2020-01-10 19:00 Fuhito Kitahara

寺尾紗穂、キャリア最高傑作『北へ向かう』3月4日発売決定。2020年代における「歌」の姿とそのゆくえを鮮やかに提示する

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寺尾紗穂が、ニューアルバム『北へ向かう』を3月4日(水)にリリースすることになった。

 
寺尾紗穂は2007年のデビュー以来、真の「歌」の姿を紡ぐように、数々の名作の発表やコンサート活動を続けてきたシンガーソングライター。常に時代の先端にありながらこの世界の様々な人びとや物事に慈しみを注いできた彼女の活動は、今や老若男女の全世代から、そして国境を超えた数多くのリスナーからも厚い支持を受けるに至っている。

 
近年では、自作曲の発表とあわせて各地のわらべうた/子守唄を発掘し、清廉なアレンジを施した上で現代に提示する、稀代の「ソング・キャッチャー」としても活躍するなど、その活動のフィールドをますます広げている。また、ソロ活動と並行して、盟友・あだち麗三郎、伊賀航とのトリオ・バンド「冬にわかれて」を結成。ライブ出演はもちろん、アルバムのリリースも敢行するなど、その創作の充実はとどまるところをしらない。

 
今作は、2017年の前作『たよりないもののために』以来約3年ぶりのオリジナル・ソロアルバムで、これまでの寺尾紗穂の活動を集大成し、2020年代における「歌」の姿とそのゆくえを鮮やかに提示する作品。

 
寺尾の実父・寺尾次郎氏の逝去に際し書き上げた「北へ向かう」はキセルによるふくよかな編曲と演奏を伴い、あだち麗三郎と伊賀航という気の置けない二人による温かでいて鮮烈なグルーヴ「心のままに」「選択」、蓮沼執太による編曲のもと歌とオーケストレーションの新たなスタンダードを作り上げた「やくらい行き」、マヒトゥ・ザ・ピーポーのエモーショナルかつ繊細なギターが彩る「白虹」「夕まぐれ」、U-zhaanによるメロディックなタブラが寄り添う「記憶」など、11曲を収録している。

 
 

 
寺尾紗穂『北へ向かう』

発売:2020年3月4日(水)
定価:2,700円+税
品番:PCD-27044
仕様:CD

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収録曲:
1. 白虹
2. 北へ向かう
3. 一羽が二羽に
4. やくらい行き
5. 安里屋ユンタ
6. 君は私の友達
7. 選択
8. そらとうみ
9. 記憶
10. 心のままに
11. 夕まぐれ エレクトリックギターバージョン

 
参加ミュージシャン:
あだち麗三郎(ドラム、パーカッション)、伊賀航(ベース)、池田若菜(フルート)、歌島昌智(民族楽器)、キセル(編曲、ギター、ベース、コーラス)、北山ゆうこ(ドラム、コーラス)、ゴンドウトモヒコ(ユーフォニアム、フリューゲルホルン)、千葉広樹(バイオリン)、蓮沼執太(編曲)、マヒトゥ・ザ・ピーポー(ギター)、U-zhaan(タブラ)

 
作品解説:

今こそ、本当の「歌」が輝きを放つとき――。
現代に於いて最も真摯に「歌」の姿を追い求めて来たシンガー・ソングライター、寺尾紗穂によるキャリア最高傑作『北へ向かう』がここに完成。ともに「今」を歩みつづける音楽家たちと作り上げた、11の輝きと、それぞれの物語。

