2021-11-02 12:00 Fuhito Kitahara

Machinone、3rdアルバム『Wind Letter』11月24日発売決定。ほんのりと立ち上る空想世界が新境地を感じさせる作品

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Machinoneが、3rdアルバム『Wind Letter』を11月24日(水)にリリースすることになった。

 
Machinoneは多数の楽器、オブジェなどを用いて風景を描き出すアーティスト。親しみやすさと、柔らかさ、時に煌めきをも感じる旋律と共に、ベル、弓、ボタンなどを使った自作のプリペアド・ギターなどの実験的手法によって普遍的かつ独創的な音楽を作っている。

 
今作は、朴訥と穏やかに紡がれるガットギターと小型ピアノ、様々に意匠を凝らした楽器からほんのりと立ち上る空想世界が新境地を感じさせる作品。

 
音楽家としての円熟と、新しい振れ幅を存分に感じさせてくれる小曲集が完成した。

 
アルバムより「風曜日」「ossyana」が公開されている。チェックしよう。

 
 

machinoneの音楽は、日常の機微を淡い色彩で映し出す。現代を生きる都市生活者のフォークミュージック。その風景は都市の夜明け、朝日のまどろみの中の束の間の静寂のようでもあり、いつかの夏の日の懐かしい思い出のようでもある。

河野洋志 (bar buenos aires)

 

 

 
 

 
Machinone『Wind Letter』

発売:2021年11月24日(水)
価格:2,200円(税込)
品番:FLAU94
レーベル:FLAU

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収録曲:
1 kazeyoubi
2 wind letter
3 nagi
4 tie
5 ossyana
6 pantograph
7 pawn
8 tuuli
9 echo and sparks
10 anemoscope
11 wind elz
12 peto
13 thma lupaus
14 hayate
15 loimi
16 zeville
17 swell
18 rootless grass
19 anticipate 
20 harukaze glider
21 cat’s paw
22 baseball boy
23 tousenbo
24 reverse and bellows
25 hologram steps 2
26 hologram steps1
27 ninufakazi
28 prove
29 dokachi dance
30 sommar
31 dr’ eiffel

 
作品解説:

東京の西側を描いた「Tokyo」、記憶の中にある町や小さなものへの慈しみを表現した「Pieni」に続くサードアルバムでMachinoneが描くのは、現代に届いた空想の風の便り。「Wind Letter」というタイトルと表題曲のメロディーを手掛かりに、少しSF要素のある物語を浮かべながら構築されたというこの作品では、前2作を踏襲する穏やかで朴訥とした質感のサウンドの上に、アルベール・ロビダが「20世紀」で描いたような、近未来と現代が交錯する予測しにくい世界が広がります。Machinoneの音楽を特徴づけるガットギターと小型ピアノ、バンジョーやプリペアド・ギターに、本作では三角マークのアナログ・ストリングス・シンセサイザーやチープなキーボード、トライアングル、デンデン太鼓なども用いて、バラエティに富んだ、曲によっては不思議なアンサンブルを形成します。アルバムに影響を与えたという足漕ぎ自転車、ドライジーネ、行方不明の猫、夜の終わりといった種々のキーワードと、曲のタイトルに示された目に見えない様々な形の風が運んでくるストーリーからは、存在しない近未来や過去への憧憬、現代社会へのやわらかな眼差しを感じることができるかもしれません。アルバム制作中に世界が大きく変わり、それを払拭するように作られたというほのかな明るさとコミカルさを併せ持った楽曲群。Wind Letterは、Machinoneの音楽家としての円熟と、新しい振れ幅を存分に感じさせてくれる小曲集となっています。

 

Machinone

東北生まれ。アコースティックギターを中心にバンジョー、クラリネット、足踏みオルガン、木製の玩具、小型ピアノ、オルゴール、ドラムブラシ、テープレコーダー、鉄琴などの様々な楽器やオブジエを使い、広い意味での街をテーマとして作曲。親しみやすさと、柔らかさ、時に煌めきをも感じる旋律と共に、ベル、弓、ボタンなどを使った自作のプリペアド・ギターなどの実験的手法によって普遍的かつ独創的な音楽を作っている。2014年、6年ほど住んでいた東京の西側をテーマに幻想を交えた作品「Tokyo」でFLAUよりデビュー。「のびのびBOYのサウンドトラックとBibioとの出会い」「漂流する空想のサウンドトラック」などと海外メディアから評される。F.S. Blumm、Les Halles、M.Sage、Hakobune、Jeremy Dowerら参加の「Tokyo Remixes」をオンラインで同年リリース。2018年には記憶の中にある町や小さなものへの慈しみを表現したセカンド・アルバム「Pieni」をリリース。カンヌ映画祭ショートフィルムコーナー選出の「The Latecomer」(dir: Albert Choi)他、多数の映像作品、CMに音楽を提供している。


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