2023-07-10 18:00 Fuhito Kitahara

佐野史郎、SKYEと制作した約4年ぶりの新作アルバム『ALBUM』から全編アニメーションMV「まどのそと」公開

Pocket

佐野史郎が、7月5日に発売した約4年ぶりの新作アルバム『ALBUM』から「まどのそと」のミュージックビデオを公開した。

 
アルバム『ALBUM』は、2019年の前作『禁断の果実』(Amazon / タワレコ)に続き、佐野史郎が尊敬してやまないSKYE(鈴木茂・小原礼・林立夫・松任谷正隆)のメンバーと制作。佐野史郎の作詞と作曲、SKYEの卓越した演奏が重なりあい、彼らでしか表現することが出来ない70年代を彷彿とさせるロックサウンドに仕上がっている。

 
病を乗り越えた佐野自身が、<死を意識して、生きたいと感じたことが大きかった、生きた証しとして音楽人としての自分の集大成を写しこんだ作品>と語る作品が完成した。

 
この「まどのそと」は近年の入院中に作った楽曲で、<窓を開けることができずにいた時、窓の外の光景は、それでも新鮮でした。>と閉ざされた世界の向こう側を待ち望む思いが佐野自身の言葉で詰め込まれている。

 
全編アニメーションで構成されたMVは、主人公が閉ざされた部屋から外へ飛び出していくというストーリーで、歌詞の世界感やメッセージとも非常にマッチした映像に仕上がった。チェックしよう。

 。
なお佐野史郎は、先日より急性腎障害で入院していたが7月8日に無事退院している。

 
 

佐野史郎によるコメントが発表された。

幼少期、窓の外が気になりました。
何かがいる気配や、生い茂る樹木の風にそよぐ音や匂いに心動かされていました。
病に伏していた入院中の二ヶ月近く、窓を開けることができずにいた時、窓の外の光景は、それでも新鮮でした。
直に触れることができたならと 、切実な想いでおりました。

佐野史郎

 。

 
 

 
佐野史郎 meets SKYE『ALBUM』

発売:2023年7月5日(水)
価格:3,300円(税込)
品番:COCB-54358
仕様:CD

Amazonでみる
TOWER RECORDS ONLINEでみる

収録曲:
1. DREAM LAND
2. MELODY HOUSE
3. まどのそと
4. NOSTALGIA
5. KING KONG
6. 悲しき熱帯
7. 旅芸人の記録
8. 彼岸花
9. ほほえみ
10. セントラルアパート
11. 冬の街の夜空

 
Musicians:
佐野史郎/Vo,A.G,E.G,Cho

【SKYE】
鈴木茂/E.G,Cho 
小原礼/Ba,Cho 
林立夫/Dr,Per,Cho
松任谷正隆/Key,Bonj.,Mand.,Cho

【井之頭SINGERS】
イノトモ/Cho
南壽あさ子/Cho
湯川潮音/Cho

ジャケットデザイン:
クラフトエヴィング商會

 



 
佐野史郎

1955年3月4日生まれ。島根県松江市出身。山梨市に生まれ幼少期を東京、練馬で過ごした後、松江に転居。高校卒業後、1975年、劇団「シェイクスピア・シアター」の創設に参加。退団後、1980年、唐十郎主宰「状況劇場」に入団、1984年まで在籍。1986年、林海象監督『夢みるように眠りたい』で映画主演デビュー。1992年、TBS金曜ドラマ『ずっとあなたが好きだった』でマザコン男冬彦を演じ、脚光を浴びる。劇団退団後、バンド、タイムスリップを結成し1999年まで活動、その後もバンドを続け、SKYEとは2017年よりライブなども共にしている。俳優、音楽の他、小泉八雲の朗読、執筆、写真等、活動は多岐に渡る。

 



 
SKYE

 
■小原礼(おはら れい)
1951年11月17日東京生まれ。3歳の頃からピアノをはじめる。青山学院高等部在学中、鈴木茂、林立夫らと「SKYE」を結成し、そこではじめてベースを手にする。72年、「サディスティック・ミカ・バンド」に参加。その後渡米し、「イアン•マクレガン・バンド」に参加。ロン・ウッド、キース・リチャーズ、ジム・ケルトナー、ボニー・レイットらとも共演。坂本龍一のツアー参加のために帰国。97年尾崎亜美と結婚。以降、屋敷豪太と結成したロック・デュオ「The Renaissance」などのほか、奥田民生、矢野顕子、尾崎亜美、との共演等、精力的に展開している。ソロアルバムとして88年に『ピカレスク』を発表。ロック専門誌で年間ベストアルバムに選ばれている。

 
■鈴木茂(すずき しげる)
1951年12月20日東京都生まれ。アマチュア・バンドのサークルで細野晴臣と知り合い、69年「はっぴいえんど」に参加。繊細にして大胆なギター・ワークで注目を集める。「はっぴいえんど」解散後、細野晴臣、林立夫、松任谷正隆ともに「キャラメル・ママ」(その後「ティン・パン・アレイ」に改名)を結成。数多くのレコーディングに参加。並行してソロ活動も開始。75年、L.A.レコーディングのソロ・デビュー・アルバム『BAND WAGON』が高い評価を得る。帰国後「ハックルバック」を結成。2000年には細野、林とともに「Tin Pan」を結成。これまでに膨大な数のレコーディングやコンサートへの参加、アレンジャーとして活躍。

 
■林立夫(はやし たつお)
1951年5月21日生まれ。東京都出身。12才から兄の影響でドラムを始める。72年より細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆と「キャラメル・ママ」で活動を開始。その後、「ティン・パン・アレイ」と改名し、荒井由実、南佳孝、吉田美奈子、いしだあゆみ、大瀧詠一、矢野顕子、小坂忠、雪村いずみ等の作品に携わる。70年代、「パラシュート」、「アラゴン」などのバンドで活躍するが、80年代半ばに音楽活動休止。96年、「荒井由実The Concert with old Friends 」で活動再開。現在は大貫妙子、矢野顕子、尾崎亜美、等の作品・ツアーに参加。2020年2月、初の書籍「東京バックビート族 ― 林立夫自伝 ― 」を発売。

 
■松任谷正隆(まつとうや まさたか)
1951年11月19日生まれ。東京都出身。4歳の頃からピアノを習う。74年慶応大学卒業。学生時代よりバンド活動を始め、細野晴臣、林立夫等と伝説的グループ、「キャラメル・ママ」を結成。「ティン・パン・アレイ」を経て、数多くのセッションにプレイヤーとして関わるようになる。76年、荒井由実と結婚。その後、アレンジャー、プロデューサーとして妻の松任谷由実を筆頭に、尾崎亜美、松田聖子、ゆず、いきものがかりなど、多くのアーティストの作品に携わり、コンサートの演出や構成も行うなど、総合的なプロデュースをしている。


インフォメーション

タイトル
開催日時
開催場所
料金
アクト
連絡先
WEBサイト 佐野史郎 公式サイト
WEBサイト 佐野史郎 Instagram
twitter https://twitter.com/shiro_sano
facebook https://www.facebook.com/shiro.sano
この記事の画像


関連記事:
こちらのニュースもどうぞ: