The Mirraz『Cocoa with Marshmallows』


発売：
2022年11月20日（日）
価格：2,444円
仕様：デジタル

購入/ストリーミング：
The Mirraz 公式通販サイト「KINOSK」
Apple MUSIC
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収録曲：
01. Allergy song
02. Cave Paradise
03. It’s a
04. Like a Western lariat
05. lǔ wèi
06. サ終
07. スマートフォン・ガール
08. セルロース
09. デイサイト
10. フォトナのベジータスキンでダンスエモートを見ていると
11. クルサニ、モリジ、ラッスン、ダルバート
12. エライジャ・クレイグ
13. I’m sorry（KINOSK限定ボーナストラック）

 
作品解説：

タイトルの「Cocoa with Marshmallows」はミイラズには珍しく可愛らしいタイトルだが、Vo.畠山曰く、「アルバムタイトルとジャケットデザインが今まで制作してきて初めて最後の最後まで思いつかなくて困っていた時にたまたまココアを飲んで、これだ！」となったとのこと。ココアを飲み干した際にカップの底に残ったドロッとしたココアを見て、混ざり合ってるようで完全に混ざり合ってないマーブルな感じが目指しているバンドサウンドや今作のアルバムのイメージを象徴している様だったし、何よりビジュアル面でジャケット制作のインスピレーションになったそう。完成したアルバムジャケットはVo.畠山が撮影した、ココアにマシュマロをのせチョコレートソースをかけて最後に可愛らしいカラフルなチョコレートが振りかけられた写真だが、可愛いだけでなくダークな雰囲気があり、なんともミイラズらしいジャケットになっている。

今作は彼らが常に追い求めているビンテージバンドサウンドに古いオルガンサウンドが混ざり合った曲が何曲もあり、その楽曲が60年代のサウンドをリバイバルさせた2000年代のあの感じを彷彿させ、当時のロックファンをニヤリとさせるムードが漂っている。またボーカルサウンドも古くて壊れたマイクで録音したようなサウンドが目立ち、よりサウンドへの強いこだわりを感じることができる。今作のMIXもボーカル畠山自身が行っており、更にブラッシュアップされたボーカルワークや洋楽的なビンテージバンドサウンドにも注目してほしい。

歌詞は「Allergy song」や「サ終」、「フォトナのベジータスキンでダンスエモートを見ていると」のようなミイラズらしいユーモアな歌詞も当然多くあるが、英語の発音を日本語で表現したような所謂、発音重視的な歌詞が多くある。それはミイラズがずっと追い求めている洋楽と邦楽の差を埋めるような音楽制作と言えるだろう。Vo.畠山曰く、「邦楽コンプレックスなんてもう新しい世代の人たちは感じてないかもしれないけど、自分達はそういう世代で音楽制作をし続けてきて、洋楽と同じ土俵で聞いてもらえるようなレベルの高い音楽を作りたい、そういうものを目標にして活動し続けている。洋楽の中にもいろんなものがあるけど、自分達がかっこいいと思えるもの、2000年台のロックンロールリバイバル的なものを日本でサウンドとして完成させる、その音を追求すること、それがこういう作品を作り上げたと思う。」とのことなので、その辺りも注目して聴いてほしい。

今作はApple MusicやYouTube Premium他、各サブスクにも対応。InstagramやYouTube の動画配信にも使用可能となっているので動画配信をする方はチェックしてほしい。ミイラズ公式通販サイト「KINOSK」限定の配信では、デジタルブックレットとボーナストラックの「I’m sorry」を収録したバージョンを配信。ファンに向けたメッセージとも取れるようなボーナストラックなのでファンは必ずチェックしてほしい。