3/21YouTube生配信ライブレポ

 
無観客生配信ライブは昨年の緊急事態宣言発令後の6月から、観客を入れてのライブができない状況のなか自宅で少しでも音楽を楽しんでもらいたいというメンバーの意向でいち早く始めた。今年に入って有観客のライブも少しずつ増えてきているが、まだまだ元どおりにはなっておらず、始めた当初と同じ思いで、この生配信ライブを継続している。

 
開始時刻17:00になると、椅子に座った３人の映像が映し出された。ライブ開始前に、なぜか３人で紙芝居クイズが始まり、演奏中とは違ったリラックスした３人が見受けられ微笑ましかった。前回2/28の生配信ライブでは３人の「焚き火シーン」から始まり、配信ライブならではの演出が好評だっただけに、今回のオープニングも楽しみの１つであった。


 
 

「さあ、やりますか」とマイペースな雰囲気で各楽器の前に移動。肩の力の抜けたいいムードの中、1曲目「MESHI」が始まった。そして今月1日にリリースされたばかりの配信シングルから「MOCHI」、そして「気分上々 -Woo – he!! -」と続き、MCへ。視聴者からリアルタイムで寄せられたコメントを見つつ、トークを展開。

その後、フィンガースナッピングから静かに始まる「黄昏ウィークエンド」を挟み、高い演奏技術が絡み合う「Virtual World(Jazz)」「Passion」「ALL FOR ONE」と続き、今回から取り入れられたピアノの真上からのカメラも指さばきがよく見えて好評のコメントが多く寄せられた。そして再度MCへ。

ここから現在テレビ神奈川にて放送中の音楽番組「SPEED MUSIC ソクドノオンガク」からクレイジーケンバンドの「タイガー&ドラゴン」と葉加瀬太郎の「Etupirka」のカバー曲が演奏された。日本の名曲を独自のアレンジでカバーする番組は好評で、実際にこの2曲を聴いただけでも3人の独創的アレンジ力、演奏力が確かめられた。

後半に入り、「New Design」「KARATE FUNK」「Zディスカバリー」など迫力の演奏を披露し本編を終えた。アンコールとして再び登場した３人は「Get Happy!」1曲を披露しLIVEは終了。もう一度冒頭のテーブルまで移動し、シメのトーク。ここでのMCで5/4,5に「こどもの日スペシャル」を開催されることが発表された。昨年は新型コロナウイルスによって「こどもの日スペシャル」が中止となっただけにファンには嬉しい知らせで、チャットの書き込みも追えないほど盛り上がった。

こどもの日スペシャルは2016年に東京は江東区ティアラこうとう大ホールにて始まり、年齢制限なく親子で楽しめると好評を博してそれ以来毎年開催されてきた恒例のライブイベント。昨年は5/5にカルッツかわさきにて開催を予定していたがコロナウイルスの影響で断念せざるを得なかったが、親子で外出する機会が減り、音楽で楽しめる場所を求める声も多かった。まだ予断を許さない状況ではあるが、映像ではなく会場で生の演奏を聴くのはまた格別。1回の収容人数は減るが２Daysあるのでこの機会に是非足を運んでほしい。多世代にわたり人気のある彼ら、それは毎回その場、その時で迫力の演奏を変化させていることにも要因があるだろう。この2Daysもセットリストが別々にガラッと変わる可能性もある。大人のチケット1枚で未就学児膝上鑑賞無料もあるので親子でも、友人とでも１人でも、彼らの独自性溢れるアンサンブル、その日その日で違う自由でスリリングで楽しいアドリブ演奏を思う存分楽しんでもらいたい。
また4月には京都大阪奈良のショートツアーも控えており、京都奈良はチケット完売しているが大阪は若干数あるとのことでお近くの方はお早めに。