SNS時代の政治運動を鋭く分析した書籍『ツイッターと催涙ガス』10月17日翻訳刊行。ネットは政治を動かせるのか?
ゼイナップ・トゥフェックチー・著『ツイッターと催涙ガス ネット時代の政治運動における強さと脆さ』が10月17日(水)に刊行されることになった。
アラブの春、香港雨傘運動、オキュパイ・ウォールストリート…21世紀になって世界の注目を集めた政治運動の多くはSNSがその盛り上がりに大きく影響したことは知られている。ところがそのほとんどが、当初の勢いを維持することができずに終わってしまったように見えるのはいったいなぜなのか。
本書では、プログラマーであり社会学者であり世界中を飛び回るアクティビストでもある著者が、ネットやテクノロジーと現代の政治運動についての結びつきを様々な角度で調査し分析。
自身の経験や取材を通した様々な政治運動の生き生きとした姿、そしてフェイスブックやツイッターをはじめとしたソーシャルメディアの特性を分析することで明らかにされる拡散力とそれを妨害する力。その多くは驚くほど日本にもそのまま当てはまっている。
ネット時代において政治を動かす力とはどのようなものなのか。本書は、ジャーナリスティックな読み物としての面白さと、現代日本にとっても重要なヒントを併せ持った一冊だ。
『ツイッターと催涙ガス ネット時代の政治運動における強さと脆さ』
ゼイナップ・トゥフェックチー(著)
毛利嘉孝(監修)
中林敦子(訳)
発売:2018年10月17日(水)
価格:2,600円+税
ISBN:978-4909483-10-2
ele-king books
ゼイナップ・トゥフェックチー(著) テクノ社会学者(Techno-sociologist)、著述家、学者、プログラマー。非常勤オピニオンライターとして「ニューヨーク・タイムズ」紙などに寄稿。ノースカロライナ大学情報図書館学准教授。ハーバード大学バークマン・センター准教員(faculty associate)。テクノロジーが社会に及ぼす影響について研究を行う。
毛利嘉孝(監修) 東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授。専門は社会学・文化研究。特に音楽や現代美術、メディアなど現代文化と都市空間の編成やポピュラー文化をテーマに批評活動を行う。最近は路上演劇の演出も手がける。主著に『ストリートの思想』(日本放送出版協会、2009年)、『文化=政治』(月曜社、2003年)、『増補 ポピュラー音楽と資本主義』(せりか書房、2012年)。共編著に『アフターミュージッキング: 実践する音楽』(東京藝術大学出版会、2017年)など。 大阪大学文学部卒、カリフォルニア州立大学大学院・言語学MA。フリーランス翻訳者として、主に医療、製薬、医療機器、化粧品の分野で、企業HPやパンフレット、学会資料などの実務翻訳。市役所で外国籍市民の生活相談を受けている。好きなものは、フィリピンのスイーツ「ブコ・サラダ」と、東大寺法華堂の不空羂索観音と、ハリネズミと、民主主義。 |
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