2022-01-11 18:00 Fuhito Kitahara

ANTHONY MOORE、幻のアルバム『Reed Whistle & Sticks』日本独自CDで1月12日発売

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ANTHONY MOOREのアルバム『Reed Whistle & Sticks』が、日本独自CDで明日1月12日(水)にリリースされることになった。

 
ANTHONY MOOREは、日本でも高い人気を誇るアヴァン・ポップ・バンド:Slapp Happyの創設者であり、ヘンリー・カウでも活動。当時はリリースされなかった1976年の幻のアルバム『アウト』(Amazon / タワレコ)の再発でも話題となっている。

 
アルバム『Reed Whistle & Sticks』は、ファウストを送りだしたウーヴェ・ネッテルベックのプロデュースにより、1972年に3作目のソロアルバムとして制作されたものの、あまりにも実験的な内容ゆえに当時の所属レーベルだった独ポリドールから発売拒否されたいわくつきの作品。たった12枚のみプレスされたテスト盤LPは、マニアの間では40~60万円で取引されている超コレクターズアイテムだ。

 
今回の再発に当たり、ほぼ未使用のテスト盤LPに蒸留水を垂らしながら再生する手法で、宇都宮泰氏(ex.アフター・ディナー)がアンソニー・ムーア本人と共に決定版的リマスターを施行。1998年にリリースされた英Voiceprint盤再発CDとは大きく異なる生々しい音響空間を創出している。

 
実験的でありながらも不思議に心地よく、かつ時に予想外の展開を見せる無二のサウンドスケープ、快美かつ刺激的なサウンド・シャワーをたっぷりと浴びてほしい。

 
また、ボーナストラックとして、今作と興味深い関係にあるという同時期に制作された未発表作品「Stimmgabel」(音叉)も収録する。

 
 

石原洋氏、柴山伸二氏(渚にて)によるコメントが発表された。

ケージは易経を応用して西洋音楽に偶然性を持ち込んだがアンソニー・ムーアは易経に使われる竹ひごそのものを落下させ、耳で浴びる快楽音響を作り上げていた。これは50年経った今も我々の脳を確実にキックし続ける。

石原洋

 

黄昏の幻視者、アンソニー・ムーアがスラップ・ハッピーの『SORT OF』制作前に悪意とユーモアいっぱいのモルトで仕込んだ極上の非楽音アヴァンギャルド・ボトル、50年目の開栓!!

柴山伸二(渚にて)

 
 

 
ANTHONY MOORE『Reed Whistle & Sticks』

発売:2022年1月12日(水)
定価:2,970円(税込)
品番:PCD-27056
仕様:CD

監修・解説:東瀬戸悟
初回生産限定紙ジャケット仕様
日本独自CD化
ボーナス・トラック1曲収録

 
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収録曲:
1. Reed Whistle & Sticks, Part 1
2. Reed Whistle & Sticks, Part 2
3. Stimmgabel (Extra Track)


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