2022-08-19 20:00 Fuhito Kitahara

ALL OF THE WORLD、新作EP『BLUE』8月24日リリース。同日にはSKREW KIDの約4年ぶりのアルバム『Inspirations』も

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ALL OF THE WORLDが、約1年ぶりの新作EP『BLUE』を8月24日(水)にデジタルリリースすることになった。

 
ALL OF THE WORLDは黎明期の国産ポストロック/インストバンドムーブメントの一翼を担った伝説のインストゥルメンタル・エレクトロニック・バンド。サカナクションの山口一郎がリファレンスソースとして「ひとつの基準」と公言している。

 
2021年にリリースした13年ぶりのアルバム『lull』に続く今作は、各地のフェスでも度々披露され好評だった90sレイヴマナーなボイスサンプルが微かに色めくポスト・ダブステップな「BLUE」と、デトロイトライクでコズミックな「Casper」の2曲に、それぞれのDJユースなエクステンデッド・ミックスを加えた計4曲を収録。

 
9月からはライブツアーを開催することも発表された。

 
また、メンバーの土江佳弘によるソロプロジェクト:SKREW KIDが、約4年ぶりに新作アルバム『Inspirations』を同日8月24日(水)にリリースすることも発表された。

 
SKREW KIDは、アコースティックギターとヴィンテージリズムマシンを駆使し日常に寄り添う独自の<テープ・ファンクネス>を追求しており、こちらにはアルバム『lull』に収録された曲のSKREW KIDバージョンの他、福井の工藝祭で披露された打刃物の音をサンプリングして作られた「Uchihamono」など全14曲を収録。

 
なお、アルバムから抜粋した曲と未発表を加えた<ビートテープ版>とも言えるカセットテープ『Inspirations (tape)』も少数限定で販売される。

 
 

 
ALL OF THE WORLD『BLUE』

発売:2022年8月24日(水)
価格:1,000円
レーベル:THANKS GIVING
仕様:デジタル

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配信サイト一覧

収録曲:
1. BLUE
2. Casper
3. BLUE (Extended Mix)
4. Casper (Extended Mix)

 
 

 
SKREW KID『Inspirations』

発売:2022年8月24日(水)
価格:1,500円(カセット)
レーベル:THANKS GIVING
仕様:Digital / Tape

 
カセットテープ予約ページ
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デジタル版収録曲:
1. Gift
2. Peaks Beignet
3. Red River
4. ataW 2F
5. No Guitar
6. Bread Day
7. Rousoku
8. New Era
9. After Party
10. Uchihamono
11. Pray
12. Colomode Morning
13. Tochu
14. Inspiration

 
カセットテープ版収録曲:
A1. Peaks Beignet
A2. No Guitar
A3. ataW 2F
A4. Tochu
A5. Piano Ame No Hi
B1. Natural Wine
B2. Uchihamono
B3. Colomode Morning
B4. Pray
B5. Inspiration

 
作品解説:

アコースティック・ギターとヴィンテージ・リズムマシンを駆使して、日常に寄り添う独自の「テープ・ファンクネス」を追求するSKREW KID、約4年ぶりの4thアルバム『Inspirations』が完成。ALL OF THE WORLDの新作と同時リリース。

タイトルが示す通り、彼が日頃からインスピレーションを得ているというPavement、J Dilla、Vincent Gallo、D’Angelo、James Blake、Sly & the Family Stoneらの偉大な音楽に加えて、2015年より移住している福井県からのインスピレーションから作られている。

メンバーでもあるALL OF THE WORLDのアルバム『lull』に収録された「No Guitar」「New Era」のSKREW KIDバージョンの他、越前市の工藝祭で披露された打刃物の製造過程の音をサンプリングして作られた「Uchihamono」など、Lo-Fi Beats、Ambient、Folktronicaな14曲を収録。旧知の仲であるLullatoneやjew’s-earのメンバーが参加し、ALL OF THE WORLDの大島祐介がマスタリングを担当。

なお、今作はアルバムから抜粋した曲と未発表を加えた「ビートテープ版」とも言えるカセットテープ『Inspirations (tape)』も少数限定で販売される。

 

 

ALL OF THE WORLD ライブツアー

 
2022年
9/03(土) 福井「ONE PARK FESTIVAL 2022」
9/08(木) 名古屋KD Japon「Sen Morimoto JAPAN TOUR 2022」
9/17(土) 京都MOJO「IHATOV vol.15」
9/23(金) 名古屋カサブランカ(※SKREW KIDが出演)

 



 
ALL OF THE WORLD

2000年結成。早くからPCを導入し、USオルタナ~Lo-Fiを通過した手作り感覚溢れるバンドサウンドに加え、精緻でメロディアスな音響的要素との融合を高次元で獲得。瑞々しく斬新なサウンドはポストロックの新たな地平を感じさせた。2004年に1stアルバム「the dance we do」をリリース。インスト作品としては異例のロングセールスを記録し、サカナクションの山口一郎にも影響を与えた。2005年よりメンバー土江によるソロプロジェクトSKREW KIDも始動し、これまでに3枚のアルバムをリリース。2008年にはダンスミュージックを大胆に取り入れた音楽性へシフトした2ndアルバム「Finesse」を発表。以後、2018年に前身バンドHelicopterのベスト盤をカセットテープで限定リリース(即完売)する他は表立った活動はなく、2021年パンデミックの中、突如13年ぶりの3rdアルバム「lull」をリリース。

 



 
SKREW KID

島根県生まれ。名古屋にて伝説的ポストロック・バンドALL OF THE WORLD結成。ギターとプログラミングを担当。2004年に1stアルバム「the dance we do」、2008年に2nd 「Finesse」、2021年に3rd『lull』をリリース。サカナクションの山口一郎から「最も影響を受けた」と高い評価を得る。並行してソロ・プロジェクトSKREW KID始動。2005年に1stアルバム「speak slowly」、2010年にエイベックス傘下のbinyl records/dive in! discより2nd「room tapes」、2018年に3rd『(s)』をリリース。アナログ感のある暖かいサウンドが一部で熱狂的な支持者を生む。2015年より名古屋から福井県に移住。企業CMの音楽制作や海外のレーベルにも楽曲を提供するなど、地道な活動を続けている。「クオリティは高いのに未完成なもの」や「やり残し感のある作品」に強く惹かれるという彼は、「音の隙間を作る事で、聴き手の想像力が入る余地を残している」と常に語っている。

 

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