2007年のデビュー以来、真の「歌」の姿を紡ぐように、数々の名作の発表やコンサート活動を続けてきた、シンガー・ソングライター、寺尾紗穂。常に時代の先端にありながらこの世界の様々な人びとや物事に慈しみを注いできた彼女の活動は、今や老若男女の全世代から、そして国境を超えた数多くのリスナーからも厚い支持を受けるに至っている。その美声とともに全国各地をめぐる音楽家としての真摯な活躍の傍ら、多くの単著を持つ文筆家としても活動する彼女。その可憐にして凜とした存在感は、今まさに多くの人へ安らぎと勇気を与えていると言えよう。
近年では、自作曲の発表とあわせて各地のわらべうた/子守唄を発掘し、清廉なアレンジを施した上で現代に提示する、稀代の「ソング・キャッチャー」としても活躍するなど、その活動のフィールドをますます広げている。また、ソロ活動と並行して、盟友・あだち麗三郎、伊賀航とのトリオ・バンド「冬にわかれて」を結成。ライブ出演はもちろん、アルバムのリリースも敢行するなど、その創作の充実はとどまるところをしらない。
そんな中、2017年の前作『たよりないもののために』以来約3年ぶりとなるオリジナル・ソロ・アルバム『北へ向かう』を発表することとなった。まさに待望と言うべき本作は、これまでの寺尾紗穂の活動を集大成する傑作だと断言すべきであるとともに、2020年代における「歌」の姿とそのゆくえを鮮やかに提示するものだ。
ゲスト・ミュージシャンにはともに「今」を歩み続ける多彩な面々が集結し、寺尾紗穂の流麗な歌声とピアノ演奏に、華やぎと豊かな感情を注いでいる。寺尾の実父・寺尾次郎の逝去に際し書き上げた「北へ向かう」は、キセルによるふくよかな編曲と演奏を伴い、キャリアに燦然と輝く名曲の誕生を予感させる。また、あだち麗三郎と伊賀航という気の置けない二人を交えた、「心のままに」、「選択」の温かでいて鮮烈なグルーヴ。蓮沼執太による編曲の元、歌とオーケストレーションの新たなスタンダードを作り上げた「やくらい行き」。マヒトゥ・ザ・ピーポーのエモーショナルかつ繊細なギターが彩る「白虹」、「夕まぐれ」。U-zhaanによるメロディックなタブラが寄り添う「記憶」……。収められた全ての楽曲が、「今歌われるべき」という細やかな萌芽に満ちた、決定的アルバム作品がここに完成した。
「歌」は、聴くものによってその物語を紡ぎ出す。すべての人の胸に、このうつくしい歌がとどきますように。

 



 
寺尾紗穂

1981年11月7日生まれ。東京出身。
大学時代に結成したバンドThousands Birdies’ Legsでボーカル、作詞作曲を務める傍ら、弾き語りの活動を始める。2007年ピアノ弾き語りによるメジャーデビューアルバム『御身』が各方面で話題になり,坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。大林宣彦監督作品「転校生 さよならあなた」、安藤桃子監督作品「0.5ミリ」(安藤サクラ主演)の主題歌を担当した他、 CM、エッセイの分野でも活躍中。2009年よりビッグイシューサポートライブ「りんりんふぇす」を主催。2017年6月にアルバム『たよりないもののために』を発表、来る2020年3月、待望されていた最新作『北へ向かう』をリリースする。
坂口恭平バンドやあだち麗三郎、伊賀航と組んだ3ピースバンド冬にわかれてでも活動中。

著書に「評伝 川島芳子」(文春新書)「愛し、日々」(天然文庫)「原発労働者」(講談社現代文庫)「南洋と私」(リトルモア)「あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々」(集英社)「彗星の孤独」(スタンドブックス)があり、新聞、ウェブ、雑誌などでの連載を多数持つ。

2006年3月 1stミニアルバム『愛し、日々』発表。
2007年4月 メジャー第一弾となる2ndアルバム『御身onmi』発表。
2007年6月 1stシングル『さよならの歌』発表
2008年5月 3rdアルバム『風はびゅうびゅう』発表。
2009年4月 4thアルバム『愛の秘密』発表。
2010年6月 5thアルバム『残照』、2ndシングル『「放送禁止歌」』発表。
2012年6月 6thアルバム『青い夜のさよなら』発表。
2015年3月 7thアルバム『楕円の夢』発表。
2016年8月 『私の好きなわらべうた』発表。
2017年6月 8thアルバム『たよりないもののために』発表。
2020年3月 9thアルバム『北へ向かう』発表。


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