシャン]
大貫妙子
フェビアン・レザ・パネ(Apf)
吉野弘志(b)
ASKAストリングス
 金子飛鳥(Vln)/相磯優子(Vln)/志賀恵子(Vla)/西谷牧人(Vc)

 



 
大貫妙子

東京生まれ。
1973 年、山下達郎らとシュガー・ベイブを結成。75 年に日本初の都会的ポップスの名盤『ソングス』をリリースするも76 年解散。
同年『Grey Skies』でソロ・デビュー。以来、現在までに27 枚のオリジナル・アルバムをリリースしている。
日本のポップ・ミュージックにおける女性シンガー&ソング・ライターの草分けのひとり。その独自の美意識に基づく繊細な音楽世界、飾らない透明な歌声で、多くの人を魅了している。
CM・映画音楽関連も多く、映画「Shall we ダンス?」(監督:周防正行 96 年)のメイン・テーマや、98 年の映画 「東京日和」の音楽プロデュース(監督:竹中直人/第 21 回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞)など数多くのオリジナルサウンドトラックを手がけている。
昨今は、定期的なバンド・メンバーによるLive活動のほか、2015 年 に小松亮太とのアルバム『Tint』をリリース。同アルバムは【第57回輝く日本レコード大賞優秀アルバム賞】を受賞。
2016年にはソロデビュー40周年アニバーサリーボックスを発売し、東京芸術劇場にて、千住明編曲・指揮のもと自身初のシンフォニック・コンサートを開催。
2017年、ソロ・デビューアルバム、セカンドアルバムがアナログレコードとして再リリース。現在RCA時代のオリジナル・アルバムがリマスタリングの後、同様に順次リリース中。




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