2020-01-11 20:00 Fuhito Kitahara

春ねむり、新曲MV「ファンファーレ」公開。真冬のロシア氷点下30度の極寒の地で撮影。自身初の北米ライブツアーも決定

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春ねむりが、昨日1月10日にデジタルリリースした新曲「ファンファーレ」のミュージックビデオを公開した。

 
春ねむりは昨年2019年にヨーロッパを代表する20万人級の巨大フェス『Primavera Sound 2019』へ出演し、6ヵ国15公演のヨーロッパツアーの多数の公演がソールドアウトし大盛況で幕を閉じるなど、海外でも大きな注目を集めている。

 
この「ファンファーレ」は、春ねむりが自身の新しい幕開けに当て書きした楽曲で、自身の誕生日にリリース。始まる、と感じるドでかい鐘と豪華なブラスの音など、彼女からの祝福、始まりのパレードをイメージさせ、これまでのレパートリーとは一線を画し、あらたな決意が伝わる意欲作だ。

 
MVは真冬のロシアで撮影。世界のMV史上にも過去に例を見ない「氷点下30度」という超極寒の中での撮影は、凍結したアムール川の氷上で行われ、過酷な環境の中で歌う彼女の覚悟を決めたストイックな表情と目覚めの喜びが収められている。

 
また、3月には自身初の北米ツアー『HARU NEMURI“North America Tour 2020”』が決定。

 
3月16日(月)~21日(土)にオースティンで行われる世界最大規模のフェス『SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)』を皮切りに、ダラス、ブルックリン、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコなど、北米全6都市での公演がアナウンスされた。

 
チケットは本日1月11日より販売開始。詳細は2020年より新たにオープンした海外向けのオフィシャルホームページ「harunemuri.love」をチェックしよう。

 
今回の発表に合わせ、新ヴィジュアル、そしてステートメントが発表された。

 
 

春ねむり ステートメント

2010年のはじめ、わたしは14歳の少女だった。少しばかり保守的な両親と、2歳下の妹と一緒に、海と坂のある街に住んでいて、運動が嫌いで勉強が得意な、ありふれた少女だった。このころ、わたしは常に受動する者であった。「考える」という行為を知らず、生きているという実感がまるでなかった。

それから数年後、ロックンロールがわたしを見つけてくれた日、わたしの人生は永遠に変わった。わたしはわたしがいのちであるということを知り、思想を手に入れた。今日に至るまでわたしのせかいは拡張を続け、善いものも悪いものも、ささいなことも大層なことも、すべてがわたしをつくる要素となった。わたしはたくさんのひとと芸術に愛され、また、同じくらいたくさんの悪意に出会いながら、今日まで生き延びた。

2020年のはじめ、わたしは24歳になり、東京に住んでいる。10年前とは違って、自分の好きな服を着て、好きな音楽をきいて、好きなときに眠り、好きなときに好きなひとに会う。表現するよろこびを知っていて、昔よりすこしは自分のことが好きだ。

時代が変わっても、今日も変わらず、どこかで誰かが傷つけられたり死んだりする。生命を奪うのはいつも凡庸な悪ーつまり人間の無思想性である。だからわたしは、考えるという営みを諦めないで居たいし、能動する者で在りたい。

せかいは常に不完全で、時代は常に未完成である。ここからの10年間も、せかいがどうなっていくのか、誰もまだ知ることはない。でも、だからこそわたしたちは、いつだってわたしたちの手でそれをつくることができる。わたしたちがせかいを眼差すとき、誰かを愛するとき、なにかを選ぶとき-それはつまり「生きる」とき、このファンファーレが鳴り響き、きみのための祈りになることを願って止まない。

 


春ねむり HARU NEMURI「ファンファーレ / Fanfare」(Official Music Video)

 
 

 
春ねむり「ファンファーレ」

発売:2020年1月10日(金)
価格:250円
仕様:デジタル

Amazonでみる

 



 

HARU NEMURI“North America Tour 2020”

 
2020年
3月16日(月)~21日(土) テキサス州 オースティン「SXSW2020」
3月22日(日) テキサス州 ダラス「Three Links」
3月24日(火) ニューヨーク州 ブルックリン「Knitting Factory」
3月25日(水) イリノイ州 シカゴ「Sleeping Village」
3月27日(金) カリフォルニア州 ロサンゼルス「Echoplex」
3月29日(日) カリフォルニア州 サンフランシスコ「DNA Lounge」

 



 
春ねむり

横浜出身のシンガーソングライター/ポエトリーラッパー。2016年、うたう最終兵器「春ねむり」としてデビュー。自身で全楽曲の作詞・作曲を担当する。
2018年、1stフルアルバム「春と修羅」をリリース。ストリーミング再生回数は既に500万再生を超える。
2019年、ヨーロッパを代表する20万人級の巨大フェス「Primavera Sound」に出演のほか、6ヵ国15公演のヨーロッパツアーを開催し、多数の公演がソールドアウトと大盛況で幕を閉じる。2020年1月、新作「ファンファーレ」をリリース。
これが新世代のジェイポップ、こころはロックンロール。


インフォメーション

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WEBサイト 春ねむり 公式サイト(日本語)
WEBサイト 春ねむり 海外向け公式サイト
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