2019-04-18 22:00 Fuhito Kitahara

LVV、初サブスク作品『platform_11: cascading terrains #018 #019』4月24日に配信開始。実験映画を思わせる深いドローンミュージックに

Pocket

LVV(ラブ)が、初サブスク作品『platform_11: cascading terrains #018 #019』を4月24日(水)に配信リリースすることになった。

 
LVVは藤本ショーンTAKUROによるコンセプチュアルな独自の音世界のドローン/ノイズを持った二人組。都内や横浜周辺を中心に、アート界隈との交流も多く、多彩な演奏活動を展開している。

 
今作は、実験映画を思わせる深いドローンミュージックに。4月24日よりSpotify、Apple Music、YouTube Musicなど各種ストリーミングサービスで配信が開始される。

 
 

佐々木秀典氏によるレコメンドコメントが発表された。

LVVの存在はいつの間にか目の前に現れた存在だった。
今作のリリースレーベルelect-lowの永田氏も同じ記憶だ。
自身10年代30代に入り東日本大震災という大きな衝撃、困難を突破する為、00年代後半、10年代初頭に先人達の足取りを参考にし、作り上げたドローンの足がかりを確かな物にする為、DOMMUNE-NEdS × ストリートシーンを軸に奔走する日々を送っていた。
彼らと知り合って数年経過し
elect-lowを立ち上げ、LVVが音源をリリースするという情報が入った。
サウンドを聴く限り、DIY精神を持った先人達により80年代初頭から行われてきた弦楽器を使用したノイズドローンセッションの延長線上に位置する音源と捉えられる。
Platformとタイトルに記されているが
10年代末期、平成の終わりにDRONEサウンドにPlatformと呼ぶのはどのようば意味を持つのか?
音から想像し受け取るメッセージは聴取者の意識に委ねる事を目的とした音なのか?
その訴えを持続させ、広大なマクロの拡散を狙った物なのか?
elect-low、LVVの挑戦を現場で体感して頂きたい、彼らが私に協力を要請してきたという事は余程の覚悟を持って10年代の集大成に入ったと感じる。

佐々木秀典(zoo tapes 現代ノイズ進化論DOMMUNE)

 

 
LVV『platform_11: cascading terrains #018 #019』

発売:2019年4月24日(水)
価格:400円
品番:eltl-004
レーベル:elect-low

Amazonでみる

収録曲:
1. #018
2. #019

 

作品解説:

藤本ショーン、TAKUROによるユニット。身の回りの様々な事象をコンセプト(platform)毎に分け、パフォーマンスを行う環境に適応したスタイルで「聴刻」を奏でる。
止まる事を許さぬように、容赦なく時は進む。
まるで車窓から眺める景色の如く、瞬く間に移り変わる風景。過ぎ行く風景を吟味するも、脳裏を染めるは「類似物」でしかない。刹那的に捉えられた視像(しぞう)も、記憶の中で自然と練り替わり、各々の都合に沿う未完成な色彩に落ち着いた虚像を、人は「正義」とするだろう。
そこで生じる差異は僅かだが、同時に溝は深く、他者との共鳴を多様化させる。大気と地表の間に生じる輪郭を辿り、細かき変化に翻弄された時、人は何を見据え、何を想うのか。

 

 


インフォメーション

タイトル
開催日時
開催場所
料金
アクト
連絡先
WEBサイト LVV SOUNDCLOUD
WEBサイト LVV twitter
twitter
facebook
この記事の画像


関連記事:
こちらのニュースもどうぞ: