2019-04-10 20:00 Fuhito Kitahara

カジヒデキ、通算18枚目のニューアルバム『GOTH ROMANCE』6月5日発売決定。思春期/青春期の相反する二つの世界を表現

1987年3月21日に撮影されたカジヒデキの新アーティスト写真

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カジヒデキが、通算18枚目のニューアルバム『GOTH ROMANCE』を6月5日(水)にリリースすることになった。

 
今作はカジヒデキの思春期/青春期の相反する二つの世界「ゴスとネオアコ」を表現した作品。前作『秋のオリーブ』に引き続き堀江博久氏がプロデュースしている。

 
また、5月23日(木)より鎌倉、神戸、京都、千葉にて、堀江博久氏と共にリリースパーティーを開催することもアナウンスされた。

 
さらに、4月17日(水)には90年代のカジヒデキ、4月24日(水)には00年以降のカジヒデキの過去作品が配信解禁となることも決定した。

 
 

 
カジヒデキ『GOTH ROMANCE』

発売:2019年6月5日(水)
価格:2,800円+税
品番:DDCB-12110
レーベル:BLUE BOYS CLUB | AWDR/LR2
※12曲収録。収録曲は後日発表

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カジヒデキ『秋のオリーブ』

発売:2018年9月5日(水)
価格:1,500円+税
品番:DDCB-12104
RELEASED BY BLUE BOYS CLUB | AWDR/LR2

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収録曲:
1. 夏の終わりのセシルカット
2. 秋のオリーブ
3. きみはちから
4. 大好きな街 – My Fav City –
5. ピーキャン音頭

 

 

カジヒデキによるコメントも発表された。

昨今の世界的な90’Sリバイバルの影響もあるかもしれませんが、個人的に「思春期」「青春」そして「大人になること」をテーマにしたアルバムを制作しようと思った時、自分の思春期、青春期を振り返ると、80年代後半から90年代前半の時期にあたるので、その頃に影響を受けた音楽をサウンドの核に持ってきたところ、偶然か必然か90’Sリバ イバルに重なったという感じです。
80年代。まだ10代だった僕はゴス少年でした。
ゴスはゴシック(GOTHIC)であり、当時はポジティブ・パンク(=ポジパン)と呼ぶ方が普通でした。簡単に説明すると、80年代初頭にUKで巻き起こったポスト・パンクの流れで、世紀末の退廃的なファッションと思想、ダークな音楽性を基本にしつつ、ファッショナブルでアーティスティックな様式美の世界。10代後半の僕はまさに、その退廃美と耽美的な世界にどっぷりと浸かった、暗黒な青春時代を送りました。
そして80年代終わり〜90年代にかけては、プレ渋谷系→渋谷系の時代。
正に僕はその時代を通して、そのシーンの渦中にいました。
音楽的には80年代初期〜中期にUKで続々と登場したネオ・アコースティック(この言葉自体は日本で生まれたもの)に端を発し、ギターポップ、インディーポップ、60年代のフレンチポップ、小粋でお洒落な映画のサントラやジャズ、A&Mなどアメリカン・ポップスやソフトロックなど時代もジャンルも飛び越え、そこに同時代に巻き起こったマンチェスター・ムーブメント、インディーダンス、グランドビート、ハウスやアシッドジャズなどの最先端なムーブメントが物凄い勢いとスピードで加わり、それらを全てが同列に聴き、楽しむ事が当たり前になった時代。
今では当たり前の事ですが、当時の熱量の凄さは尋常ではなかったんです。
このアルバムは、僕自身が90年前後に最も刺激を受けたサウンドをベースに、過去と今が美しく結びつく接点のような作品作りを心掛けています。
「ゴスロマンス」というタイトルは、僕の思春期/青春期の相反する二つの世界「ゴスとネオアコ」を表現しています。
ネオアコの方がなぜロマンスかと言うと、ネオアコは青春の苛立ちを歌いつつも、サウンドは至ってロマンチックなもので、ネオアコの代表アーティストと言えるフリッパーズ・ギターは2nd アルバム「CAMERA TALK」のサブタイトルとして「Anarchic Romanticism of Youth」と言い放ったところを由縁にしています。
アルバム全体のサウンドも歌詞も、至って後者の「ロマンス」がほとんどで、目に見えて「ゴス」を扱ったのは「秘密の夜会」の歌詞の部分だけです。
ただ、僕のスピリット=僕の生き様としてゴスは切っても切り離せないものなので、タイトルに一翼に持って来たのです。
それは「自分のスタイルを貫く、曲げない」という意味でも、今年FUJI ROCK出演で来日するザ・キュアーのロバート・スミスと同列に語って頂きたい生き様だと思っています。

