2021-05-19 20:00 Fuhito Kitahara

ALL OF THE WORLD、13年ぶりの新作アルバム『lull』6月23日に突如発売決定。MV「Walls and a Ceiling」公開

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ALL OF THE WORLDが、13年ぶりの新作アルバム『lull』を6月23日(水)に突如リリースすることになった。

 
ALL OF THE WORLDは黎明期の国産ポストロック/インストバンドムーブメントの一翼を担った伝説のインストゥルメンタル・エレクトロニック・バンド。サカナクションの山口一郎がリファレンスソースとして「ひとつの基準」と公言している。

 
今作は、本日5月19日に先行リリースした「Walls and a Ceiling」を皮切りに、今では普遍化されたダンスミュージックへのアプローチにもかかわらず、過去作でも垣間見せていたドライな距離感とフレンドリーなメロディラインによる独自のバランス感覚は健在。

 
13年という文脈の途切れを感じさせない、アフターパンデミック/グレート・コンジャンクション以降に訪れる希望に満ちた世界へのアップデートを予見させる作品となっている。

 
また、久しぶりのライブとして7月3日・4日に福井県で行われる『ONE PARK FESTIVAL』に出演、9月には地元名古屋でのリリースイベントも予定しているとのことだ。

 
先行曲「Walls and a Ceiling」のミュージックビデオが公開された。チェックしよう。

 
 


ALL OF THE WORLD “Walls and a Ceiling” (Official Music Video)

 
 

 
ALL OF THE WORLD『lull』

発売:2021年6月23日(水)
価格:3,300円(税込)
品番:DQC-1651
レーベル:THANKS GIVING / SPACE SHOWER MUSIC

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収録曲:
01. Walls and a Ceiling
02. Click
03. Depicting
04. No Guitar
05. Potara
06. In the Cut
07. New Era
08. Tryal

 
ミックスはこれまでの作品と同じく中村佳穂BANDやレミ街で知られる盟友、荒木正比呂が担当。マスタリングはPole名義でも知られるベルリン・ダブのアルチザン、ステファン・ベトケが重厚な音像に仕上げた。アートワークは美術界期待の新人アーティスト上野英里がパンデミック下でのBLMのデモ行進を力強く描き、MVは同レーベルのインストバンドegoistic 4 leaves「10」で知られるpublistaがプロジェクターを巧みに使ってモノクロームの世界を表現。

 



 
ALL OF THE WORLD

2000年結成。早くからPCを導入し、USオルタナ~Lo-Fiを通過した手作り感覚溢れるバンドサウンドに加え、精緻でメロディアスな音響的要素との融合を高次元で獲得。瑞々しく斬新なサウンドはポストロックの新たな地平を感じさせた。2004年に1stアルバム「the dance we do」をリリース。インスト作品としては異例のロングセールスを記録し、サカナクションの山口一郎にも影響を与えた。2005年よりメンバー土江によるソロプロジェクトSKREW KIDも始動し、これまでに3枚のアルバムをリリース。2008年にはダンスミュージックを大胆に取り入れた音楽性へシフトした2ndアルバム「Finesse」を発表。これまでにtoe、9dw、mono、Dry&Heavy、□□□、東京ザヴィヌルバッハ、Buffalo Daughter、Pole、Akufen、Vladislav Delayなど国内外のアーティストと共演。以後、2018年に前身バンドHelicopterのベスト盤をカセットテープで限定リリースする他は表立った活動はなく、2021年パンデミックの中、突如13年ぶりの3rdアルバム「lull」をリリース。


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