2021-03-19 12:00 Fuhito Kitahara

木暮”shake”武彦率いる原始神母、全曲再現ライブ『原子心母 / Atom Heart Mother』4月3日に川崎CLUB CITTA’で開催

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原始神母が、全曲再現ライブ『原子心母 / Atom Heart Mother』を4月3日(土)に川崎CLUB CITTA’で開催することになった。

 
原始神母は2012年、RED WARRIORSの木暮”shake”武彦がピンクフロイドを愛する仲間たちに声をかけて結成した、国内外で高い評価を受けているピンクフロイド・トリビュートバンド。

 
今年第1弾ライブとなる今回は、昨年2020年の『原子心母 / Atom Heart Mother』リリース50周年のタイミングで行う予定だったが、新型コロナウィルスの影響で実現出来なかった『原子心母 / Atom Heart Mother』のトリビュート。ホーンセクションとコーラス隊、チェリストを招いての再現ライブとなる。

 
多くの要望を得て、ライブ生配信も急遽決定した。

 
また、今回の発表に合わせ2018年11月23日にCLUB CITTA’で開催した『原子心母 / Atom Heart Mother』のダイジェスト映像も公開された。チェックしよう。

 
 

木暮”shake”武彦によるコメントが発表された。

1970年発表のピンク・フロイドの4thアルバム『原子心母 / Atom Heart Mother』は、日本では初来日(1971年)時点の最新アルバムということで、日本のフロイドファン第1世代の人たちにとっては特に親しみのあるアルバムだと思う。
アルバムのタイトル曲でもある、1曲目の「Atom Heart Mother」は当時のLPレコードではA面全部の大曲だが、自分にとってもフロイドのトリビュートをやりたいと思ったきっかけの一つはこの曲だった。フロイドのメンバー4人の独自な発想と演奏にプラス前衛音楽家のロン・ギーシンにアレンジを依頼し、大人数のコーラス、ブラス隊、チェロを使った、一つの巨大で幻想的な音の体験。

曲のセクションが変わっていくごとに、次々と現れる魔の世界。ギタリストの自分にとっての驚きは前半に出てくる非常にこもったスライドギターのプレイ。その音は衝撃だった。エレキギターとしてはもっとも地味な音を巨大に、魅惑的に表現するその感性には本当にびっくりしたし、その音を理解した瞬間に新たな表現の可能性の領域が自分の中で広がったと感じた。もう一つは後半に出てくるブルースギターのソロ。それはまるで、吸血鬼が空っぽの館でブルースを弾いているような不思議なブルースだ。それまでのフロイドでは意図的に避けてきたブルースギターをブルースとは全く違う領域で鳴らしたことはのちの『狂気』や『炎』などへとつながり、ピンクフロイド、ギタリストとしてのギルモアの可能性を大きく変えたと思う。そして何よりも素晴らしいのは5分近く続くコーラスパート。
やっぱりこれも吸血鬼のイメージがする。その他にもブラスの大胆なアレンジや効果音、グルーヴィーでアバンギャルドなコーラスパート。どこを取っても異世界であるフロイドの音楽の中でももっとも異世界であり、なおかつ素直に感動的な印象が残る素晴らしい曲なのだ。原始神母は第1回目のライヴからこの曲を演奏してきたが、今回は50周年ということで、コーラス、ブラス隊、チェロのミュージシャンなどを招いて、初めてフルバージョンで演奏する予定です。

そしてB面の美しく、小さな曲の数々も含めて、50周年ということでの全曲再現。この貴重な機会を大好きな人も、まだ知らない人もぜひ体験してください。

木暮”shake”武彦

 


Atom Heart Mother / GENSHI SHINBO (Short edit)

 



 
原始神母 〜PINK FLOYD TRIPS〜 2021
『原子心母 / Atom Heart Mother』全曲再現

 
日程:2021年4月3日(土)
会場:川崎CLUB CITTA’
時間:OPEN 17:00 / START 18:00
料金:前売 8,500円(税込・指定席・ドリンク代別)
問合:SMASH

 
[会場チケット]
ぴあ 0570-02-9999(P:193-661)
イープラス
ローソン 0570-084-003(L:72423)

 
[配信チケット]
3,500円
https://ssl.twitcasting.tv/meow82469875/shopcart/62131
※視聴チケットご購入の方は、番組終了後、1日限りご視聴可能です

 
出演:原始神母

[Supporting Performers]
YOKAN(Cond,Sax)、木幡光邦(Tp)、斎藤幹雄(Tp)
中山浩佑(Tp)、古田儀左ヱ門(Hr) 、若木曜(Hr)
海野貴裕(Hr)、宮内岳太郎(Tb)、小坂武巳 (Tb)
西田幹(B.Tb)、堤拓幸(Tu)

