Oliver Coates、新作アルバム『skins n slime』10月16日発売。トム・ヨークらから賞賛を受けるモダン・クラシカル・チェリスト
Oliver Coatesが、新作アルバム『skins n slime』を10月16日(金)にリリースすることになった。
Oliver Coatesはトム・ヨークがその才能を認め、ソロツアーのオープニングアクトに抜擢。そしてレディオヘッドやアクトレス、ローレル・ヘイロー等の作品や、ジョニー・グリーンウッドが手がけたサントラへの参加、ミラ・カリックスとのコラボ、さらにはMica Leviと共作をリリースするなど、名だたるアーティスト達から賞賛を受ける、王立音楽アカデミー、そしてロンドン・コンテンポラリー・オーケストラ出身の気鋭のモダン・クラシカル・チェリストにしてコンポーザー/プロデューサー。
今作は、現在の活動拠点であるスコットランドのグラスゴーで2019年の12月に完成。ドイツ人のコンセプチャル・アーティストであるハンネ・ダルボーフェンの音楽的な数秘術や、オランダの無名の音楽家Enno Velthuysの作曲からもインスピレーションを受けた、濃密でシンセティックなモジュレーションを通したストリングスでエネルギッシュなパフォーマンスをみせている。
各所で高い評価を得た2018年の傑作アルバム『Shelley’s on Zenn-La』はIDM~エレクトロニカの愛好家でもある彼ならではのクラシカルな素養と電子音楽を融合させたハイブリッドな実験サウンドであったが、前作を”陽”とするなら、今作は彼の作曲家としての感性のダークな側面を呼び覚した印象。前作と異なりノンビートでチェロを主体に構築したサウンドの厳かさに才気が迸っている。
CDリリースは日本のみで、CDにのみ30分を超える「Sidestepped」をボーナストラックとして収録。今作の収益の一部はスコットランドのダウン症支援に寄付され流とのことだ。
収録曲「Honey」のミュージックビデオが公開された。先に公開されている「Butoh baby」と併せてチェックしよう。
Oliver Coates – Honey
Video by Jasper Baydala and Joanne Robertson
Oliver Coates – Butoh baby
Video by Leah Walker and Lewis Walker X
Oliver Coates『skins n slime』
発売:2020年10月16日(金)
価格:2,000円+税
品番:ARTPL-139
レーベル:PLANCHA
※日本のみでCD化
※ボーナス・トラック1曲収録
※解説付き
Amazonでみる
TOWER RECORDS ONLINEでみる
収録曲:
01. Caregiver part 1 (breathing)
02. Caregiver part 2 (4am)
03. Caregiver part 3 (slorki)
04. Caregiver part 4 (spirit)
05. Caregiver part 5 (money)
06. Philomela Mutation (from The Bird Game soundtrack*)
07. Butoh baby
08. Reunification 2018
09. Still Life
10. Honey
11. Soaring X (feat. Malibu)
12. Sidestepped (Bonus Track)
作品解説: 現在の活動拠点であるスコットランドのグラスゴーで2019年の12月に完成したという本作は、ドイツ人のコンセプチャル・アーティストであるハンネ・ダルボーフェンの音楽的な数秘術や、オランダの無名の音楽家Enno Velthuysの作曲からもインスピレーションを受けたといい、濃密でシンセティックなモジュレーションを通したストリングスでエネルギッシュなパフォーマンスをみせている。この重厚な新しいサウンドのために苦しみと喜びの両方を受け入れ、アルバムのライヴ・パフォーマンス全体にチェロの “スライム”を作るという自作の方法を取り入れた。この豊かな層の溶け合いは、チェロの音色を変調させる2つのデジタル・ルーパー、ディストーション、コーラスのチェーンを通して染み出していく。 「Caregiver」パート1~5の組曲は、深い和声的不協和音を通して体験された、目に見えない犠牲と精神的な出会いの粛清。「Caregiver」のパート2(午前4時)とパート5(お金)は痛みを伴うような息切れのないのクレッシェンド噴流の中を激しく歪んだ音でまぶされていく。まるでコーツの感情の起伏を表現しているかのよう。本作の光と闇の虹色のコントラストは、崩壊するドローンに純粋なチェロの柔らかなサウンドが傍に寄り添い構築されており、Marianna Simnettの短編映画「The Bird Game」のサウンドトラックにも収録された「Philomela Mutation」の悲壮なストロークは、「Butoh baby」の明快なストリングの独奏と、「Reunification 2018」の猛烈な音へとつながっていく。これらの3曲はトム・ヨークとのツアーを回るために制作した楽曲とのこと。 そしてメロディックなつぶやきが印象的な「Still Life」から高騰する浮遊感に圧倒される「Honey」へとつながり、最後のトラック「Soaring X」では、前作にも参加していた女性アーティスト、Malibuをフィーチャーし、透明感のあるヴォイスがチェロに寄り添い、崇高なムードの中、心地よく幕を閉じる。 各所で高い評価を得た2018年の『Shelley’s on Zenn-La』はIDM~エレクトロニカの愛好家でもある彼ならではの、クラシカルな素養と電子音楽を融合させたハイブリッドな実験サウンドであったが、前作を”陽”とするなら、本作は彼の作曲家としての感性のダークな側面を呼び覚まされた印象。前作と異なりノンビートでチェロを主体に構築したサウンドの厳かさに才気が迸る。 CDリリースは日本のみ。CDにのみ30分を超えるトラック「Sidestepped」がボーナス・トラックとして収録される。 なお、本作の収益の一部はスコットランドのダウン症支援に寄付されます。 |
インフォメーション
タイトル | : | |
開催日時 | : | |
開催場所 | : | |
料金 | : | |
アクト | : | |
連絡先 | : | |
WEBサイト | : | Oliver Coates 公式サイト |
WEBサイト | : | Oliver Coates SOUNDCLOUD |
: | ||
: |
関連記事:
こちらのニュースもどうぞ: