2021-08-12 18:00 Fuhito Kitahara

あらきなおみ、横川理彦プロデュースによる26年ぶりの新作ソロアルバム『1964』10月6日発売決定。現在過去未来を交差する流線形アルバム

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あらきなおみが、26年ぶりの新作ソロアルバム『1964』を10月6日(水)にリリースすることになった。

 
あらきなおみはハイポジのメンバーとして活躍し、1992年よりソロ活動を開始。以降はテレビCMや幼児番組などの音楽制作を中心に活動している。

 
今作は、横川理彦氏がプロデュースし自身が書き下ろした6曲を収録。今堀恒雄、谷口尚久、水谷浩章、冷水ひとみ、横川理彦がアレンジと演奏を行い、外山明、加藤崇之、津上研太、さらに、ポルトガルのマルチ・ミュージシャン:Ruben Monteiroやイスラエルのパーカッショニスト:Articodなどが演奏に加わっている。

 
軽やかで自由なボーカルに名付けようのないバロック・ポップ、現在過去未来を交差する流線形アルバムが完成した。

 
トレイラーおよび、あらきなおみ本人、横川理彦氏らによるコメントが発表されたのでチェックしよう(コメントは下に掲載)。

 
 

 
 

 
あらきなおみ『1964』

発売:2021年10月6日(水)
価格:2,100円+税
品番:MYRD145
レーベル:MY BEST! RECORDS
仕様:CD

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収録曲:
1. Suwaru
2. 嘘
3. さらば小さな太陽
4. この歌
5. 遠い日
6. 静かな生活

 
All songs written and sung by
あらきなおみ
Produced by 横川理彦
Mastered by 竹内一弘
at Wareabout Record

 

コメント

 
昨2020年の夏、すでに出来ていた「Suwaru」と「遠い日」のラフミックスを聴かせてもらってそのクオリティに驚き、他の曲のアレンジャーを一緒に考えていきました。信頼できる音楽家を選んだだけで、出来上がりはお任せだったのだけれど、みんな面白いし全体のバランスも程よいバリエーションがあって、歌が魅力的な良い作品に仕上がったと思う。ぜひ、たくさんの人に聴いて欲しいと願っています。

横川理彦

 

荒木さんの声を聞いていたら、何故か松田優作の映画が浮かんだ。かかったらカッコイイなあ。きっと優作は、いつも何かを探していて、見つからないことであの魅惑の横顔が生まれる。その魅惑が荒木さんの歌にもあるんだと思う。探しても探しても見つからない魅惑。

映画監督 犬童一心

 

あらきなおみ26年ぶりのソロアルバムは、苦難を乗り越えてきた大人のための選曲だ。文学的でもあり、哲学的。純粋に生き、大人になったアーティストの歌は、心にしみる。

作家 横森理香

 

暗闇の中に浮かび上がる魂の光のような楽曲集。26年ぶりの新譜にはそれ相応の年輪が刻まれ、これまでの生き様と今の在り方が投影されている。同級生だったバラキ(多摩美時代の呼び名)の存在がとても嬉しく思えた。

アニメーション作家 野村辰寿

 

「静かな生活」、アブストラクトでストレンジでかっこいいです!「この歌」の伸びやかな雰囲気、「遠い日」の柔らかな歌詞も好きです。さまざまなタイプの曲を歌いこなすあらきなおみさんの歌の力強さを感じるアルバムです。

tamao ninomiya
https://tamao-ninomiya.tumblr.com/

 

素晴らしすぎて言葉に困ります。こんな音楽に出会えて幸せです。 

佐藤優介
https://twitter.com/hanitar8

 

ここ最近聞いた中でダントツで素晴らしいです。メロディも声もオーパーツというか現代でこんなことできる人ほとんどいないんじゃないですかね。こんな素直に良いって思えるの久しぶりで嬉しいです。

横沢俊一郎
https://snosango.jimdofree.com/

 

あらきなおみ、は優れたベーシスト(タイム感は国内随一)でもあるのと同時に、いや、それ以上に素晴らしいシンガー・ソングライターであると思っている。厳選されたであろう本作の楽曲には、確かなる技術を持った演奏家と編曲家によって深度の深い音楽的な達成がある、多彩な音楽の豊かさを味わうことが出来る。が、前提として素晴らしいアレンジや優れた演奏があっても「楽曲自体」の質を変えることはできない。平凡な旋律(メロディ)はどんな和音を施して演奏をしてみても、その印象を変えることはないのである。 

宮崎貴士
https://twitter.com/TakashiMiya

 

ライブを頻繁に行っていた頃に人気があった曲が「遠い日」です。これを久しぶりに形にしたくなりました。まず、何年かぶりにギターの今堀恒雄に連絡をとり、このアルバムの製作を開始したのが、2018年4月。アルバムのために新曲を書き下ろすことにして、TOYRO MUSICの盟友谷口尚久に渡したのが2020年2月。このあたりから、パンデミックが始まり、緊急事態宣言の真っ只中で書いたのが「この歌」という歌。1995年にアルバム「東京トラッド」を発表して以来のアルバム発売ですが、自分自身ではそれほど月日が経っているという気がしません。私にとって曲を作ることは常に最大の喜びであり、止むことのない情熱です。

あらきなおみ

 



 
あらきなおみ/荒木尚美

中学の頃から多重録音を行い、ギター、ピアノ、歌を1人で作った自主カセットがクラスで評判に。大学からエレキベースを始めバンド活動をするうちに京浜兄弟社の人々と出会い、「もすけさん」、「コンスタンス・タワーズ」にベーシストとして参加。 その頃、もりばやしみほ、近藤研二の「ハイポジ」に山口優とともに参加、メジャーデビューし2枚のアルバムを経て脱退。1992年よりソロとして活動、当初はホーン・セクション、パーカッションとベース&ボーカルという実験的な編成でライブを行っていた。1995年から鶴来正基(key.) 今堀恒雄(gt.)岡部洋一(per.)の編成になり、同年、ソロ・アルバム「東京トラッド」を発表。以後はテレビCMの音楽と歌、幼児番組のためなどの音楽制作を中心に活動。印象的なメロディ、真似出来ない作曲センスや歌声には定評があり、さまぁ~ずが歌うプロミスCM「ヤリヤリクリクリ」がCDリリース。2015年NHKみんなのうたに「ひげヒゲげひポンポン」は大評判になる。ベーシストとしては京浜兄弟社人脈の多くのライブやCDに、またムーンライダーズの岡田徹「LIFE GOES ON」にも参加。音楽を作り自ら演奏し歌う、これをライフワークとして続けている。


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