2022-02-10 12:00 Fuhito Kitahara

Tess Roby、2ndアルバム『Ideas of Space』4月22日発売決定。表題曲MV公開。各所で高い評価を得るモントリオールの才人

Photo Credit: Hugo Bernier

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Tess Robyが、2ndアルバム『Ideas of Space』を4月22日(金)にリリースすることになった。

 
Tess Robyは2018年にItalian Do it Betterからアルバム『Beacon』(Amazon)で輝かしくデビューし、各所で高い評価を得たカナダはモントリオールの才人。

 
今作は、多彩かつ独特なシンセサイザーに、オペラのバックグラウンドを持つ崇高なヴォーカルを織り交ぜたアンビエント〜オルタナティヴ・フォークを横断するようなドリーミーなエレクトロニック・シンセポップを展開。BraidsのAustin Tufts、Joseph Shabason、Ouriらがゲスト参加し彩りを添えている。

 
新章を感じさせる、アーティストとしての明確な進化が伺える美しいアルバムが完成した。

 
表題曲「Ideas of Space」のミュージックビデオも公開されたのでチェックしよう。

 
なお、3月〜4月にはMen I Trustのカナダツアーのサポートアクトを務めることも決定しているとのことだ。

 
 

Tess Robyによるコメントが発表された。

「Ideas of Space」は新しい章の始まりの合図です。この曲はヒプノティック且つしなやかで、サウンド的にはある種のパワーと緊迫感を持っている。この曲を聴くと、広大な風景、登山、旅などを早期させ、迷い、問いかける声と、道しるべとなる声が交錯しています。その声を視覚的に表現し、私がこのアルバムを作りながら歩んできた旅、つまり自己発見、苦難、冒険、そして最後には自信と強さを表現したかったのです。

このビデオは、撮影監督とエディターのPatrick BoivinとGeorge Allister、そしてプロデューサーのSarah Mackenzieからなる小規模で素晴らしいチームと共に制作されました。野心的な仕事でしたが、私たちが一緒に作ったものをとても誇りに思っています。

 


Tess Roby – Ideas of Space (Official Video)

Director: Tess Roby
Producer: Sarah Mackenzie
Directors of Photography: Patrick Boivin & George Allister (http://videocompany.ca)
Editors: Patrick Boivin & George Allister (http://videocompany.ca)
Titles: Hugo Bernier

 
 

 
Tess Roby『Ideas of Space』

発売:2022年4月22日(金)
価格:2,200円+税
品番:ARTPL-166
レーベル:PLANCHA / SSURROUNDSS
※日本独自CD化
※解説・歌詞・対訳付き予定

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収録曲:
01. Century
02. Eyes Like Babylon
03. Ideas Of Space
04. Path
05. Walls Surrounding Water
06. Euphoria In August
07. Up 2 Me
08. House/Home
09. Cloud Cover
10. Elegy Revisited

 
All songs written and performed by Tess Roby
Produced by Tess Roby
Recorded in Montreal at Studio Toute Garnie with Austin Tufts, at The Bottle Garden with Peter Woodford, and at home
Mixed by Austin Tufts
Mastered by Nik Kozub
Album Cover & Graphic Design by Hugo Bernier

Synths, piano and vocals by Tess Roby
Drums and drum programming by Austin Tufts
Additional drums and drum programming by Tess Roby
Woodwinds on “Century”, “Eyes Like Babylon”
and “Elegy Revisited” by Joseph Shabason
Additional production, arrangement and drums on “Century”
by Joseph Shabason
Guitar on “Eyes Like Babylon” by Eliot Roby
Cello on “Euphoria in August” by Ouri
Field Recordings on “Elegy Revisited” by Joseph Shabason

 
作品解説:

2018年にItalian Do it Betterからアルバム『Beacon』で輝かしくデビューし、各所で高い評価を得た、モントリオールの才人、Tess Robyの待望のセカンド・アルバム『Ideas of Space』。ぐっと進化を遂げた印象で、多彩且つ独特なシンセサイザーに、オペラのバックグラウンドを持つ崇高なヴォーカルを織り交ぜたアンビエント〜オルタナティヴ・フォークを横断するようなドリーミーなエレクトロニック・シンセポップ。その幻想的な世界観が聴き手を桃源郷へと誘う。BraidsのAustin Tufts、Joseph Shabason、Ouri等がコラボレーターとして参加。
3月〜4月にはMen I Trustのカナダ・ツアーのサポート・アクトも決定。

