2021-05-21 21:00

VITO FOCCACIO、新作アルバム『渇望の翼』6月23日発売決定。トラップ~エクストリーム勢が入り乱れる最先鋭ゴシックヒップホップ

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VITO FOCCACIOが、ソロアルバム『渇望の翼』を6月23日(水)にリリースすることになった。

 
VITO FOCCACIOはSQUASH SQUADのメンバーとして知られる奇才。

 
久々のソロ作となる今作は、ゴシックをメインテーマにヴィジュアル系、メタル、ノイズ、オペラ、ホラーコア、もちろんヒップホップとトラップをも平らげた複合的な最先鋭ゴシック・ヒップホップ作品。Daymare勢から、ENDONの愛甲太郎/那倉太一、昨年2020年に急逝した那倉悦生が参加している

 
また、収録曲「聖古泉七蜘蛛乃君」のミュージックビデオも公開。映画監督の宮崎大祐氏が手がけている。チェックしよう。

 
そして、6月5日(土)には渋谷Inspiration Cult Bar And Galleryで入場無料のリスニングパーティーも決定した。

 
 


VITO FOCCACIO – 「聖古泉七蜘蛛乃君」Music Video

 
 

 
VITO FOCCACIO『渇望の翼』

発売:2021年6月23日(水)
価格:2,750円(税込)
品番:DYMC-362
レーベル:Daymare Recordings

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TOWER RECORDS ONLINEでみる

収録曲:
1. UEWO feat. Taro Aiko (ENDON/M.A.S.F.)
 prod by Cub$
 electronics by Taro Aiko
2: sex death
 prod by ATSUKI
 scratched by TAPPO (GREEN HILL)
3: Narcissus feat. IMUHA BLACK
 prod by Depressive Dogs (dotphob from UCGM & 那倉悦生 from ENDON)
4: sacrifice feat. 那倉太一 (ENDON)
 prod by ATSUKI
5: 金木犀 feat. Eujin KAWI (弗猫建物)
 prod by Lil’Yukichi
6: ura1123 feat. Loota
 prod by DJ JUCO
7: blackness
 prod by EL moncherie (弗猫建物)
8: Labyrinth
 prod by Mitch Mitchelson
9: lost
 prod by Flammable
10: xink U
 prod by DJ JUCO (FullMember)
11: 聖古泉七蜘蛛乃君
 prod by EL moncherie (弗猫建物)

 
Artwork by 河村康輔

 
作品解説:

東京と埼玉を中心に活動するヒップホップ・グループSQUASH SQUADのメンバーとして広く名を知られるVITO FOCCACIO。

今作は時代の流れを取り込みながらも、どこまでも孤独に突き進めた作者の感覚を頼りに無用なガラパゴス的進化を遂げ咲き乱れ、ゴシックをメインテーマにヴィジュアル系、メタル、ノイズ、オペラ、ホラーコア、もちろんヒップホップとトラップをも平らげた複合的な作品となった。格調高く甘美に退廃した今作は飽和状態となった新しさに生い茂り時間を未来へと進める。

SQUASH SQUADの盟友Loota、新作連発が止まらないIMUHA BLACK、弗猫建物からEujin
KAWIとEL moncherie、メタルやヒップホップに精通するトラック・メイカ―ATSUKI、日本のトラップキングLil’Yukichi、東京エクストリーム・バンドENDONから那倉太一/那倉悦生/愛甲太郎、UCGMからdotphobをフィーチュアリング。

アートワークは今や日本を代表するコラージュ・アーティスト/グラフィック・デザイナー河村康輔が担当。

 

レコメンドコメント

 
ヒップホップよ、我らが馴らされた西洋音階から我らを解き放て。
ヒップホップよ、我らが捕らわれた拍子の牢獄を徹底的に破壊せよ。
ヒップホップよ、我らにベッタリと染みついて離れないアメリカの影を焼き払え。

宮崎大祐 (映画監督)

 

現シーンにおいてもっともシアトリカルなラッパー、VITO
FOCCACIO。最新作もまた、不穏な和音の上に乗りながら悲劇的なラップを聴かせてくれる。これほど「表現欲」が詰まった日本のラップ・アルバムがあっただろうか。彼ならではのゴシック的美学が表現された、2021年のヒップホップ・オデッセイ。

渡辺志保 (音楽ライター)

 

最近巷でよく聞く「何でもありがHIPHOP」。
…本当に? 大体が既成概念の固まりにしか聞こえない。
HIPHOPに限った事ではなく、ROCKのフィールドでも同様、右にならえのゴミ音楽が未だ蔓延している。もうコリゴリ。
しかし、それで良い。
そうでなければ、VITO FOCCACIOは稀有な存在になれない。
オリジナルである事、ユニークな存在、耳を傾かせる力。『渇望の翼』には、清々しい程に全てが詰まっている。
密教と邪教の間で彷徨っているかの様な、仄暗く朧げなイメージを残し、寒暖の差も無く鼓膜から消えて行く。それは、私が思う王道でもあった。
うーむ、なるほど。エクストリーム・ミュージックの名門、Daymare
Recordingsからのリリースも頷ける。
同じく私も言葉を依り、吐く息を針に見立て紡ぐ者として、気になる音楽家がまた1人増えた。

向達郎 (kamomekamome, yuvikiri-zukei)

 

VITO FOCCACIOは最初期からサウス、トラップを己のスタイルに怪しく落とし込みつつ、そのいずれにもストレートに突き抜ける事には禁欲を貫いてきた。
これは、正当にラッパーであり続けながら、文学的に‘ゴシック’というテーマを変奏し続け、唯一無二の成熟と腐食を見せつける鬼才の第四楽曲集である。

那倉太一 (ENDON/Vo)

 



 
VITO FOCCACIO

東京と埼玉を中心に活動するヒップホップ・グループSQUASH
SQUADのメンバー。2010年にグループとして『THE
SQUALL』をリリース、その後ソロとしても2012年に1st『草案』、2013年に2nd『絶望の館』、2016年に3rd『Rehabilitation』をリリース。他にも園子温監督の映画『TOKYO
TRIBE』への出演、ワタリウム美術館で開催された寺山修司の回顧展での詩の朗読、カルチャー誌『アヴァンギャルドでいこう』への詩の寄稿など多岐にわたる活動を続けている。


インフォメーション

タイトル リスニング・パーティ
 
開催日時 2020年6月5日(土)
18:00-22:00
 
開催場所 渋谷Inspiration Cult Bar And Gallery
東京都渋谷区東2-22-3
 
料金 入場無料
 
アクト VITO FOCCACIO

[DJ]
ATSUKI
DON QUICK aka IMUHA BLACK
El moncherie
Kosuke Kawamura
連絡先
WEBサイト VITO FOCCACIO Linktree
WEBサイト VITO FOCCACIO Instagram
twitter https://twitter.com/vitofoccacio
facebook
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