2019-07-06 12:00

THA BLUE HERB インタビュー | セルフタイトル二枚組のアルバムを介した”俺等のルール”

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2017年10月29日、豪雨の日比谷野外音楽堂。
2019年7月3日、アルバム『THA BLUE HERB』。

二枚組30曲、そしてセルフタイトルという集大成と共に最強のトリオが再び帰ってきました。

 
彼らの過去の作品がサブスクリプションサービスで解禁されてから間も無い今、肝となるのがこのアルバムでした。現代のヒップホップシーンへの思いや、現代の日本への憤り、そしてこれを読んでいるあなたの些細な日常の尊さから、その意味が膨らんでいきます。

 
“俺なら楽しみまくったぜ そう言い放ってやるための蓄え”
と歌うTHA BLUE HERBのリアルを、ILL-BOSSTINOさんとO.N.Oさんに伺いました。

 
“俺等を乗り越えられるのは俺等だけ 他じゃお手上げ”
“まだ40半ばソコソコだが 止まらん”
まだ。まだまだ。

 

interview by ふじーよしたか
photo by Shiho Aketagawa

 
 

   アルバムを聴いて、まず一番最初に耳に届いたBOSSさんの言葉が “これが聞こえてんなら、生きてんな” だったんです。歌詞には載せていない部分ではありますが、この言葉を一番最初に置いた意味はどのようなものだったんでしょうか。

 

ILL-BOSSTINO(以下、BOSS) 俺的にはお客を選んでないんだよっていうことにも繋がる。「生きてりゃオッケーだよ」っていうような感じだね。ヒップホップ聴いてる人でもそうじゃない人でも、昔から聴いてる人でも今回初めて会う人でも、誰でも生きててこの声が聞こえてりゃオッケー。

 

   楽曲を作っていく中で、THA BLUE HERBと一緒に年を重ねてきたリスナーというのはBOSSさんの中ではどういった存在だったんでしょう。

 

BOSS まあ……言っても22年だからね。22年間ずっと聴いてくれてる人もいれば、途中から合流してくれた人もいるし、最初にいてくれたけど、途中でいなくなって、でもまた戻ってきれてくれた人もいるし、22年間という時の流れの中でみんないろんな接し方があるから。

かと言って俺は昔から聴いている人が一番良いってわけでもないし、このアルバムから初めて来てくれてる人でも差とかは感じてなくて、いつでもウェルカムだよ。どこにもなんの分け隔てもない。みんなそれぞれの時代時代で俺らのことを見つけてくれて、サポートしてくれてありがとうっていう感じだね。

 

   それはTHA BLUE HERBのこれまでの楽曲が配信解禁になったというところにも繋がりますよね。

 

BOSS そうだね。これから出会う人たちに思いっきりドアを開いたっていう感じかな。

 

   今お話されていたように、新しくこのアルバムから入る人も多いかと思うんです。
「EASTER」での野音の一節など新しいリスナーへ向けた歌詞もありますが、それもやはりフラットに見ているということなのかなと。

 

BOSS もちろん。言っておくけどこれから出会う人の方が多いと思うよ。今まで出会った人よりも。別にこれまでの22年間なんて終わったものだし、このアルバムが俺らのキャリアの中盤最初の一歩だからさ。

 
 

 
 

| 二枚組の効用

 

   今作、30曲という膨大な曲数の中で、たとえばビートの面ではBPMコントロールなど曲数が多いからこそ意識された部分はありましたか?

 

O.N.O BPMもそうだし、曲の進行も含めて使い分けて、音色も偏らないようにしたね。展開もいわゆるヒップホップ的なワンループ進行だったり、起承転結で作ったり、バランスを取りながら作っていくっていうのを、アルバムの制作が中盤に入ったときから更に意識して作ったね。全曲トピックも広いし、一曲一曲しっかり作ってるよ。

 

   曲数が増えたことによって、今まででは出さなかったり、出せなかった表現も今作で出せた部分はあったんでしょうか。

 

BOSS そうだね。それが二枚組の効用だった。シングルマザーの曲もあれば、嫁さんに出て行かれた曲もあって。アルバム一枚だったら、一曲の中に詰め込んでたトピックも、二枚組にしたことで分けて一曲ずつ表現と向き合えたから、良かったね。

30曲全部聴いた中で何かが残れば良いというフィーリングだったから、一曲の中に詰め込みすぎずにバランスを取って表現出来た。そこはビートも含めて落ち着いて落とし込めたよね。

でもそれは結果的なかたちで。二枚組を作ろうって最初から決めてはいたけど出来なかったら別にそれはそれでいいよっていうくらいの気持ちで作っていて。まずは俺たちがカッコ良いと思える曲を沢山作ろうってのが根本にあって、それをずっと続けていったら二枚組を創ろうって目標が達成できた。

だから、その制作の流れでそこまで意図せずにそういう広がりが生まれたんだと思う。

 

   表現を向き合えた、というお話と重なるんですが、例えば今作でお互いでそれぞれこういう表現が変わったなと思うところってありますか?

