2019-06-26 17:00 Fuhito Kitahara

THA BLUE HERB、7年ぶりのアルバム『THA BLUE HERB』からMV「THE BEST IS YET TO COME」公開。未収録曲「ASTRAL WEEKS」映像も

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THA BLUE HERBが、7月3日(水)に発売する7年ぶり5枚目のニューアルバム『THA BLUE HERB』から「THE BEST IS YET TO COME」のミュージックビデオを公開した。

 
今回公開されたMVでは、前半部分にデビューからこれまでの軌跡を振り返るアルバム未収録の完全新曲「ASTRAL WEEKS」をイントロダクションとして展開。1997年のデビューから現在まで、全国のライブハウスや、クラブ、そしてフェスなどを巡ってきた映像資料などを背景に、ILL-BOSSTINOがこれまでの歩みをラップで紡ぎ、THA BLUE HERBのこれまでの軌跡が濃密に表現された内容になっている。

 
MV後半の「THE BEST IS YET TO COME」では、THA BLUE HERBのこれからを表現。これまで生み出してきたリリックがプロジェクションマッピングで用水路を埋め尽くした中、ILL-BOSSTINOがラップしていくと、それが新しいリリックに塗り変わっていき、さらなる進化を遂げる彼らを表現している。

 
また今回のMVは、歌詞を味わうためのスピーカー「Lyric Speaker(リリックスピーカー)」を開発したCOTODAMAの斉藤迅氏、amazarashiをはじめとした独創的なミュージックビデオや2018年の紅白のオープニングを手掛けたSIXの本山敬一氏がクリエイティブディレクターを担当した。

 
ニューアルバムは2枚組全30曲、150分超収録のフルボリュームで、さらに生産限定盤はインストディスク付属の豪華仕様4枚組CDとなる。

 
リリースツアーの日程も発表されているので、MVと併せて下記スケジュールをチェックしよう。

 
 


THA BLUE HERB “ASTRAL WEEKS / THE BEST IS YET TO COME”【OFFICIAL MV】

 

■これまでの軌跡をリリックと映像で濃密に凝縮した「ASTRAL WEEKS」

THA BLUE HERBのこれまでの歩みを表現した楽曲「ASTRAL WEEKS」のパートは、これまでの膨大な映像素材をリ・エディット。FUJI ROCKやAIR JAM、KAIKOO、伝説の日比谷野音などの、貴重な映像とリンクしながら、これまでの歩みをILL-BOSSTINOが本映像の為に新たに書き下ろしたリリックでラップし、”THIS IS THA BLUE HERB”を体現したものになっている。

 

■1万8000文字が用水路を埋め尽くす「THE BEST IS YET TO COME」

一方、「ASTRAL WEEKS」を受けて始まるTHA BLUE HERBのこれからを表現した「THE BEST IS YET TO COME」は、過去20年分のパンチラインが埋め尽くした深夜の用水路をILL-BOSSTINOが独歩する内容。ラップに合わせて過去のリリックが「THE BEST IS YET TO COME」のリリックに塗り替えられていく様は、まさにこれからの歩みを象徴する表現になった。

 

■Lyric Speakerチームとの共同制作

制作にあたっては、歌詞を味わうためのスピーカー「Lyric Speaker(リリックスピーカー)」を開発したCOTODAMAの齊藤迅、amazarashiをはじめとした独創的なミュージックビデオや2018年の紅白のオープニングを手掛けたSIXの本山敬一をクリエイティブディレクターに、そして映像ディレクターに志真 健太郎(BABEL LABEL)を迎えました。Lyric Speakerとは、再生している楽曲の歌詞が浮かび上がる、歌詞を味わうためのスピーカー。また、DJのプレイする楽曲をビジュアライズさせるPioneer DJのrekordbox lyricや、ライブ演出など、その歌詞ビジュアライズ技術は、様々に広がっています。このMVでは、彼らがこれまで培って来た歌詞のアート表現を用い、映像を制作しました。 
https://lyric-speaker.com/

 

■MV収録楽曲について from ILL-BOSSTINO

・「ASTRAL WEEKS」
我々自身、今をキャリアの中盤の第一歩と位置づけております。地元札幌にとどまらず、列島中を駆け抜けた20年間、我々の道のりを今1度振り返り、そこから新しい世界に踏み出そうと思いました。同時にここから合流する新たなリスナー達にもTHA BLUE HERBとは?を知ってもらいたく、制作しました。

 
・「THE BEST IS YET TO COME」
いつだって乗り越えていくのは他人様ではなく、自分達。年齢、輝ける過去、内にある恐れや疑い、それらを屈服させてここまで生きて来ました。そしてその姿勢はこれからも変わらない、自分達はまだまだ良くなる、という想いが今も我々を駆り立て、走らせます。

 
・NEW ALBUM「THA BLUE HERB」
20年を乗り越えた我々にとって、次に目指すものとは何か?未だ足を踏み入れていない原野とはどこにあるのか?