トロント出身で現在はモントリオールを拠点に活動しているTess Robyのセカンド・アルバムが完成し、日本デビューが決定。2018年にChromaticsなどをリリースする名門Italian Do It Betterからリリースしたファースト・アルバム『Beacon』で高い評価を得たが、本作『Ideas of Space』では自らのレーベルSSURROUNDSSを立ち上げ、ソングライター、プロデューサー、ミュージシャン、ミュージック・ビデオとアート・ディレクターまでを自ら務め、完全な芸術的独立を見せている。

前作リリース以降ミュージシャンとしての自信も技術も向上しており、より充実した制作を行うことができたようで、サウンドの構造はより広大になっている。コラボレーターとしてBraidsのAustin Tufts(ドラム/ドラム・プログラミング)、昨年Western Vinylから傑作をリリースしたマルチ・インストゥルメンタリストのJoseph Shabason(木管楽器/ドラム/フィールド・レコーディング)、Ghostly Internationalから作品をリリースしているOuri(チェロ)、そして実弟のEliot Roby(ギター)等が参加し、Tessが描き出す音の風景に複雑なテクスチャを加え彩りを添えている。

パーカッシヴなリズムに揺らめくシンセのレイヤーとTessのたおやかなヴォーカルが絡み合う「Century」で幕を開け、ドラムの上で浮遊感のあるギターとヴォーカルのタペストリーが印象的な「Eyes Like Babylon」を経て、ファースト・シングルにもなったタイトル・トラック「Ideas of Space」へ。うねるような躍動感のある催眠的なシンセとビートに迷い、問いかける声と、道しるべとなる声が交錯するある種のパワーと緊迫感を見せ、Tessの新章を明確に始まりを感じさせる曲。その後もドリーミーでアトモスフェリックなシンセと表情豊かなヴォーカルのレイヤーでそしてゲスト陣の演奏やアレンジをアクセントに、アンビエントとドリーム・ポップを融合させたような世界観を描き出し、リスナーをアーティストの内面へと引き込む。そこでは、心は部屋であり、身体は家。光と闇、重さと熱気、物理的なものと非物理的なものという二面性が、互いを行き来する。そしてTessの歌詞は、夢、記憶、現実の間を漂い、彼女の声の豊かな親密さによって生命を吹き込まれる。シンセのループは、織り成すヴォーカル・パターンとともに上昇〜下降することで、ミニマルかつ複雑なサウンドスケープを違和感なく構築している。

勿論ファースト・アルバムの延長線上にあるサウンドであるが、前述したように格段にスケールアップしている。しかしそれは決して仰々しい訳ではなく、淡く重層的でありながらも音の立体感は絶妙なバランス感を保っている。8年以上のオペラの経験に裏打ちされたヴォーカルの技術と先見性を持ったエレクトロニック・ミュージックのスキル、そしてリズムへの探求も感じられ、アーティストとしての明確な進化が伺える美しい傑作。

 



Photo Credit: Hugo Bernier

 
Tess Roby

1993年トロントに生まれで、現在はモントリオールを拠点に活動するミュージシャン/フォトグラファー。幼少のころから両親の音楽に囲まれて育ち、トロントの子供オペラ・カンパニーへ参加し、8年間学んだ後、父親のレコーディング・スタジオでギター、シンセ、ドラムマシンを試し、ソロ作品を制作し始める。
イギリスのダルトンにあるAshurst’s Beaconという18世紀の監視塔にちなんだ彼女のデビュー・アルバム『Beacon』は、この地域出身であった父親の死後、2015年に書かれたもので亡き父へ捧げられている。弟のEliotと共に録音したこの作品は、2018年にItalians Do It Betterレーベルからリリースされた。各所で高い評価を得て次作への期待が高まる中、遂にセカンド・アルバム『Ideas of Space』のリリースが決定しました。またフォトグラファーとしてCFCFやTOPSなどのアーティスト写真も手がけ、現在はビデオ&アート・ディレクターとしても活動を開始し、多岐にわたる才能を見せている。


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WEBサイト Tess Roby SOUNDCLOUD
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