 

O.N.O ラップもフロウも今回新しいなって思うところが多かったよ。そういうフレッシュなのがいっぱいあって、その都度「これ新しいね!」とか言ってたけど(笑)。思ってたけど上手く伝えられなかったことを代弁してくれるところがBOSSの良いところだし、みんなが待ってるところだけど、それは相変わらず全曲にあるよね。

 
 

 
 

   フロウで言うと、やりながら開発していった感覚なんでしょうか。

 

BOSS なんせ30曲だからね、俺も飽きたくないし。なによりも聴いている人にも飽きてほしくないから、俺なりに無意識だけど考えてたんだと思う。

 

O.N.O 凄い良い曲があって、他の曲も聴いてみようって思って聴いても、全部結局一緒じゃんっていうラッパーはやっぱり多いからね……。それを思うと今回のBOSSは聴いたことがなかった面もいっぱいあったから、それはやっぱり面白かったね。

 

   O.N.Oさんのビートに関してはいかがですか?

 

BOSS 言葉をどうやって立たせるか、どうやって感情を連れて行くか、っていうことに関してはトラックありきでフロウも含めて作っていけたから、それが全曲流石のクオリティだったね。

毎回のことだけど、本当に前回とは比べ物にならないくらいレベルが上がってると思う。やり続けてるからね、俺たちも。

 

O.N.O 毎回トラックを詰めていく段階で「ここはもうちょっとシンプルに」とか要望があるんだけど、今回は逆に「もうちょっと足してくれない?」っていう足す作業が多かったかもしれない。

 

BOSS そうかもね。

 

O.N.O そう言われてみると、これはシンプルに聴こえるんだなって。設計図的には今までよりもっと細かく詰まってるから中身はすごく濃いんだけど、やりながら面白いなとは思ったよ。

 

BOSS O.N.Oの中で組みあがってるビートから削ってもらうことは言葉で伝えるのも簡単なんだけど、足してもらうことってイメージ的なモノだから難しいことなんだよね。でもO.N.Oは長年の積み重ねで俺の言うニュアンスを理解してくれてそれを具現化する技術もあるから、俺もさらに求めるようになっていったのかも知れない。

 
 


THA BLUE HERB “ASTRAL WEEKS / THE BEST IS YET TO COME”【OFFICIAL MV】

 
 

| 俺等にとってのルール

 

   アルバムを通して前後の曲には繋がりが必ずあって、それこそがアルバムとしての意味や音源としての意味を表しているように感じたのですが、曲を作りながら別の曲に対して繋げていくということを積み重ねたような作り方だったんでしょうか。

 

BOSS そうだね。この曲とこの曲は対になってるっていう組み合わせももちろんあるし、制作の後半でアルバム全体を見渡してみて、足りないメッセージの部分を意図的に繋げていったっていうのもある。今言ってくれたように一枚目の一曲目から二枚目の最後まで通して聴いてほしいっていうのが気持ちとして強かったから、その為にどうすれば良いのかっていうのはすごい考えて創ったよ。

 

   アルバム前半では現代のヒップホップシーンに対して警鐘を鳴らすリリックがあり、それと対になるようにヒップホップやラッパーへのリスペクトを含めたリリックもありました。テレビを通したバトルをきっかけにひとつヒップホップのブームが起こりましたが、現代のシーンについてはどうお考えだったんでしょう。

 

BOSS バトルはバトルで良いと思うよ。俺自身も20年ぐらい前には自分たちの音楽に耳を向かせるために、軋轢なんかたくさん生んできたからね。だから今の若い子で当時の俺と同じポジションにいる人たちが、そうでもしないと自分たちの局面を打開できないっていう気持ちはめっちゃ理解出来る。やり方が違うだけだよ。

正直それはロックだろうがなんだろうが同じなんだけど、ヒップホップってもっと直接的な言葉だから、それは違うんじゃないかって思ったらそこに対して声を上げていくのがヒップホップの基本だよね。だから20年くらい前に、「オイオイ、こっちにもいるんだぜ。ちょっと耳貸せよ」って俺らがやってきたテンションを今の若い子たちがやっているっていうのが、ヒップホップなわけ。ただ、「それがヒップホップ、それこそがヒップホップ」っていうのにはやっぱりクエスチョンなわけ。だからその疑問が入ってるかな。

