2019-07-08 21:00

ライブレポート:BRATS、どしゃ降りの嵐の中で魅せた台湾フェス『覺醒音樂祭 Wake Up Festival 2019』

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今年2019年7月5日〜7日に開催された台湾最大級の野外フェス『覺醒音樂祭 Wake Up Festival 2019』に出演した、BRATSのオフィシャルライブレポートが到着した。

 
BRATSは黒宮れい(Vo.)、黒宮あや(Ba.)、ひなこ(Gt.)によるロックスピリット溢れるスリーピース・オルタナティヴ・ロックバンド。

 
今回のライブは彼女たちにとって、初の野外フェス出演。出演直前に突然の雷雨となり嵐の中でのライブとなったものの、気合の入った素晴らしいステージとなった。

 
なお、BRATSは8月2日(金)〜4日(日)に韓国・全州市のJeonju sports complex stadiumで開催される野外フェス『JUMF(Jeonju Ultimate Music Festival) 2019』に出演することも決まっている。

 
 

BRATS初の野外フェスは、雷鳴轟き、閃光走る、どしゃ降りの嵐の中で台湾の『覺醒音樂祭 Wake Up Festival 2019』に登場!!

 

台湾中部に位置する嘉義市の広大な港坪運動公園で7月5日(金)から7月7日(日)の3日間開催された『覺醒音樂祭 Wake Up Festival 2019(台湾)』にBRATSが出演した。

台湾最大級の野外フェスを謳うだけあり、会場となる公園内に各3,000人から5,000人ほどのキャパシティーを誇るステージが合計9つ設営されている。

 
しかし最大キャパシティーの「射日(SUN-SHOOTING)STAGE」は、公称5,000人の会場となっているが、整備されている芝生以外にもステージが臨める為に実質的には2~3万人収容の会場に感じられた。

 
出演するアーティストは、3日間で169組となり、地元台湾のアーティスト以外に、アジアから中国、韓国、香港、マカオ、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポール、そして日本、ヨーロッパからイギリス、フランスの計12の国と地域にまたがり、日本からは“CHAI”“SEX MACHINEGUNS”、“ぜんぶ君のせいだ。”、“LOKA”、“toconoma”、“SUBLIMITY”、“dela”、“KINEMAS”、“妖の鬼狐”、“The コットンクラブ”、“BIG & MEE”、“砂漠、爆発”、“South Penguin”、“Who the Bitch”、“裸檜札”、そしてBRATSの計17組が参加した。

 
BRATSが登場したのは開催2日目の7月6日(土)の「七虎(SEVEN TIGERS)STAGE」のトリ前19:20となった。

フェス初日の前日と同様に、時折日が射すもののどんよりとした曇り空が広がっており、時たま雨がぱらつく悪天候で夕方には南国特有のスコール的なかなり激しい雨が一時降った。

それなのでBRATS前のバンド演奏時は、雨も上がった為に、このままの天候を保つものと思われていた。すっかり陽も落ちて夕闇となったステージ転換時、BRATSメンバーが機材のセッティングを始める頃、突然、夜空がバケツをひっくり返したように突然どしゃ降りの雨となった。

さらに、遠くで雷鳴が鳴り響き、稲妻の閃光もある最悪の天候に変わった。それでも定時となりBRATSのステージがオープニングの定番楽曲「Anthem」で幕を開けた。

 
雷雨の激しさと共鳴するようにBRATSも「解放セヨ」、「正当化プライドモンスター」でたたみかけると、それに呼応するようにオーディエンスのボルテージも上がり、天候と楽曲が融合する嵐吹き荒れる光景が生まれた。

この日のメンバーは、燃えに燃え、ボーカルの黒宮れいも鬼気迫る迫力で「Big Bad World」を歌い上げる。

中国語でのMC(挨拶)を挟んで、「Pain」、「アンフェア」、「Ms. Downer」が披露され、初めてこのステージで迎えたサポートギターにより、激しい雨の音にも負けないツインギターが鳴り響き、雷の轟にも感じられる重低音のベースとドラムがBRATSライブ史上稀に見る気合の入ったステージを実現させた。

 
嵐の中、多くの出演者の中からBRATSのステージを観に集まったオーディエンスにMCで感謝を述べた後、YouTubeのMVでもお馴染みで、海外にも評判3曲「脳内消去ゲーム」、「どうだってよかった」、「決まりごと」でBRATSのステージが終わった。

 
ステージ終了間もなく雨が上がったことを伝えさせていただくが、オーディエンスは嵐の影響もあるのかBRATSのステージの余韻に上気だった表情で興奮する姿が印象的であった。

 
 

覺醒音樂祭 Wake Up Festival 2019

日程:2019年7月6日
会場:台湾嘉義市「港坪運動公園」七虎(SEVEN TIGERS)STAGE

 
BRATS
黒宮れい:Vocal
黒宮あや:Bass
ひなこ:Guitar

 
Support musicians
ぴろしき:Drums
ゆーみ:Guitar

 
SET LIST
01. Anthem
02. 解放セヨ
03. 正当化プライドモンスター
04. Big Bad World
05. Pain
06. アンフェア
07. Ms. Downer
08. 脳内消去ゲーム
09. どうだってよかった
10. 決まりごと

 

ライブフォト

 
 

最新アルバム情報

 
BRATS『BRATS』(初回豪華盤)

発売:2018年7月25日(水)
価格:3,500円+税
品番:BRTC-003
発売元:オフィスfem
販売元:FABTONE
仕様:CD + DVD / ブックレット24P

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TOWER RECORDS ONLINEでみる

収録曲:
01. Pain
02. 解放セヨ
03. どうだってよかった
04. アンフェア
05. Lost Place
06. 決まりごと
07. Big Bad World
08. 正当化プライドモンスター
09. 脳内消去ゲーム
10. アイニコイヨ

DVD収録内容:
01. アイニコイヨ
02. 脳内消去ゲーム
03. 決まりごと
04. どうだってよかった
05. 解放セヨ

 


BRATS – アンフェア (Unfair)

 


BRATS – 決まりごと (Kimarigoto) LIVE Ver.

 


BRATS – どうだってよかった (Doudatte yokatta)

 



 
BRATS

写真中央:黒宮れい (Vocal) 2000年11月29日生まれ
写真左:黒宮あや (Bass) 1998年11月28日生まれ
写真右:ひなこ (Guitar) 1996年9月5日生まれ

 
BRATSは、ロック・スピリット溢れる若干18歳のカリスマ黒宮れいが、2011年8月、10歳の時にボーカルとなり、姉の黒宮あや(Bass)と立ち上げたバンドで、その後、ギターのひなこが合流して、現在の3ピースのオルタナティブ・ロックバンドとなった。
バンド結成から6年、紆余曲折がありながらNeo グランジを追求した次世代 Girls Rockバンドとして覚醒し、重いギター・サウンドに、鋭く伸びのあるボーカルが攻撃的に迫る『アイニコイヨ/脳内消去ゲーム』で2017年6月にCDシングル・デビュー。
その翌年2018年7月に待望の1st.アルバム『BRATS』を発売。
ライブ動員も数を重ねる毎に増やしており、2018年10月には代官山UNITでの主催ライブを成功させ、翌2019年1月には初の海外、韓国ソウル2公演も成功させた。
2月からは3月、4月と3カ月連続で東京ワンマン公演を行い、全公演をSOLD OUTにしている。夏に海外フェス2公演に出演した後に、秋には初の東名阪ワンマンツアーを控えている。

 

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