2019-03-14 20:00 Fuhito Kitahara

GROUP、4月10日に発売する15年ぶりの新作アルバム『mikazuki』の詳細&新アー写を発表。會田茂一や石橋英子、VIDEOTAPEMUSICらから追加コメントも

photo by TAIKOU KUNIYOSHI

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GROUPが、4月10日(水)に発売する3rdアルバム『mikazuki』のカバーアートと収録曲を発表した。

 
GROUPは日本のポストロックの先駆者の一組にも数えられる6人組インストゥルメンタルバンドで、たっぷりの叙情と極上のクールネスが同居した歌心あふれるエモーショナルな音楽で多くのファンを魅了してきた。

 
新作アルバム『Mikazuki』は、前作『Before Turning Off the Light』から実に15年ぶりの作品で、メンバーの脱退~交代などもありながら、さまざまな感情を喚起する起伏に満ちた音楽は健在。

有機的に絡み合う情感あふれる2本のギター、ときに清々しいむせび泣く2本の管、繊細かつダイナミックに躍動するドラム&ベース……計り知れない訴求力をもって迫ってくる、ひたすらにすばらしい傑作が誕生した。

 
また、今回の発表に合わせ新アーティスト写真も公開。會田茂一や石橋英子、VIDEOTAPEMUSICら豪華メンバーからの追加コメントも発表された。

 
 

 
GROUP『mikazuki』

発売:2019年4月10日(水)
定価:¥2,600円+税
品番:CD-26072
レーベル:Pヴァイン
仕様:CD

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収録曲:
1. Old Night & the New Morning
2. Route 135
3. Balcony Song
4. Rain Then Halation
5. Taming of the Shrew
6. Icarus
7. Ode to Crescent
8. Route 135 Revisited

 

コメント

 
15年前っていうとiPodを持ち歩いてた頃だ。ずっと前のような気もするし、つい最近のような気もするなぁ~って思いながら新作を聴かせてもらってたらジーンとココロに来るものがありました。ずっと聴いてられるけど…次も15年後とは言わず、早めに夜露詩句デス!!!

會田茂一

 

ニューアルバム、おめでとうございます!私もいつかこんな洗練された、すごく調和のとれたバンドをやりたいです。あとはギャルバンもやりたいです。還暦過ぎた頃かな。お手本にさせていただきます!

石橋英子

 

音楽の事をよく知らないままこんなところまで来てしまった。
知り合いだから言うわけじゃないよ。
この15年ぶりに嫉妬してる。
進んでく音が……俺には聞こえる。

KILLER-BONG

 

誰もいない冬の海、遠くに不気味にそびえるガスタンクのシルエット、国道沿いの夕暮れ。記憶の奥底に張り付いたまま、いつどこで見たのかも思い出せない風景みたいに、瞬間と永遠が同居した美しい演奏。
15年前の前作も改めて聴き返してみたらまったく色あせていなくて最高ですが(「LINE」が本当に好きです)、今作もきっとそうなると確信しました。うっとりしながらリピートします。

VIDEOTAPEMUSIC

 

ハイハット4つ半で景色が変わり 悪魔がアルペジオを重ねハーメルンの笛吹きが旋律を奏でる頃から ご先祖様の重低音が聴こえてくる。心を乱す為だけのアンサンブル。どうか 君達の耳で確かめて欲しい。

柚木隆一郎

 

GROUPの楽曲には独特のcoda・終結部分がある。バンドの音が一旦鳴り止んだあと、圏さんのギターだけが残ってリフレインしているところへ、石川くんのベース、ハンチョーとケンジーの管楽器が静々と入ってくる。あの時間を超越したテープループのような残響と反復が鬱々とした日常をリセットしていく瞬間、私は不覚にも「Yeah!」などと絶叫してしまう。素晴らしい!GROUPには歌手がいない――客演することはある――のだが、このバンドの音を聴いていると(たったいま新譜を拝聴している!)歌に対する熱意が込上げてくる。メンバーのケンジーが本作のレコーディングに入る直前、フレッドニールのレコードを小脇に抱えて飲み屋に入ってきたことと、このGROUPの新作の質感(=歌手不在の歌)には何かしらの因果関係があるに違いない。Yeah!

渡邊琢磨(音楽家)

 

※COMPUMA、佐藤ビンゴ(VICE JAPAN, 54-71)、曽我部恵一、田我流によるコメントはこちら

 

ライブスケジュール

 
Harukaze@Yoyogi park
日程:2019.3.31(日)
会場:代々木公園野外ステージ周辺

 
henrytennis『Freaking Happy』Release Party ~東京編~
日程:2019.4.21(日)
会場:渋谷 O-nest

 



photo by TAIKOU KUNIYOSHI

 
GROUP

トランペット、ソプラノ・サックス、ギター×2、ベース、ドラムから成るインストゥルメンタル・バンド。2001年に内田直之(LITTLE TEMPO、OKI DUB AINU BAND等)の録音&ミックスによる1stアルバム『RECORD』(WEATHER/P-VINE)でデビュー。その後、コンピレーションへの参加や映画音楽への楽曲提供などを経て、2004年に前作と同じく内田直之の録音&ミックスによる2ndアルバム『Before Turning Off the Light』(P-VINE)をリリース。叙情と緊張感が同居したエモーショナルな音楽は、多くのファンを魅了してやまない。現在のメンバーは、タケヒサ(g)、イゲ(g)、イシカワ(b)、テツロウ(ds)、ハンチョー(tp)、ケンジー(ss)の6人。GROUPという名のGROUP。


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