今はどれくらい早く生み出してどれくらい早く回していくかっていうのがビジネスのトレンドなんだろうけど、そういうのだけじゃねえんだよと。時間をかけて音楽を作って、時間をかけて聴いてもらえる物を残すのは俺等にとってのルールだしやってることなわけ。それと同時に今はいろんな街ですっげえ面白いやつが沢山いるから、彼等からはも刺激も受けてるし、同じ土俵で作り込んだ音楽として良い曲を出し合って勝負したいと思ってる。だから、その辺をアルバムとしてちゃんと順序立てたって感じかな。

 

   今の話とも繋がるところがあるのですが、他の楽曲でも過去を振り返ったり現状を憂いたあとには必ず未来への姿勢がある部分が印象的だったんです。それは意図的なものだったのでしょうか。

 

BOSS そうだね。俺らの世代ってちょうど真ん中の世代なんだよね。20歳くらいのこれから面白いことや楽しい未来が前途洋々待っているっていう世代でもなく、70歳くらいのこれまでやってきたことがずらっと並んでいるっていう世代でもない、俺らはちょうど真ん中の世代。これまでやってきたこともあるし、そして、これから何かをやっていける時間もまだ残されているっていうところから見た視点だね。

 

   その過去への振り返りから未来へ向かう歌に合わせての展開というのは、ビートの制作の上でも関わってきますか?

 

O.N.O もちろん意識的に作ったよ。ループだけじゃなくて、一曲が必ず収束するように作るから、そこまでは展開を作って持っていく。そういった展開だったり、ビートが変わってなくても変わっていってるように聞こえさせたりとかを分からないように作るからこそ、BOSSのリリックがもっと伝わるわけなんだよね。

今回は曲も多かったから、一曲の中にやりたいことを詰め込まなくてもよくなった。この曲はこれを伝えようっていう前提は、リリックもそうだし、ビートでも同じことが言えるんだよね。それは曲単位であるしアルバム単位でもある。シングルを作ろうとして作った曲はなくて、全部アルバムを作ろうとして作ってたからね。

 
 

 
 

| 隠されたドラマティックなこと

 

   ヒップホップシーンの話もさせていただきましたが、例えば「HEARTBREAK TRAIN(PAPA’S BUMP)」や「UP THAT HILL(MAMA’S RUN)」のようにリスナーそれぞれの人生、生き様を切り取っているような楽曲もありました。

 

BOSS アルバムの最初から最後まで大きな流れで聴いてほしいっていう思う以上、最初の段階でヒップホップ的な話も含めて俺らはこういう奴だよって伝えるのは必要なんだけど、それが伝えたいことの全てではなくて。

やっぱりどっちかと言うと、今言ってくれたような普通の生活の中に普通の人々がいて、その日常の中に何気なく起こっていることにもドラマがあって、そっちの方が難しいし、挑戦したいし、実際に歌いたいことでもある。そもそも俺だって普通の人だしね。

毎日どんどん流れていくけど、本当は歌詞になり得る感動的なことや啓示的なことがそこには隠されていて。そこは一番表したかったところで、今作の本質だよね。

 

   「HIGHER ON THE STONE」という楽曲では旅行先の海外の風景が描かれていますが、結局日本に帰ってくるラストでした。これ、旅に行ったまんま終わる曲も多いんじゃないかと思うんです。

 

BOSS そうだね。そこはやっぱりアルバムの世界観の上で、旅行に行って帰って来たら。。。思ってもいなかった次の曲に繋がるんだよね。「日本って変な国だな、ダセえ、カッコ悪い」っていうことも歌いつつ、それで海外に行ったところで所詮逃れることは出来ない、日本人であることからは最後まで逃げ切ることは出来ないっていうことも暗示したかった。

 

   アルバムの中でいくつも言及されている政治への思いも含めて、日本にいないからこそ日本のことを感じるのかなとも思ったんです。

 

BOSS そうも言える。外側から見るっていうのは大切なことだとは思う。東京に住んでたら見えないことでも、札幌に住んでるからこそ見えるものもあると思うし、そういう視点もあっていいんじゃないかな。アウトサイダーだからね、俺たち。

 

   それぞれのディスクの最初と最後にはインストの楽曲がありましたが、この構成はどういう思いの元で作られていったのでしょう。

 

O.N.O そこは意図してだね。アウトロの後にあの音が入ってきたら、って感じで。

 