白石圭美(Sop)、鈴木佐江子(Sop)、山本ア子(Alt)
MAKO(Alt)、安西康高(Ten)、山本義人(Ten)
杉江真(Bas)、森道太郎(Bas)、高垣健(Bas)

岡本梨紗子(Vc)

 



 
原始神母

ストーンズやツェッペリンと並ぶ歴史的なロックバンドでありながら、日本人には理解しづらいピンク・フロイドの音楽も、ライヴで体験すればその素晴らしさを感じることが出来るという想いから、2012年木暮”shake”武彦が呼びかけ人となり、ピンクフロイドを愛する仲間たちに声をかけて結成。

 
木暮”shake”武彦 Guitar
レベッカ、レッド・ウォーリアーズのソングライター、ギタリストとして活躍。89年渡米し厚見玲衣、ケネス・アンドリューとCASINO DRIVEとして活動。LA 滞在中、10 代の頃好きだったピンクフロイドを再発見し、以後、独自なサイケデリックギターを追求。 2003年、富士山麓に移住、柏原とヘヴィーでスペイシーなバンド、Mt デリシャス結成。2011年、自然へのトリップ感に満ちた アコースティックアルバム『水と光の魔法』発表。2017年にソロ名義のバンド、Big Mountain Blue結成。アルバム『惑星にて』『楽園の向こう側』発表。

 
三国義貴 Keyboards
初めて観たライブが1972年2月のピンクフロイド札幌公演。衝撃の体験をし大きく影響を受ける。1988年頃よりレッド・ウォーリアーズのツアーやRECに参加、その後、ダイアモンド☆ユカイ、ジギー、ザ・イエロー・モンキー等に参加。1991年よりソロアルバムや木暮”shake”武彦とのユニットでアルバムを発表。アンセム、森重樹一ソロ、Mt デリシャス、ナイトメアー、ダウト、ライデン・ドロップス、頭脳警察などにも参加している。

 
大久保治信 Keyboards
エマーソン・レイク&パーマーを聞き音楽に目覚める。1980年よりキーボーディスト&アレンジャーとしての活動を開始。 西城秀樹、ジョー山中、福山雅治 等、数多くのアーティストのツアーサポートミュージシャンとして活動。セッションミュージシャンとしてPink Floydの楽曲を演奏することも多い。2007年にプログレッシブバンドTruth and Realityを結成。2013年 高橋マコト(EX.もんた&ブラザーズ) 樋口晶之(クリエイション)大浜和史(EX.NASA)が80年代に結成したバンド PENGUINに加入。

 
扇田裕太郎 Bass,Guitar,Vocals
幼少をニューヨーク、高校時代をロンドンで過ごす。ロンドンのサイケデリックパンクシーンでギターを始めプログレッシブなサウンドに傾倒。帰国後S.C.Beatnik, Wouassi Vincent, KING, Tommy & TheBonjaskys, TheDaySweet等で活動。大橋隆志のサポートでも知られる。東京湾で木暮”shake”武彦と出会い、ピンクフロイドを一緒に演奏したことが切っ掛けでソウルメイトになる。

 
柏原克己 Drums
1981年よりプロドラマーとして、READY、宇崎竜童、岡村靖幸、中川勝彦 & maji majic、The Toys、久宝留理子、DA PUMP、等のアーティストとレコーディングやライブで活動、2004年木暮”shake”武彦とピンクフロイドのトリビュートをきっかけにMtデリシャスを結成。

 
ケネス・アンドリュー Lead Vocals
1992年に木暮武彦とのインターナショナルバンドCASINO DRIVEのリードシンガーとして来日。木暮”shake”武彦、厚見玲衣ら多くのミュージシャンとセッション。20代の頃からデイヴィット・ギルモアがお気に入りのギタリストであり、人間的、音楽的な成長過程において常に影響を受けてきた。

 
ラヴリー・レイナ Chorus
日本舞踊、クラシック、ジャズ、アフリカ民謡と様々な表現手段を持つパフォーマー。木暮”shake”武彦、柏原克己らが結成したMt.Deliciousに加入、アルバム、ライブにて唯一無二のスキャットを披露している。

 
冨田麗香 Chorus
2012年ソロアーティストとしてポニーキャニオンからメジャーデビュー。 原始神母のライブを観てピンクフロイドの世界に感動。1stアルバム『夢のかけら』2017年3月、 URAWA FLOWER RECORDSよりリリース。

 

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インフォメーション

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WEBサイト 原始神母 公式サイト
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