北山颯 新作アルバム『EGG』本人解説

 
このアルバムについて
eggというタイトルにちなんで、私が生まれた頃から嗜んできた音楽、モノをイメージし今の自分と掛け合わせることをテーマにした10曲になっております。

 
1. EGG
まずアルバムの１曲目はぼくが音楽を始めた理由をテーマに書き上げました。
理由は簡単。ユニコーンになりたい。次世代の奥田民生になるんだという理由。
なるべくパクリにならないようサウンド、メロディを今の自分の中にあるモノで作りました。

 
2. スカイウォーカー
どこかウキウキするようなa面曲が必要だと思い書いた作品です。浮足立たせるためにはホーンセクションが要だろうと思い私が大好きなモータウン風の旋律を奏でてくれています。サビはウキウキさせるにはアースウィンドザファイアみたいなメロが大事と思い歌っています。

 
3. corona
ライブの最初のmc後の一曲をイメージしました。
二曲目と対になるよなミニマムな打ち込みサウンドを多用した曲です。
モータウンサウンドを今風に昇華しようと考えたサウンドワークになっております。

 
4. アイトイウト
スローテンポな楽曲です。大好きd’angeloと久保田利伸とメロウなSMAPみたいなイメージです。苦手なラブソングを必死こいて昔の彼女を思い出しながら書きました。

 
5. now found it
ラップをやっています。洋楽のラップというよりかは邦楽の。
chelimico、rip slymeのようなラップにチバユウスケみたいなメロをのせたら面白いかなと思ってやりました。こだわりはビートがtr-808の音ということです。

 
6. 咽びます
ラテンのビート使ったj-popこれから来るんじゃない？と勝手に思い作りました。
セルジオメンデスが大好きなのです。ラテンミュージックには全くないケロケロボイスを使用することでいい意味で変な違和感をわざと作っています。

 
7. mannequin
歌謡曲が大好きなのです。ですがただただオマージュしたって時代は変えられません。
歌謡曲がフランツ・フェルディナンドのようなサウンドワークではかっこいいのでは？と思い作りました。最後の転調後のaメロになるところが聴きどころであります。

 
8. adult
これもビートはラテンのビートになっております。
肝心なサビは私が中学高校と友達もあまりできずに孤独な中、そこの芯を食ってかかるかの世に寄り添ってくれたTHE YELLOW MONKEYのような歌い上げるサビを作ってやろうと思い書きました。楽曲の全体的なテーマは不倫です。不倫のニュースが絶えない中、大人っていつまでも子供なんだなと思いアダルトが小文字になっています。

 
9. おやすみ
THE BEATLESと細野晴臣さんを親に聞かされて育ちましたが故、アルバムにはこういった楽曲が僕の中では必要不可欠なんです。

 
10. sunset
ある帰り道の夕陽を見て書いた作品です。夕陽を見ながら感傷に浸るのが昔から好きでしたので歌詞にも『あの日の僕はまだここにいる』と歌い上げています。
このアルバムの総まとめのような楽曲になっております。サウンドイメージは９０年代のエモukサウンドのような勝手なイメージです。

 
北山 颯（きたやま はやて）

1997年6月23日生　埼玉県出身
幼少の頃から父親の影響でTHE BEATLES,細野晴臣,キリンジ等を聞いて育てられる。
その後2009年に再始動したバンド、ユニコーンを見て音楽家を志す。
高校時代に作曲活動をスタートさせると、楽曲をyoutube,soundcloud等にアップし始める。
バンド活動を経て2018年から本格的にソロミュージシャンとして都内を中心に活動。
程なくして行われた地元埼玉県での弾き語りライブは満員の観客とともに成功を収める。
2019年、MASH A&RがオーガナイズするオーディションMASH HUNTで男性SSWとして唯一選出される。(10月現在）
POPS,R&B,ROCK,あらゆるジャンルの音楽を駆使した楽曲が特徴。
演奏は全て本人が行うマルチプレイヤーでもある。