   本当にそのまんまのイメージがあって!
アルバムをまるまる聴き終わったあとのイントロは最初と全く違うように聴こえてきました。

 

O.N.O それでリピートして欲しいね。言葉以外のイメージでどんどん誘(いざな)ってあげないとだから、そこはBOSSと擦り合わせて作ったよ。インストのタイトルもリリックと同じ扱いだからBOSSが付けていて、こういうタイトルでやりたいっていうのを先に貰ってたんだよね。だからそれに合わせて作ってるよ。

 

 
 

| ちょうど半分

 

   リリースされたこのタイミングではある意味でアルバムがひとつ過去のものになっているのかも知れませんが、もう違う矛先を向いていたりとかするんでしょうか。

 

BOSS いや、これからはまたこの30曲をライブで鍛え上げていくから、ちょうど半分まで登ったっていうような感じかな。ここからライブで鍛え、磨いてく、その時間がこれからずっと続く。だから同じ流れだとしてもこれから始まっていくことがたくさんあるよ。

 

   “鍛える”という感覚なんですね。

 

BOSS そうだね、創ったばかりの曲だからね。今までの経験上、これからもっともっと良くなっていくよ。フィジカルになっていくというか。

 

   ライブの中で曲に対しての印象が変わったり、新しいことに気付いたりしたり。

 

BOSS あると思う。今回作った曲たちもライブの中で昔の曲と混ぜ込んで、そのセットによって聞こえ方も変わってくるだろうし。それによって気付いていくこともたくさんあると思う。

 

   それはトラックに関しても同じことが言えるんでしょうか。

 

O.N.O そうだね。ライブはDJ DYEが音をコントロールするから俺はフロアにいられて、現場の音を常に聴けるからその辺はすごく良いよね。ラップはどんどんキレが良くなっていくわけだけど、ビートはそのまま使うから完全に完成させておかないとならなくて、そういう意味ではすでに強靭なんだよね。

それはやっぱりTHA BLUE HERBのライブをお客さんと混じってフロアのど真ん中で体感したからこそ作れるものだよね。

 

   見てきたライブを含めて、次作るならこういうアプローチだなと考えるような。

 

O.N.O そう。こういう聴こえかたの方がいいかなとか。過去曲も含めて聴いて、ライブを見ることによってすごく生かされるところがある。

 

   では最後に、いよいよツアーも発表されたタイミングでしたが、これからのツアーで期待していることってありますか?

 

O.N.O みんな買って聴いてくれて、ライブを楽しみにしてくれる人たちがいっぱいいて、その人たちが楽しんでくれれば最高だし、俺もその真ん中で一緒に聴いているよって感じだね。

 

BOSS まずはこの曲たちを全部歌えるようになるまでの道のりがとても大変だから、まずは越えないといけないね。でもいろんな街で久しぶりに会う人が沢山いて、そういう人たちを上げたいって思って作った曲たちだから、みんなで上がるのがすごい楽しみだよ。

 
 


BOSSさん、O.N.Oさん、ありがとうございました!

 
 

 
THA BLUE HERB 『THA BLUE HERB』(生産限定盤)

発売:2019年7月3日(水)
価格:6,000円+税
品番:TBHR-CD-030
レーベル:THA BLUE HERB RECORDINGS
仕様:4CD(インスト・ディスク付属、特製三方背ケース付属デジパック仕様、歌詞カード付属)

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収録曲:
[DISC 1]
1. RETURNING
2. EASTER
3. WE WANT IT TO BE REAL
4. 介錯
5. AGED BEEF
6. A TRIBE CALLED RAPPER
7. 凶兆序曲
8. THERE’S NO PLACE LIKE JAPAN TODAY
9. REQUIEM
10. GETAWAY
11. SUVARNABHUMI TRANSIT
12. HIGHER ON THE STONE
13. TWILIGHT
14. KEEP ON AND YOU DON’T STOP
15. THE BEST IS YET TO COME

[DISC 2]
1. DETERMINATION
2. TRAINING DAYS
3. 阿吽
4. HEARTBREAK TRAIN (PAPA’S BUMP)
5. UP THAT HILL (MAMA’S RUN)
6. COLD CHILLIN’
7. 一切空
8. LOYALTY
9. LIKE THE DEAD END KIDS
10. スーパーヒーロー
11. SMALL TOWN, BIG HEART
12. LOSER AND STILL CHAMPION
13. 今日無事
14. MAKE IT LAST FOR…
15. LANDING

 
 

 
THA BLUE HERB 『THA BLUE HERB』(通常盤)

発売:2019年7月3日(水)
価格:4,500円+税
品番:TBHR-CD-031
仕様:2CD(デジパック仕様、歌詞カード付属)

