2022-07-22 10:00

Carol Welsman、Nicki Parrott、Jimmy Branly、10月から『Jazz Beauties Japan Tour 2022』開催

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Carol Welsmanが、10月から『Jazz Beauties Japan Tour 2022』を開催することになった。

 
今回のツアーは、ピアノ弾き語りシンガー:Carol Welsmanと、ベース・プレイヤー:Nicki Parrottが手を組んだ2019年のアルバム『ディス・イズ・キャロル -ジャズ・ビューティーズ』を記念したもの。

 
元々は旧オール・アート主宰でツアーが予定されていたが、パンデミックで延期となっていた。その間に旧オール・アートの石塚孝夫社長は急逝してしまったが、子息の石塚信孝氏を中心にジャズ・ビューティーズ・ジャパン・ツアー2022実行委員会、(株)ムーンロマンティクスの主宰で石塚社長の追悼公演として開催が決定した。

 
ツアーには、Carol Welsman & Nicki Parrottに加え、同アルバムのレコーディング・エンジニアを務めた多才なドラマー:Jimmy Branlyが加わりトリオ編成で出演。また、米子、阿武町、横浜の3公演には、日本から市原ひかり(tp,vo)、中島朱葉(as)、浅利史花(g)が参加することが発表された。

 
 


Carol Welsman / Nicki Parrott Duo

 

Jazz Beauties Japan Tour 2022

 
2022年
10/14 米子 皆生グランドホテル with “All Stars”
10/15 阿武町 町民センター・文化ホール with “All Stars”
10/16 小倉 マックスオーディオ
10/17 岡山 蔭凉寺
10/18 高知 高知県立美術館ホール
10/19 大阪 ロイヤルホース
10/20 名古屋 The WIZ
10/21 甲府 コットンクラブ
10/22 静岡 LIFE TIME
10/23 横浜 ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル with “All Stars”

※詳細情報は随時公開

 
主催:株式会社 ムーンロマンティックス
運営:ジャズ・ビューティーズ・ジャパン・ツアー 2022 実行委員会

 
 

 
Carol Welsman『ディス・イズ・キャロル -ジャズ・ビューティーズ』

発売:2019年3月22日
価格:2,860円
品番:MZCF-1385
レーベル:MUZAK、fab.
仕様:CD

TOWER RECORDS ONLINEでみる
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キャロル・ウエルスマン Carol Welsman (p,vo)

カナダのトロント生まれ。祖父は、トロント・シンフォニー・オーケストラの創設者。母は、ピアノの教師、父は、サックスやクラリネットを吹くという音楽一家に育つ。高校時代にクラシック・ピアノ、ダブル・ベース、ヴァイオリンを勉強する。ジャズに興味を持ち、1980 年にボストンのバークリー音楽院でピアノを専攻。フランスではクリスティアンヌ・ルグラン(名作曲家ミシェル・ルグランの姉)にヴォーカルを師事。フランス語、イタリア語、スペイン語も堪能な彼女のジャズ・ポップ・バンドによるヨーロッパ・ツアーは好評を博した。1988 年にカナダへ戻り、ドン・トンプソン、デイヴ・ヤング等と共演するようになり。1994年にアルバム「ラッキー・トゥ・ビー・ミー」を発表、このアルバムは、JUNO 賞(カナダ版グラミー賞)にノミネートされる。1996 年に「インクラインド」、1998 年に「スイング・レディズ・スイン グ」を発表した後、2000年にハービー・ハンコックの紹介でロサンゼルスへ移住。2001 年にロニー・フォスターのプロデュースで「ホールド・ミー」を発表、2002 年には、名門サヴォイと契約「ザ・ランゲージ・オブ・ラヴ」を発表、同アルバムは、ビルボード・チャートの第 5位まで昇るヒットとなる。2004 年の富士通ジャズ・エリート・コンサートを皮切りにケン・ぺプロウスキー率いるベニー・グッドマン楽団のツアー等で何度も来日して日本でもお馴染みとなる。その後、2008 年のケン・ぺプロウスキーとの日本盤 「メモリーズ・オブ・ユー」は、2009 年 JAZZ批評誌ジャズオーディオ大賞ボーカル部門金賞受賞を受賞し、ベストセラーとなった。2015 年のルイス・ナッシュ(ds)、ルーファス・リード(b)、ウォレス・ルーニー(tp)等とニューヨークで録音した「Alone Together」は音楽誌各誌で絶賛され、発売記念のライヴ・ツアーは、各所で満員の盛況だった。同年の東京丸の内の「コットン・クラブ」のクリスマス・コンサートも大成功を収めた。その後 2016 年に再来日。同年に発表の「This is CAROL~Love Song 20~」、2019 年リリースの「This is Carol~Jazz Beauties featuring Nicki Parrott」のヒット作を発表している。いままで13枚の中 6 枚のアルバムで JUNO 賞にノミネートされている。今秋、新作を発表の予定だ。

https://carolwelsman.com

 

ニッキ・パロット Nicki Parrott (b,vo)

