2021-09-21 12:00 Fuhito Kitahara

Efterklang、新作アルバム『Windflowers』からMV「Hold Me Close When You Can」公開。49カ国800人以上と作り上げる

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Efterklang(エフタークラング)が、10月8日(金)にリリースする6枚目のスタジオアルバム『Windflowers』から「Hold Me Close When You Can」のミュージックビデオを公開した。

 
Efterklangは20年以上にわたり、エレクトロニックとアコースティックのタペストリーを編み込むようにして、ポップかつ実験的な手法で独自のチェンバー・ポップ・サウンドを作り上げてきたデンマークの孤高のバンド。

 
アルバム『Windflowers』は、大阪のバンドgoatのstdによるクールなドラム・ビートをサンプリングしたぬくもりと包容力をたたえたM1「Alien Arms」、ストリングスとエレクトロニクスが交わるエフタークラングらしい「Beautiful Eclipse」、新たなはじまりを告げる新境地的なダンス・トラック「Living Other Lives」、そしてスウェーデンのエレクトロニック・アーティストであるザ・フィールドをフィーチャーした今作唯一のデンマーク語曲「Åbent Sår」など9曲を収録する。

 
この「Hold Me Close When You Can」はアルバムの中でも一際美しく、雄弁で、荒々しく感傷的な楽曲。

 
MVは、リスナーとの距離を縮めることを念頭に、バンドがロンドンのクリエイティブ・エージェンシー:MARRIAGEと共同で作ったアプリ「Efterklang’s Developed」を通じて制作。49カ国から合計800人以上が参加し、その写真がMVとなっている(下に楽曲とMVの詳しい解説を掲載)。

 
なお、明日9月22日(水)には「Efterklang’s Developed」のプラットフォームで「イベント#2」がスタートするとのことだ。

 
 


Efterklang「Hold Me Close When You Can」MV

 


Efterklang –Dragonfly (Official Video)

 


Efterklang「Living Other Lives」 MV

 
 

 
Efterklang『Windflowers』

発売:2021年10月8日(金)
価格:2,300円(税抜)
品番:PDIP-6595
レーベル:p*dis
販売元:株式会社インパートメント
※国内盤CDのみライナーノーツ・歌詞対訳つき

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収録曲:
1. Alien Arms
2. Beautiful Eclipse
3. Hold Me Close When You Can
4. Lady Of The Rocks
5. Dragonfly
6. Living Other Lives
7. Mindless Center
8. House On A Feather
9. Åbent Sår (feat. The Field)

 

シングル「Hold Me Close When You Can」について

「Hold Me Close When You Can」は、2021年5月に「Efterklang’s Developed」というプラットフォームで初めて公開されました。5日間、ファンや友人を招待し、曲を聴きながら目やカメラを使って反応するというコラボレーションが行われました。49カ国から合計800人以上が参加し、その写真が「Hold Me Close When You Can」のミュージックビデオになっています。写真を曲に合わせて編集したのはMatt Felsteadで、参加者全員がMVの監督にクレジットされています。

美しく、雄弁で、荒々しく感傷的な「Hold Me Close When You Can」は、アルバム『Windflowers』の中でも印象的な瞬間です。ヴォーカルのキャスパー・クラウセンが、2020年1月にブリュッセルで行われたラジオのサウンドチェックでコードとメロディを考案し、バンドメンバーのラスマス・ストールバーグがすぐにその可能性を感じ取りました。この断片はヴォイスノートとして保存され、バンドはスタジオで構造や楽器編成を検討し、ライヴ・バンドのメンバーであるChristian Balvigと共にストリングスのアレンジを行いました。この曲では、キャスパーの声は儚くもあり、力強さも感じられます。マッズ・ブラウアーは、「本当にエモーショナルな曲で、今でも心に残っています」と語っています。

「Hold Me Close When You Can」のMVは、リスナーとの距離を縮めることを念頭に、バンドがロンドンのクリエイティブ・エージェンシーMARRIAGEと共同で作ったアプリ「Efterklang’s Developed」を通じて制作されました。エフタークラングは、「このヴィデオは、私たちの音楽を最も印象的で派手な方法で紹介するためのものではなく、コラボレーションのためのものです」と説明し、「それは、私たちがバンドとしての活動の中心になっていると実感していることです。リスナーやコンサートに来てくれた人たちと一緒に作りたいし、そのための新しい方法を探し続けています」。

「Efterklang’s Developed」では、リスナーが公式リリース前の新曲を初めて聴くことができ、曲の再生中に写真を撮ることで、その曲に反応することができます。「私たちは、そのシンプルさと対称性が気に入りました。そして、人々がそれぞれの現実を通して音楽をどのように解釈するかを見ることに興奮しました。みんながお互いに与え合ったものを見るのは素晴らしいことでした」とエフタークラングはこのヴィデオについて語っています。

9月22日(水)には、「Efterklang’s Developed」のプラットフォームでイベント#2が始まります。ファンや友人、好奇心旺盛な人々をバンドが招待し、9月29日までの間、未発表のアルバム曲「Alien Arms」をカメラで応えながら聴くことができます。コラボレーションとコミュニティは、常にエフタークラングの羅針盤であり、創意工夫を凝らし、包括的であるために、オーディエンスとの有意義な関係を築く新しい方法を探し続けています。「私たちは人々のために演奏したいのではなく、人々と一緒に演奏し、音楽を作りたいのです」とラスマスは説明しています。

Efterklang’s Developed
https://efterklang.net/developed

 



 
Efterklang

デンマークのコペンハーゲンの3人組バンド。マッズ・ブラウアー、キャスパー・クラウセン、ラスマス・ストールバーグという幼少期からの友人3人によって、2000年に結成。2003年に自主レーベルRumraketよりEP『Springer』でデビュー。2004年にはUKのレーベルLeafと契約し、1stアルバム『Tripper』をリリース。エレクトロニカとチェンバー・ミュージックが高次元で融合したサウンドは国際的に高い評価を得た。2010年には世界的名門レーベル4ADと契約し、3rdアルバム『Magic Chairs』をリリース。2012年に4thアルバム『Piramida』をリリースした後、バンドは伝統的なアルバム・サイクルから離れ、フィンランドのパーカッショニスト、タトゥ・ロンコ(Tatu Rönkkö)とリーマ(Liima)を結成し、2作のアルバムをリリース。またコペンハーゲン・オペラ・フェスティバルの一環として、没入型オペラ『LEAVES: The Colour of Falling』を共作。2019年にはベルギーのバロック・アンサンブルB.O.Xとのコラボレーションによる全編デンマーク語のアルバム『Altid Sammen』をリリースした。映画のような魅惑的な楽曲と、不朽の実験性と包容力で、長年にわたって熱狂的なファンを増やしてきた。


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