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THA BLUE HERB 5th ALBUM「THA BLUE HERB」RELEASE TOUR

 
2019年
8月17日(土)RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZO(https://rsr.wess.co.jp/2019/
8月23日(金)町田 CLASSIX(042-794-7194)
8月24日(土)中野 heavysick ZERO(03-5380-1413)
8月26日(月)名古屋 CLUB QUATTRO(052-264-8211)
8月27日(火)京都 MUSE(075-223-0389)
8月29日(木)広島 CLUB QUATTRO(082-542-2280)
8月31日(土)福岡 DRUM Be-1( 092-737-5300)
9月01日(日)那覇 Output(098-943-7031)
9月03日(火)大阪 CLUB QUATTRO(06-6311-8111)
9月04日(水)金沢 AZ(076-264-2008)
9月06日(金)新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE(025-201-9981)
9月07日(土)熊谷 HEAVEN’S ROCK (VJ-1)(048-524-4100)
9月10日(火)東京 LIQUIDROOM(03-5464-0800)
9月13日(金)郡山 PEAK ACTION(024-983-4398)
9月14日(土)水戸 CLUB MURZ(029-224-7742)
9月15日(日)BAYCAMP 2019(http://baycamp.net/2019/
9月18日(水)仙台 enn 2nd(022-212-2678)
9月20日(金)山形 Sandinista(090-7320-0592)
9月22日(日)宇都宮 HEAVEN’S ROCK 2/3 (VJ-4)(028-639-0111)
9月23日(月)つくば OctBaSS(080-3443-9072)
9月28日(土)夏の魔物 2019(http://natsunomamono.com/
9月29日(日)江ノ島 OPPA-LA(0466-54-5625)
10月2日(水)札幌 KRAPS HALL(011-518-5522)
10月4日(金)北見 UNDERSTAND(http://code-0157.com

 



 
THA BLUE HERB(ザ・ブルーハーブ)

ラッパー: ILL-BOSSTINO、トラックメイカー: O.N.O、ライブDJ: DJ DYEの3人からなる一個小隊。1997年札幌で結成。以後も札幌を拠点に自ら運営するレーベルからリリースを重ねてきた。’98年に1st ALBUM「STILLING, STILL DREAMING」、2002年に2nd ALBUM「SELL OUR SOUL」、’07年に3rd ALBUM「LIFE STORY」、’12年に4th ALBUM「TOTAL」を発表。’04年には映画「HEAT」のサウンドトラックを手がけた他、シングル、メンバーそれぞれの客演及びソロ作品も多数。映像作品としては、地元北海道以外での最初のライブを収めた「演武」、結成以来8年間の道のりを凝縮した「THAT’S THE WAY HOPE GOES」、’08年秋に敢行されたツアーの模様を収録した「STRAIGHT DAYS」、そして活動第3期(’07年~’10年)におけるライブの最終完成形を求める日々を収めた「PHASE 3.9」、’13年に東北の宮古、大船渡、石巻でのライブツアーを追った「PRAYERS」を発表してきた。’15年にILL-BOSSTINOがtha BOSS名義でソロアルバム「IN THE NAME OF HIPHOP」を、’16年には前年末の東京リキッドルームでのライブを収めたDVD「ラッパーの一分」を発表した。

HIPHOPの精神性を堅持しながらも多種多様な音楽の要素を取り入れ、同時にあらゆるジャンルのアーティストと交流を持つ。巨大フェスから真夜中のクラブまで、47都道府県津々浦々に渡り繰り広げているライブでは、1MC1DJの極限に挑む音と言葉のぶつかり合いから発する情熱が、各地の音楽好きを解放している。

’17年、結成20周年を機にこれまでの足跡を辿った初のオフィシャルMIX CD「THA GREAT ADVENTURE」、シングル「愛別EP」を発表。10月には日比谷野外大音楽堂で20周年記念ライブを台風直撃の豪雨の中で敢行、集まった3,000人のオーディエンスと新たな伝説を刻んだ。そして、その模様をノーカットで収録したDVD「20YEARS, PASSION & RAIN」を発表した。

2019年、活動第5期がいよいよ幕を開ける。

 


 
ふじーよしたか

邦楽インディーズレコメンドブログ「音楽八分目」とデイリーレコメンドタンブラー「Ongaku Wankosoba」を使って、レビューやインタビューやライブイベントをなんやかんやしています。

http://hachibunme.doorblog.jp(音楽八分目)
https://o-wankosoba.tumblr.com/(Ongaku Wankosoba)
https://twitter.com/fj_pg_yochi

 




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