2021-11-11 21:00 Fuhito Kitahara

スペースカルチャーメディア「宇宙編集部」創刊。打ち上げ目前の民間宇宙飛行士:平野陽三によるカウントダウン日記独占連載も

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スペースカルチャーメディア「宇宙編集部」が創刊した。

 
この「宇宙編集部」は、“宇宙がもたらす想像力と創造性”の発信を目的に、新しい角度から宇宙をとりあげるスペースカルチャーメディア。

 
音楽、映画、アートなど、さまざまなカルチャーと宇宙との交わりを取材し、紹介していく予定で、東京日本橋で開催される宇宙イベントとの連携、JAXA日本人宇宙飛行士募集にかかる特集など、宇宙に関するさまざまなイベントやコンテンツとのコラボレーションも予定しているとのことだ。

 
また創刊の目玉企画として、スペーストゥデイ前澤友作氏と共に日本の民間人として初めてISSへと足を踏み入れることとなる平野陽三氏による日記「平野陽三、宇宙に行く。」も独占連載される。

 
 

企画・編集を担当する伊藤総研株式会社によるコメントが発表された。

子供の頃、“宇宙“というワードに心を踊らせていました。未知なるもの。計り知れないもの。自分の興味のどこかに“宇宙“は確かにあったように思います。しかし、宇宙旅行が現実のものとなり、宇宙ビジネスが本格化し、“宇宙“が身近になったはずなのに、どこか心が踊らない自分がいます。宇宙編集部は子供の頃のあのドキドキ、ワクワクを懐古主義的にそのまま取り戻そうとするものではありません。このリアリティの中で“宇宙“をどう楽しむかを実践する編集部です。“宇宙“を今の自分たちらしく自由気ままに楽しもうと思っています。もう一度、“宇宙“が自分たちの元に戻ってくるかもしれない。そんな第一歩になればと思っています。

 



 

宇宙編集部 掲載予定記事

 
○平野陽三、宇宙に行く。
宇宙に行きたい!という夢を持っていたわけではなかったのに、ある日突然、宇宙へ行くことになった平野氏に、宇宙に情熱を持つ前澤さんの背中を近くで見て思うこと、日々の訓練の様子、宇宙旅行を前にした不安…など、ロシアでの訓練〜宇宙へ出発する12月7日までの生活を徒然なるままに綴っていただきます。

 
○宇宙名盤
国内外問わず多く存在している「宇宙系」のアルバムを特集。アーティストやその時代背景を交えながら紹介します。初回は、1940年代から活動する自称・ジャズ界の土星人、サン・ラの音楽と独自のアートワークから。

 
○映画は宇宙を目指す
宇宙が人類の果てなき想像力を掻き立て、あらゆる芸術を活気づけてきたことは言うまでもありません。もちろん映画もまた然り。宇宙にまつわる映画が数多く作られてきたことが、その何よりの証拠でしょう。そんな宇宙映画の魅力に迫る連載。初回は、宇宙映画の元祖と言うべき作品『月世界旅行』から。

 
○「音」から宇宙に耳を傾ける
一人ひとりに染み込むような独自の音楽性で、音楽から放出されるエネルギーそのものを表現する新進気鋭の音楽家・上原菜々恵が、古の哲学者や天文学者、数学者の残した研究や音楽を読み解きながら「宇宙と音」の関係を探ります。

 
○宇宙意識とアート。
昔の人は宇宙をどう捉えていたのか?
そして、それをどう表現していたのか?宇宙意識とアートの交わりについて研究するロジャー・マクドナルドさんと一緒に、
“科学が発展する以前の人類の宇宙旅行”について考えます。

 
○“宇宙式”トレーニング
限られたスペースの中で過ごすという点で、ステイホームと宇宙船滞在はほぼ一緒。しかもベッドに寝たきりの人間の筋肉は、無重力の中で過ごした宇宙飛行士のそれと同じような状態なんだとか。日本人宇宙飛行士の健康管理を担当している神山慶人さん監修のもと、自宅で簡単にトライできるエクササイズを5回に渡って紹介する連載。第一回目のテーマは「脚力を鍛える」。

 

宇宙編集部 創刊の背景

2021年は、米国で著名企業のCEOらが次々と宇宙旅行を実施し、宇宙がより身近な存在になった年でした。また、星出宇宙飛行士のISS船長就任や、スペーストゥデイ社の前澤友作氏・平野陽三氏によるISSへの滞在、そして、13年ぶりの日本人宇宙飛行士募集のトピックもあり、日本国内においても宇宙への関心はますます高まっています。

世界中の人々が人類初の月面着陸の様子をテレビの前で見守った1960年代のような、「宇宙 = 憧れや妄想」という時代は終わり、
「いつか私も宇宙旅行に行くかもしれない」とリアリティを持って考えられる時代になりました。普通の人も宇宙に手の届きそうな今だからこそ、人それぞれの“宇宙への関わり方”や“宇宙の面白がり方”があるはず。そしてそこにはきっと新しいワクワクやドキドキが生まれると考えています。昔からの典型的な宇宙のイメージを払拭し、新しい時代のスペースカルチャーをみなさんとともに創りたい、そんな想いで宇宙編集部を創刊しました。


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