ウッド・ベースを弾きながら艶やかにシルキー・ヴォイスで歌うスタイルで注目を集める彼女。CD ショッ プに行くと彼女の CDがズラリと並んでいる。最新作は「Great 70’s」、キャロル・キング、カーリー・サイモン、ボズ・スキャッグス、エルトン・ジョンなどなど黄金の70年代ビルボード・グレイテスト・ヒットの名曲をニッキ流ジャズでカヴァーした、ニッキの魅力満開の作品だ。その前には、ロッサノ・スポーティーロ(p)とエディー・メッツ(ds)と組んだ「It’s A Good Day」。ジョン・デ・マルチーノ(p)、ケン・ぺプロウスキー(cl,ts)、姉のリサ(ss,bs)らを従えてスタンダードを歌う「Look Of Love」そして、 ギル・ゴールドスタインのアコーディオンも入るバックでパリについて歌った「Last Time I Saw Paris」も 発表している。さらにその前には四季に因んだアルバム「桜、さくら」「Summertime」「Autumn Leaves」「Winter Wonderland」と立て続けに発表していた。彼女は、オーストラリアのニューキャッスル生まれ。幼少より音楽に親しみ 15 歳の時にベースを手にし、シドニーの音楽院でジャズを学んだ後 CD デビュー。1994 年に渡米してルーファス・リードの指導を受ける。2000 年 6 月からニューヨークのクラブ「イレディアム」でギターのレス・ポールと毎週月曜日に出演していた。そんな中でレス・ポールから歌を歌わないかと云われて、歌ったのがプロ歌手としてのデビューだった。歌でのデビュー作品は、ロッサノ・
スポーティーロとのアルバム「People Will Say We’re In Love」だったが、日本のヴィーナス・レコーズのベースを抱きかかえて横たわる色っぽいジャケットの「Moon River」が大評判になる。数回来日しているが、2011 年、2012 年に丸の内の「コットン・クラブ」に出演、その後 2014 年、2016 年、2018 年に来日 してツアーを行った。

https://www.nickiparrott.com/index.html

 

ジミー・ブランリー Jimmy Branly (ds)

1972 年、キューバのハバナで生まれる。キューバの香り漂う豊かな音楽環境の中で育つ。ハバナのアドルフォ・グスマン音楽院と ENA(国立芸術学校)に学ぶ。9 歳のとき、父親からディープ・パープルなどのロック・ミュージックを教わる。「キューバではロックはあまり重要なジャンルではなかったので、このようなスタイルの音楽を紹介されたことは特別な意味があった。」と自身、語っている。その後、John Coltrane、Elvin Jones、Chick
Corea、Keith Jarrett などのジャズを聴き始めて、彼のプレイの幅はさらに 深く広がった。プロとしてのキャリアは15 歳の時に始まり、伝説のバンド NG La Bandaでゴンサロ・ルバ ルカバ(p)と一緒にプレーした。その後カリフォルニアに移住。そこでキャロル・ウェルスマンのグループに加入。またケン・ペプロウスキー指揮によるベニー・グッドマンオーケストラのメンバーとして来日も している。最近、自身のトリオCD「The Meeting」を発表した。

https://branlymusic.com

 

市原ひかり (tp,vo)

1982 年東京都生まれ。成蹊小中高等学校を卒業後、洗足音楽大学ジャズコースに入学。2005 年主席で卒業。同年ポニーキャニオンよりデビューアルバム『一番の幸せ』をリリース。2019 年には9th アルバムにして初 のボーカルアルバム『Sings & Plays』をリリース。2021 年ジャズレーベル Days of delightに移籍し 10th アルバム『Anthem』をリリース。活動範囲はジャズにとどまらず、山下達郎、竹内まりや等のアルバムにもソロプレイヤーとして参加している。主な出演番組は、『トップランナー』『題名のない音楽会』 『ミュージックフェア』『僕らの音楽』等がある。

http://www.hikari-ichihara.com

 

中島朱葉 (as,ss)

1992 年生まれ、和歌山県出身12 歳、アルトサックスを始める。13 歳、Charlie Parker の CD を聴き強い衝撃を受け、ジャズに目覚める。14 歳、ライブ活動を開始。2009 年、「リットーミュージック最強プレイヤーズコンテスト」 アルトサックス部門で初代グランプリ受賞。2010 年、自己のカルテットで出場した「横浜ジャズプロムナード コンペティション」 「金沢ジャズストリートコンペティション」でグランプリ受賞。2012 年、バークリー音楽大学へ学費全額免除生として入学。二年間在学し、帰国。東京を拠点に演奏活動 を始める。2021 年 6 月、初リーダーアルバム「Looking For Jupiter」をリリース。 繊細な感性と卓越したリズム感、ジャズの伝統に根ざした歌心溢れるプレイは、ベテランから若手まで世代を超えた共演者から高く評価されている。現在のジャズシーンで最も注目を集める若手ジャズミュージシャンである。

https://akihajazz.wixsite.com/akiha-nakashima

 

浅利史花 (g)

福島県福島市出身。5 歳頃からクラシック ピアノを習う。中学生の時に、姉と兄の影響でロックに興味を持つ。高校生活ではバンドを組むつもりだったが、進学した高校に軽音部がなかったため、仕方なくジャズ研究部に入部。そこでジャズと出会い、市内のジャズ喫茶『ミンガス』で聴いたグラント・グリーンやジム・ホールの演奏をきっかけにはまっていく。2012 年に大学進学に伴い上京。在学時より演奏活動を始める。2015年にはギブソンジャズギターコンテストの決勝へ進出。ジャズギターの王道を行くスインギーなスタイルで、
同世代のみならず数々のベテランミュージシャンとも共演を重ねている。

https://fumikaasari.com


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