プロデューサーは昨年リリースしたミニ・アルバム「秋のオリーブ」に続き、25年来の友人であり盟友である堀江博久氏。
お互いのことを知り尽くしているからこそ生まれる信頼とハーモニーによって、僕の作品でも最高傑作が生まれようとしています。

カジヒデキ

 



 

DOTS+BODERS presents “DERBY”
HIDEKI KAJI 18th Album “GOTH ROMANCE” Release Party

※ドレスコード:
今回はニューアルバム発売に伴い、ドット、ボーダー禁止。あなたの思う「ゴシック」をイメージする格好でお越し下さい。

 
鎌倉
日程:2019.05.23 (THU)
会場:鎌倉 cafe vivement dimanche
時間:OPEN 18:30 / START 19:00
料金:予約 3,500円+1ドリンク
出演:堀江博久 / カジヒデキ

[チケット]
4月22日18時より受付開始。受付方法は電話のみ
cafe vivement dimanche 0467-23-9952

 
神戸
日程:2019.05.29 (WED)
会場:神戸 BO TAMBOURiNE CAFE
時間:OPEN 19:00 / START 19:30
料金:予約 3,500円+1ドリンク
出演:堀江博久 / カジヒデキ

[チケット]
4月20日午前10時より受付開始
event.tambourine@gmail.com
件名に「05.29予約」、本文に1.名前(全員分)、2.人数(二人まで)、3.電話番号(代表者)、4.メールアドレス(代表者)記入の上送信ください。 受付メール返信しますので上記アドレスを受信可能にしておくようお願いします。

 
京都
日程:2019.05.30 (THU)
会場:京都 SONGBIRD COFFEE
時間:OPEN 19:00 / START 19:30
料金:予約 3,500円+1ドリンク
出演:堀江博久 / カジヒデキ

[チケット]
4月19日16時より受付開始
info@songbird-design.jp
件名に「05.30予約」、本文に1.名前(全員分)、2.人数(二人まで)、3.電話番号(代表者)、4.メールアドレス(代表者)記入の上送信ください。受付メール返信しますので上記アドレスを受信可能にしておくようお願いします

 
千葉
日程:2019.06.09 (SUN)
会場:西千葉 cafe STAND
時間:OPEN 15:00 / START 15:30
料金:予約 3,500円+1ドリンク
出演:堀江博久 / カジヒデキ

[チケット]
4月19日16時より受付開始
チケット予約方法は、電話のみ
cafe STAND|043-254-2878
電話受け付け時にご予約人数、全員の方のお名前と電話番号をお願いします。当日、エントランスにて料金を頂戴してから会場入場となります。予約により規定人数に達した場合は、当日券の販売は見合わせていただく可能性がありますのでご注意下さい。

 



 
カジヒデキ

1967年5月08日生まれ。千葉県富津市出身。
1986年、ゴスバンド、Neurotic Doll にベーシストとして加入し、本格的に音楽活動をスタート。
1987年、Lollipop Sonic(後の The Flipper’s Guitar)のデビューライブを観て衝撃をうけ、1989年9月、ネオアコースティック・バンド、BRIDGE を結成。
1990年、The Flipper’s Guitar 監修によるコンピレーション・アルバム「Fab Gear」参加を皮切りに、Crue-L RecordsやA Trumpet Trumpet Recordsなど国内のレーベルのみならず、アメリカ、フランス、スウェーデン等のインディ・レーベルのコンピレーションに参加し、世界中のインディ・ポップ・ファンから注目を集める。
1992年11月、小山田圭吾が主宰していたレーベル、Trattoriaよりデビュー。2枚アルバムをリリース後、1995年に解散。
1996年「MUSCAT E.P.」でソロ・デビュー。
1997年1月に発表したファースト・アルバム「MINI SKIRT」では、世界的なブームになる直前のスウェーディッシュポップの要素を取り入れ、30万枚を超える大ヒットを記録するなど90年代の渋谷系を牽引した。
その後もTore Johansson、Eggstone、The Pastels、Bertrand Burgalatらと制作した作品を発表するなど自身のルーツとなるネオアコースティック|ニューウェイブ|ポストパンクをベースに音楽的な領域を拡げている。
2008年には映画「デトロイト・メタル・シティ」の音楽を担当。主題歌「甘い恋人」がスマッシュヒットする。
またDJイベント「BLUE BOYS CLUB」主宰、TBSラジオ、bayfm、渋谷のラジオでのレギュラー・パーソナリティ、音楽フェス「PEANUTS CAMP」キュレーションなど、音楽の紹介者としても幅広く活躍中。


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