Tweet

Pocket

ぱやちのが、シンガーソングクリエイターとしてのデビュー作『地球が丸くなくて本当に良かったよな』を2023年1月11日（水）にリリースすることになった。

 
ぱやちのは詩人・イラストレーターとして活躍する自称「インターネット頑張り屋さん」。「ミスiD2020」のカメラテストにおけるパフォーマンスでも話題を集めた。

 
今作は、彼女のもうひとつの顔と言えるシンガーソングライターとしてのデビュー作で、高校の国語教師を務めていたという経歴もうなずける圧倒的な言語センスと、曲調に応じて声色も表現も変化していくラップ＆ボーカル、不穏な空気を醸し出すシンセ・トラック、人間や社会に対する愛と憎悪、その矛盾の中で曖昧に揺れる独白がすぐそばで聴こえる作品となっている。

 
ミディアムバラード「遠くに箱舟」は、書籍『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』で累計17万部のベストセラーを記録したライターの神田桂一氏と菊池良氏がメインとなって作った詞に、ぱやちのがオリジナルの台詞を追加する形で制作が行われた。作曲及び編曲、一部作詞はlyrical schoolの楽曲制作を中心にCM曲など数多くの楽曲を手掛ける泉水マサチェリー氏が担当しており、自ら作詞作曲したオリジナル曲とは異なる歌唱スタイルを取り入れるなど、アルバムの中でも一際異彩を放った楽曲に仕上がっている。

 
なお、2023年1月には都内2箇所でライブ出演を予定しているとのこと（そのうちの1つは装置メガネのサミーちゃん生誕企画『装置メガネまつり2023』）。詳細は公式Twitterで発表するとのことなのでチェックしておこう。

 
ぱやちの『地球が丸くなくて本当に良かったよな』

発売：2023年1月11日（水）
価格：2,200円（税込）
品番：PAYACHIR-0001
発売元：Payachino Records / Recoba Co., Ltd.
販売元：Tower Records Japan Inc.
仕様：CD

Amazonでみる
TOWER RECORDS ONLINEでみる

収録曲：
01. ケイリョウかっぷ
02. 往来
03. 蜃気楼
04. 掃除が趣味の奴
05. 遠くに箱舟
06. MPD

ぱやちの 大学卒業後、高校教師を経て、2019年に講談社主催の「ミスiD2020」にエントリー。「ミスiD2020」公式You Tubeチャンネルで公開されたカメラテスト（自己PR動画）が95万回再生（※2022年12月現在）され、当時、審査員を務めた佐久間宣行氏（テレビプロデューサー）や吉田豪氏（プロインタビュアー＆プロ書評家）から高評価を得る。 同じく「ミスiD2020」の審査員を務めた大森靖子氏の5thアルバム『Kintsugi』（2020年12月発売）の収録曲「堕教師」は「ミスiDを受けに来た、ぱやちの」をモデルにした曲であるとご本人がインタビューで答えている。女優の橋本愛氏が出演していることでも話題となった同曲のミュージックビデオにて、教師役を演じる大森靖子氏の風貌（髪型＆メガネ）がどことなく、“ぱやちの”本人に似ているということでも一部で話題となった。最終的に「ミスiD2020賞」、「文芸賞」、「たなか（元・ぼくのりりっくのぼうよみ）賞」を受賞。 また、詩集、歌詞における圧倒的なワードセンスやそれを表現する喋りが一部のユーザーに評価され、「コミティア」や「文学フリマ」等の同人誌イベントでは毎回数百部用意した詩集が完売。また、2020年からはシンガーソングライターとして積極的にオリジナル曲を自身のYou Tubeチャンネルで発表、同時にボカロPやアイドルグループに作詞提供も開始している。