劇団子供鉅人、1年半ぶりの劇場公演『不発する惑星』10月に上演決定。オリンピックを控えた2019年の東京が舞台の社会派ブラックコメディ
劇団子供鉅人が、1年半ぶりの劇場公演『不発する惑星』を10月に大阪と東京で上演することになった。
出演者100人による圧巻の野外劇「夏の夜の夢」(シェイクスピア)や、実際の一軒家を宇宙船に見立てた「SF家族」など異質なコメディを立て続けに発表している劇団子供鉅人。
今回の公演は「オリンピックを控えた2019年の東京」を舞台に、売れない漫画家と隣人の主婦とのロマンスを通じて、現代人が抱える「不発する思い」を抉り出す、ブラックな皮肉が効いた社会派コメディ。音楽には近年、共同作業を共にするoono yuukiを迎え、乾いた笑いに叙情のメロディを添える。
大阪公演は10月3日(木)~7日(月)に大阪HEP HALL、東京公演は10月15日(火)~21日(月)に東京・原宿VACANTにて。
チケットは一般前売4,000円で、8月3日10:00から発売開始。U-25チケットや学割も用意されている。
結成15周年を控え、新たなるコメディに挑戦する劇団子供鉅人の公演に遊びに行ってみてはいかがだろうか。
代表・益山貴司のコメントが発表された。
この世界は沢山の「あきらめ」によって成り立っていると思う。
みんながみんな、働きもせず、あきらめずに夢や希望を追いかけていたら、社会は崩壊すること間違いなし。だから、世の中にはあきらめさせる装置が沢山ある。(試験とか、試合とか、結婚とか、税金とか、最近は塩顔がイケメンとか)そんな「あきらめきれなかった」夢や希望や妄想は人々の心の中に不発弾のように眠っている。
主人公のエロ漫画家タイチは平成に青春を送った30 過ぎのさえない男である。彼は無数の「あきらめ」によって人生を乗り切って来た。彼が恋する隣の主婦のタマキもまた「あきらめ」の中で生きている。しかし、人生にはそんな「あきらめ」が「きらめき」に変わる瞬間が存在している。彼らが心の不発弾を爆発させて思いをきらめかせた時、果たして噴き出すのは悲劇か?喜劇か?
この作品は、オリンピックだとか令和だとか、時代が輝かしい未来に爆進しようがしまいが、ぶざまな不発弾を抱えて生きる男と女の物語である。
あなたは不発していますか?
劇団子供鉅人 本公演ニューカウントvol.10『不発する惑星』 出演: 不発する人々の、不発するぶざまなロマンス劇! オリンピック開催予定地の工事現場で働くエロ漫画家タイチ。「輝かしい日本の未来」のために働きながら自分の未来が見えない彼は、世田谷の裏ミニコミ紙「バックドラフト」に実録不倫漫画「不発する愛情」を連載していた。そんな彼は隣人の主婦、タマキに思いを寄せているが、彼女は自宅で開く料理教室があまりにまずいため、近隣の主婦たちにいじめを受けていた。ある日、工事現場で不発弾が発見される。工期を急ぐ現場は、バイトのタイチに埋め直しを迫るのだった。
[大阪公演] [東京公演] |
インフォメーション
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連絡先 | : | |
WEBサイト | : | 劇団子供鉅人 公式サイト |
WEBサイト | : | 不発する惑星 特設サイト |
: | https://twitter.com/kodomokyojin | |
: | https://ja-jp.facebook.com/codomo.k |
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