7月9日・10日に台湾台北でアイドルフェス『偶像興奮祭-PUMP UP IDOL-』を開催するTEAM枝豆にインタビュー
| これまで積み重ねてきた成果を台湾人のみんなに知らせたいと思ってフェスを開催することにしたんですよ
話を本題に戻して、今回の『偶像興奮祭』はどんなフェスなんですか?
たまさぶろう 台湾でも最近はいろんなアイドルイベントがあるけど、主に日本のイベンターが作っていて、台湾のイベンターが組んだアイドルフェスとかイベントがないのね。だから、TEAM枝豆としても、今までは1〜2組のアイドルを呼んでイベントを開催してたけど、大きな目標がないと先に進めないし、これまで積み重ねてきた成果を台湾人のみんなに知らせたいと思ってフェスを開催することにしたんですよ。
タイトルの「偶像」は、日本語でも同じ意味で、中国語で「グゾウ」って読む。「興奮」は、台湾でAKB48のイベントがあった時に台湾のテレビ局が取材に来ていて、その時にカメラの前でめちゃくちゃ興奮している俺がネットで「興奮お兄ちゃん」っ有名になって…そこからつけました。今でもyoutubeでその時の映像が見れますよ。
台湾の音楽シーンでは、アイドルを手がけるイベンターはいないってことですか?
たまさぶろう そもそも台湾にはアイドル関係のイベントを手掛けるイベンターっていうのがなくて、しかも台湾でアイドルといえば最近では韓流スターの方が強くて。韓流アイドルは規模が大きいのでファンとの距離も遠い。だからもっと違うアイドルをみんなに見せたいなと。
出演アーティストの紹介をお願いします。
たまさぶろう 偶想dropは、コンセプトが「日本で一番激しいアイドル」。新宿マーズでライブを見て、すっごくインパクトを受けたのが記憶に残っています。ハードコアみたいな現場(※アイドルのライブ会場のこと)になっているんですよ。モッシュ、サークル、ダイブをメンバーもファンもやるんで。だから、めちゃくちゃ現場が湧いてたんですよ。しかも曲もかなり質のいい音、面白い曲。プロデューサーさんは、もともとバンドマンだったらしくて、こだわりのある音楽をやっています。
2&は、一人で頑張るソロアイドルで、いわゆる可愛い曲じゃなくて格好良い曲をやっている。同じく新宿マーズで見て、その時も印象が深かった。最初に見たのは3〜4年前だけど、やっと自分たちのイベントに呼べるようになった。今でも一人で頑張ってる姿はすごいと思う。
地球人は、いわゆるワールドミュージック。世界中のいろんな音楽をやっています。リナチックステイトの曲は、アイドルっぽい曲やEDMなど面白いジャンルをやってる。地球人とリナチックステイトは、同じプロデューサーさんがプロデュースしているんだけど、いつも発想が面白いんですよ。同じ人が生み出して、いろんなジャンルの違うアイドルはすごいと思う。
NOTALLは、「WALLOP」というネットのテレビ局があって、そのテレビ局の「SNSを活用する、SNSで宣伝する」というコンセプトでできたグループです。SNS経由で、メンバーも曲も歌詞もファンと一緒に作る。ファンがプロデュースに参加するというファン参加型アイドルです。海外にもかなり行ってて、台湾やタイとかでイベントをやっていて、海外のファンも多いんですよ。メンバーも頑張ってて、しょっちゅうタイ語でtwitterやfacebookに投稿してる。
TIRAは、元BELLRING少女ハートのメンバーです。去年ベルハーの活動を終えて、正式にソロアイドルとして活動するようになった。彼女のライブは台湾では珍しい、面白い現場になってるんですよ。ライブ中にファンがステージ見なくてみんなで勝手に自撮りしてたり、フロアーに座り込んだり、ファンが彼女に対抗してるんですよ。めちゃくちゃ面白い現場ですよ。
ジュリリジュリラン未来ゴロゴロコロニー13世は、多分今まで台湾で一番本格的なアイドル。台湾には日本みたいなアイドル事務所がないんだけど、彼女だけ事務所があって、曲も全部オリジナル曲。台湾のアイドルは、みんなセルフプロデュースで曲もカバーから始まるんだけど、彼女だけ最初から本格的にやってるんで、すごいと思う。残念ながら今年9月にアイドルを引退するんだけど、うちの2回目のイベントから出演してくれていて、この2年間は、お互い助け合ってきた。アイドルを引退しちゃうのは特別感慨深いです。
偶像興奮際には、台湾のアイドルより日本のアイドルが多く出演しますがどうしてでしょうか?
たまさぶろう TEAM枝豆はオリジナル曲にこだわっていて、1曲でも2曲でもオリジナル曲がないと呼ばないです。だから日本のアーティストが多くなりました。
台湾のアイドルは、オリジナル曲をあまりやってない?
たまさぶろう そうですね。日本人から見るとおかしく見えるかもしれないけど、台湾のアイドルは日本語の歌ばっかり歌ってるんですよ。例えば、未来ちゃん(ジュリリジュリラン未来ゴロゴロコロニー13世)は6〜7枚CDを出してますけど、全部日本語ですよ。これからTPE48っていうAKB48の台北版ができるんですけど、そこから中国語の歌が増えていくことはあるかもしれない。
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