2018-10-05 12:00 Fuhito Kitahara

網守将平、新作アルバム『パタミュージック』11月21日に発売決定。統一感を意図的に排除した挑戦的な作品に

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網守将平が、ニューアルバム『パタミュージック』を11月21日(水)にリリースすることになった。

 
網守将平はアカデミックなバックグラウンドを出自としながら、ポップミュージックから現代美術まで様々なシーンに音楽で携わる作曲家。

 
2年ぶりのリリースとなる今作は、前作『SONASILE』発表以降、2作のサウンドインスタレーションの展示、現代音楽シーンでのオーケストラ作品の発表、NHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』への音楽制作での参加など、幅広い活動の合間を縫って制作された。

 
また、今作は”音楽そのものの抽象性”へ様々な角度からアプローチし「音楽はまだ存在しない≒空想音楽≒パタミュージック」という大胆な仮定をコンセプトに、エレクトロニカテイストの強かった前作に比べ、自身のボーカルとバンドサウンドによるストレートなポップソング、弦楽四重奏を取り入れたシネマティックな楽曲、さらに無限音階や位相変換を用いた実験音楽が方向性を持たないまま並べられ、統一感が意図的に排除された挑戦的な作品となった。

昨年トーキョーアーツアンドスペースで行われた現代美術展『不純物と免疫』のタイアップソングである「デカダン・ユートピア」も収録している。

 
ゲストミュージシャンには、岡田拓郎(ギター)、滝沢朋恵(ボーカル)、池田若菜(フルート)、大石俊太郎 (クラリネット/サクソフォン)、黒田鈴尊(尺八)、吉田篤貴カルテット(ストリングス)らが参加。マスタリングは細野晴臣などを手がける原真人氏が担当。パッケージデザインはイラストレーターの山本悠氏が、ブックレット内の写真は写真家/演出家の三野新氏がそれぞれ担当した。

 
またレーベルオンラインショップでは、原摩利彦、土井樹、サウンドアーティストの大和田俊と網守による電子音楽ユニットであるCryogenic Rhythm Scienceの計3組が参加したリミックスCDが数量限定で付属することも発表された。

 
ニューアルバムから「いまといつまでも」のフル試聴音源が公開された。チェックしてみよう。

 
 


網守将平 – いまといつまでも / Shohei Amimori – Now Forever

 
 

 
網守将平『パタミュージック』

発売:2018年11月21日(水)
価格:2,200円+税
品番:NBL-225
レーベル:noble

TOWER RECORDS ONLINEでみる
Amazonでみる

収録曲:
01. Climb Downhill 1
02. デカダン・ユートピア
03. いまといつまでも
04. ReCircle
05. ajabollamente
06. Climb Downhill 2
07. ビエンナーレ
08. 偶然の惑星
09. Washer
10. 蝙蝠フェンス
11. パタ

 



 
網守将平(あみもりしょうへい)

音楽家/作曲家。 東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。同大学院音楽研究科修士課程修了。
学生時代より、クラシックや現代音楽の作曲家/アレンジャーとして活動を開始し、室内楽からオーケストラまで多くの作品を発表。また東京芸術大学大学院修了オーケストラ作品は大学買上となり、同大学美術館にスコアが永久保存されている。近年はポップミュージック~サウンドアートまで総合的な活動を展開し、様々な表現形態での作品発表やパフォーマンスを行う傍ら、CMやテレビ番組の音楽制作も手掛ける。コラボレーションワークも積極的に行っており、原摩利彦、大和田俊、梅沢英樹などジャンルを問わず多くのアーティストとの作品制作を断続的に行っている。
主な音楽作品に『Drunky Jet Addiction』(室内楽作品、東京オペラシティ、2013)、『SONASILE』(1stアルバム、PROGRESSIVE FOrM、2016)、『Attack on Listening』(オーケストラ作品、NHK-FM、2018)、『パタミュージック』(2ndアルバム、noble、2018)がある。主な映像作品に『ムジカ・ピッコリーノ』(音楽制作 、NHK Eテレ、2017~)、主な展示作品に『Broken Silencer』(サウンドインスタレーション、「MOTサテライト 2017秋」、東京、2017)などがある。


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