2017-04-17 15:00 Fuhito Kitahara

スチャダラパー × EGO-WRAPPIN’、シングル『ミクロボーイとマクロガール』5月10日配信リリース決定。6/7には限定アナログ盤も

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スチャダラパーとEGO-WRAPPIN’が、シングル『ミクロボーイとマクロガール』を5月10日(水)に配信リリースすることになった。

 
スチャダラパーは、4月15日に日比谷野外大音楽堂で春の恒例のワンマン公演を開催。ゲストにはEGO-WRAPPIN’が登場し、初コラボレーション楽曲「ミクロボーイとマクロガール」をいきなり披露、会場には歓喜の声が上がった。

 
この公演に合わせて密かに制作された今作は、スチャダラパーとEGO-WRAPPIN’がブレストを重ねて曲作りから共同作業し、サウンドはSHINCOとEGO-WRAPPIN’の森雅樹を中心に制作。Bose、ANIのラップを受けてのサビは中納良恵が歌い上げるという、ユーモアもたっぷりの豪華なコラボレーション楽曲が完成。

多国籍感あふれるサウンドと、不思議なトリップ感覚のリリックをもつ楽曲に仕上がっている。

 
そしてもう1曲、スチャダラパーの代表曲のひとつである夏のアンセム「サマージャム’95」が、25年の時を経て「サマージャム2020」として同公演でライブ初披露された。先述の「ミクロボーイとマクロガール」とこの曲がセットになって、国内外主要配信サイトにてリリース決定。

 
合わせて、6月7日(水)には同シングルが限定生産7インチアナログ盤として発売されることもアナウンスされた。

 

高木 “JET” 晋一郎氏によるライブレポートも公開された。



撮影:三浦憲治

 

『スチャダラパーライブ 2017年 野音の旅』ライブレポート

 
取材/文:高木 “JET” 晋一郎

 
毎年恒例となった、春のスチャダラパー日比谷野音公演。今年は「スチャダラパーライブ 2017年 野音の旅」と題され、荘厳な“ツァラトゥストラはかく語りき”(ただしかなり調子外れ)でメンバー、そしてバンド:ザ・コストパフォーマンスが登場し、“レッツロックオン”からライヴはスタート。この日から会場売りとしてリリースされたEP「セブンティーン EP」から新曲“セブンティーン・ブギ”を披露。「セブンティーンの時の気持ちで書いてみようがテーマだったんだけど (ANI)」「17の時なんて息してるだけだからね(Bose)」と話すように、10代を振り返りながら青春ソングにはなってい ないのもスチャらしい構成。

そして“Check The Word”などに続いて、先日MVが公開された、いつ起こるか分からない天災に向けての備えと「あるある」を織り交ぜた SDP流の防災ソング“その日その時”を披露。同じくEPに収録された“サマージャム 2020”は、“サマージャム 95”から20年余を経た現在の視点と年齢で、夏を描き出した一曲。「2020年は昭和で言うと95年だから『95』では繋がってるんだよね……いつまで昭和引きずってんだ、って話だけど」とはBoseの弁。

昨年末に行われたライヴ「KGGII」でもMC中に話されていたリクエスト・コーナーでは、「スチャダラの3兆曲の中からなんでもやるから(Bose)」との言葉から、“ノーベルやんちゃDE賞”や“0718 アニソロ”などのクラシックがパフォームされ、“コロコロなるまま”ではシャシャミンも登場。そしてKurtis Blow“The Breaks”のビートで披露された

“FUN-KEY4-1”や、いとうせいこうトリビュートとして制作された“MONEY”、そして“GET UP AND DANCE”で会場の盛り上がりは最高潮に。

その勢いのまま、ゲストとして発表されていたEGO-WRAPPIN’が登場し、共作された新曲“ミクロボーイとマクロガール”を披露。そのまま中納良恵がサビを歌う“今夜はブギー・バック”でライヴは一旦終了。

アンコールでは「今年は特に節目の年でも無かったけど、来てくれてありがとうございます(ANI)」「生存確認の為にまたライヴで会いましょう(Bose)」という言葉から“再見アディオス”、そして現在を肯定する“ザ・ベスト”でライヴは終了。SDP春の恒例行事は会場に熱を残したまま、幕を閉じた。

 
 

 
スチャダラパーと EGO-WRAPPIN’『ミクロボーイとマクロガール』(配信盤)

発売:2017年5月10日(水)
価格:TBA
発売元:ZENRYO RECORDS/SPACE SHOWER MUSIC
仕様:ダウンロード

収録曲:
スチャダラパーとEGO-WRAPPIN’「ミクロボーイとマクロガール」
スチャダラパー「サマージャム2020」

 

 
スチャダラパーとEGO-WRAPPIN’『ミクロボーイとマクロガール』(アナログ盤)

発売:2017年6月7日(水)
価格:1,500円+税
品番:DDKB-94016
発売元:ZENRYO RECORDS/SPACE SHOWER MUSIC
販売元:スペースシャワーネットワーク
仕様:限定生産7インチアナログ盤

収録曲:
[A-side] スチャダラパーとEGO-WRAPPIN’「ミクロボーイとマクロガール」
[B-side] スチャダラパー「サマージャム2020」

 



 
スチャダラパー

ANI、Bose、SHINCOの3人からなるラップグループ。
1990年にデビューし、1994年『今夜はブギー・バック』が話題となる。以来ヒップホップ最前線で、フレッシュな名曲を日夜作りつづけている。
デビュー25周年となる2015年にアルバム『1212』をリリースし、25周年公演を開催。2016年4月には日比谷野外大音楽堂で『スチャダラ 2016 ~LB 春まつり~』を開催し、ミニアルバム『あにしんぼう』をリリースした。
2017年4月15日にワンマン公演『スチャダラパーライブ 2017年 野音の旅』を行った。

 



 
EGO-WRAPPIN‘

1996年 中納良恵(Vo、作詞作曲)と森雅樹(G、作曲)によって大阪で結成。
2000年に発表された「色彩のブルース」や2002年発表の「くちばしにチェリー」は、多様なジャンルを消化し、エゴ独 自の世界観を築きあげた名曲として異例のロングヒットとなる。以後作品ごとに魅せる斬新な音楽性において、常に日本の音楽シーンにて注目を集めている。ライブにおいては、国内のフェスなどの出演だけに留まらず、ヨーロッパやアジアのフェスに出演するなど、海外でのライブ活動も行っている。
2016年には結成20周年を迎え日本武道館でワンマンライブを行い、その模様を収録したLive Blu-ray&DVD「ROUTE 20 HIT THE BUDOKAN ~live at 日本武道館〜」を2017年3月15日にリリースした。


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WEBサイト スチャダラパー 公式サイト
WEBサイト EGO-WRAPPIN‘ 公式サイト
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