この問いの答えはもう1つしか残っていませんでした。 やっていない事、挑戦してこなかった事、それとは、ILL-BOSSTINOとO.N.Oの胸中にずっと消えず にあったもの、「俺等は2枚組のアルバムをまだ創っていない」という、ずっと残してきた宿題。我々 がアメリカのヒップホップに憧れるだけだったあの90年代、2枚組のアルバムはそれほど珍しい ものではありませんでした。自分達がこの世界に足を踏み入れた時から、2枚組のアルバムを創るという使命は避けては通れないものとして常に先送りしてきた大きなハードルでした。遂に来た、挑むのは今しかない、今ならきっと出来るはずだ、意気投合した2人は長い制作期間に没入していったのです。

完全自主制作、フィーチャリングなし。それはいつもの事ですが、同じ期間内にアルバムを2枚創るのと同じだけの言葉、ビートを要する制作は、自ずとラッパー、ビートメイカー共に表現の幅を大きく 広げる作用をもたらし、結果、望んだ通り、この20年踏み込んだ事がない領域にまで2人を連れて 行ったと、今、ここに居並ぶ30曲がそう実感させます。

 

■MV制作について from 齊藤迅(COTODAMA / Lyric Speaker / Pan Pacific Playa / JINTANA & EMERALDS)

今から10年ほど前のある夜、もう仕事をやめて地元の函館に帰りたいと思っていた僕は、どうしてもTHA BLUE HERBの言葉を聞かなきゃならない衝動に駆られ、仕事を夜に終えた後そのまま空港へ向かい、札幌でTBHのライブを見たことがありました。そして、BOSSの言葉を受け取り、まだまだ自分はやれる!という気持ちを取り戻し、翌朝からの仕事に始発の飛行機でそのまま戻った思い出があります。
僕たちは、「THA BLUE HERBとは今もこの世に実在している人間の向上心そのものだ」
というBOSSの言葉こそ、THA BLUE HERBの核だと思ったので、それをそのまま映像化したいと思いました。Lyric Speaker発売時のご縁、Pan Pacific PlayaからのULTRA-VYBE池田さん(THA BLUE HERBの制作A&R)とのご縁、北海道という同郷であることなど、様々なご縁が重なり、今回、ご一緒できて、1ファンとして感動です。これからのさらなる進化もたまらなく楽しみです。

 

■制作スタッフ

Creative Director: 齊藤 迅(COTODAMA)、本山 敬一(SIX)
Director: 志真 健太郎(BABEL LABEL)
Cinematographer: 光岡 兵庫
Gaffer: 田上 直人
Art: 岩﨑 かおり(スマイルステージ)
Projection: 橋本 俊行(aircord)、中野 誠也(aircord)、上原 八恵(aircord)、入砂 慧太朗(aircord)
Projectior Equipment: KOWA
Editor: 磯部 今日平(ダダビ)
Grading: 根本 恒(L’espace)
Motion Graphics: UDON
Mask: Rudiez、No.1 Graphics
Composite: キシ マナミ
Production Manager: 蓑輪 翔吾(EPOCH)、高田 優生
Producer: 飯野 史子(EPOCH)
Image Provision:
RISING SUN ROCK FESTIVAL
フジテレビNEXT/GIP
川口潤
SPACE SHOWER TV
avex
SMASH
Location:CreAto

 
 

 
THA BLUE HERB 『THA BLUE HERB』(生産限定盤)

発売:2019年7月3日(水)
価格:6,000円+税
品番:TBHR-CD-030
レーベル:THA BLUE HERB RECORDINGS
仕様:4CD(インスト・ディスク付属、特製三方背ケース付属デジパック仕様、歌詞カード付属)

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収録曲:
[DISC 1]
1. RETURNING
2. EASTER
3. WE WANT IT TO BE REAL
4. 介錯
5. AGED BEEF
6. A TRIBE CALLED RAPPER
7. 凶兆序曲
8. THERE’S NO PLACE LIKE JAPAN TODAY
9. REQUIEM
10. GETAWAY
11. SUVARNABHUMI TRANSIT
12. HIGHER ON THE STONE
13. TWILIGHT
14. KEEP ON AND YOU DON’T STOP
15. THE BEST IS YET TO COME

[DISC 2]
1. DETERMINATION
2. TRAINING DAYS
3. 阿吽
4. HEARTBREAK TRAIN (PAPA’S BUMP)
5. UP THAT HILL (MAMA’S RUN)
6. COLD CHILLIN’
7. 一切空
8. LOYALTY
9. LIKE THE DEAD END KIDS
10. スーパーヒーロー
11. SMALL TOWN, BIG HEART
12. LOSER AND STILL CHAMPION
13. 今日無事
14. MAKE IT LAST FOR…
15. LANDING

 
 

 
THA BLUE HERB 『THA BLUE HERB』(通常盤)

発売:2019年7月3日(水)
価格:4,500円+税
品番:TBHR-CD-031
仕様:2CD(デジパック仕様、歌詞カード付属)

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THA BLUE HERB 5th ALBUM「THA BLUE HERB」RELEASE TOUR

 
2019年
8月17日(土)RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZO
8月23日(金)町田 CLASSIX(042-794-7194)
8月24日(土)中野 heavysick ZERO(03-5380-1413)
8月26日(月)名古屋 CLUB QUATTRO(052-264-8211)
8月27日(火)京都 MUSE(075-223-0389)
8月29日(木)広島 CLUB QUATTRO(082-542-2280)
8月31日(土)福岡 DRUM Be-1( 092-737-5300)
9月01日(日)那覇 Output(098-943-7031)
9月03日(火)大阪 CLUB QUATTRO(06-6311-8111)
9月04日(水)金沢 AZ(076-264-2008)
9月06日(金)新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE(025-201-9981)
9月07日(土)熊谷 HEAVEN’S ROCK (VJ-1)(048-524-4100)
9月10日(火)東京 LIQUIDROOM(03-5464-0800)
9月13日(金)郡山 PEAK ACTION(024-983-4398)
9月14日(土)水戸 CLUB MURZ(029-224-7742)
9月15日(日)BAYCAMP 2019(http://baycamp.net/2019/
9月18日(水)仙台 enn 2nd(022-212-2678)
9月20日(金)山形 Sandinista(090-7320-0592)
9月22日(日)宇都宮 HEAVEN’S ROCK 2/3 (VJ-4)(028-639-0111)
9月23日(月)つくば OctBaSS(080-3443-9072)
9月28日(土)夏の魔物 2019(http://natsunomamono.com/
9月29日(日)江ノ島 OPPA-LA(0466-54-5625)
10月2日(水)札幌 KRAPS HALL(011-518-5522)
10月4日(金)北見 UNDERSTAND(http://code-0157.com

 



 
THA BLUE HERB(ザ・ブルーハーブ)

ラッパー: ILL-BOSSTINO、トラックメイカー: O.N.O、ライブDJ: DJ DYEの3人からなる一個小隊。1997年札幌で結成。以後も札幌を拠点に自ら運営するレーベルからリリースを重ねてきた。’98年に1st ALBUM「STILLING, STILL DREAMING」、2002年に2nd ALBUM「SELL OUR SOUL」、’07年に3rd ALBUM「LIFE STORY」、’12年に4th ALBUM「TOTAL」を発表。’04年には映画「HEAT」のサウンドトラックを手がけた他、シングル、メンバーそれぞれの客演及びソロ作品も多数。映像作品としては、地元北海道以外での最初のライブを収めた「演武」、結成以来8年間の道のりを凝縮した「THAT’S THE WAY HOPE GOES」、’08年秋に敢行されたツアーの模様を収録した「STRAIGHT DAYS」、そして活動第3期(’07年~’10年)におけるライブの最終完成形を求める日々を収めた「PHASE 3.9」、’13年に東北の宮古、大船渡、石巻でのライブツアーを追った「PRAYERS」を発表してきた。’15年にILL-BOSSTINOがtha BOSS名義でソロアルバム「IN THE NAME OF HIPHOP」を、’16年には前年末の東京リキッドルームでのライブを収めたDVD「ラッパーの一分」を発表した。

HIPHOPの精神性を堅持しながらも多種多様な音楽の要素を取り入れ、同時にあらゆるジャンルのアーティストと交流を持つ。巨大フェスから真夜中のクラブまで、47都道府県津々浦々に渡り繰り広げているライブでは、1MC1DJの極限に挑む音と言葉のぶつかり合いから発する情熱が、各地の音楽好きを解放している。

’17年、結成20周年を機にこれまでの足跡を辿った初のオフィシャルMIX CD「THA GREAT ADVENTURE」、シングル「愛別EP」を発表。10月には日比谷野外大音楽堂で20周年記念ライブを台風直撃の豪雨の中で敢行、集まった3,000人のオーディエンスと新たな伝説を刻んだ。そして、その模様をノーカットで収録したDVD「20YEARS, PASSION & RAIN」を発表した。

2019年、活動第5期がいよいよ幕を開ける。

 

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