2016-03-10 20:00

radioDTM社長の人生相談「社長、蕎麦屋やめたってよ」第3回

radioDTM 社長、蕎麦屋やめたってよ


UROROSをご覧の皆様、また会いましたね。
radioDTMという音楽Podcast番組でパーソナリティーを務めている社長と申します。

 
早くも第3回目を迎えました「radioDTM社長の人生相談」、メールも頂くようになり嬉しい限り。
見てくれてる方々、本当にありがとうございます。
この人生相談における、皆さんご存知の謳い文句はこちら⬇︎

 

「お前が言うな」と言われたらおしまいだと思うし、「お前が言うな」みたいなことを言います。それでも親身になって温かみのある答えを、無責任かつ辛辣に、お茶を濁すようなことはせず現実的に書いていこうと思います。

 

というわけです。

先日のめちゃイケスペシャルみたいな無責任なうえに人のせいにするような態度は取らないということです。スタッフをバカにしたようなネタもやりませんし、視聴者をバカにしたような構成も書きません。
よろしくどうぞ。

 
では、今回の相談です。

 

社長コラム-お便り03

 

輝かしい成績ーーー
ぐらいのところで一度寝てしまいました。みのもんたのおもいッきり生電話だったら、みのもんたおもいッきり爆睡してるでしょうね。

長いです。ベン・ハーくらい長いです。
頑張って最後まで読みました。

 
まず、相談内容に行く前に、文章の長さ・書き方から自己顕示欲の高さを感じます。お悩み相談・人生相談の相談文の中に、自身のユーモアをねじ込んできています。張本勲のくだりがまさにそれですが、相談文の中で他人に喝まで入れています。
皆さんも読んでお分かりかと思いますが、これはもはや人生相談ではないと思います。

 
しかしながら、今回の相談は音楽の分野なので、ラジオパーソナリティーとして音楽番組をやっている以上、チャラチャッチャッチャラッチャ〜といった具合に右から左へ受け流すのは御法度。真剣に答えましょう。大島渚くらい真剣に答えます。時代劇だけに、真剣に。

 

正直なところ、スポーツと音楽というものを天秤にかけることも難しいと思うのですが、この相談文の回答として大事なのは、ミュージシャンとスポーツ選手は何を評価されているのか、ということだと思います。

イチロー選手が51歳までプレーを続けることは良いと思います。しかしその51歳のイチローに対する評価は、51歳のイチローに対して行われます。51歳のイチローが打率.152だとすると、イチローに対する評価は打率.152のバッターです。

「30歳の頃はすごかったイチローが打ち取られました!」「40歳の頃は上手かったイチローがエラー!」とは、仮に松木安太郎が野球の実況を任されても言わないでしょう。もちろん記録は残りますから、偉大な選手だということは皆わかっているけれど、スポーツ選手というのは現役である以上、「現状」を評価されるものだと思っています。

 

では、ミュージシャンを見てみましょう。

例えば一昨年フジロックに出演していたイギリスのロックバンド”The Pogues”のフロントマンであるシェイン。年齢は58歳。僕はこのバンドが大好きだったので興奮して見に行きました。しかしステージ上のシェインは声出ない歩けない歌詞覚えてないカンペ見えない元気ない、という状態でした。このときThe Poguesに対して僕は「なんてひどいライブなんだ。。」と肩を落としましたが、それと同時に「それでも見れてよかった」とも思いました。それは彼らの「作品」が好きだからです。The Poguesの2014時点でのパフォーマンスによって「作品」の評価は落ちなかったのです。

音楽というのは芸術という側面が大きくあります。
そして芸術において評価されるのは現時点でのパフォーマンスだけではなく、残した作品の素晴らしさだと思うのです。ライブだけではなく、作品として1stアルバムが偉大の評価を受け、その後10枚のアルバムが酷評されたとしても、その1stアルバムの評価は後世に残っていくのです。

 

その点、スポーツ選手はその生涯にわたって成績を積み重ね、その積み重ねていく現状の繰り返しが評価され、結果的に引退したときには素晴らしい生涯成績を残した人物そのものを評価すると思います。ある年に三冠王を取れたとしても、その前後の成績が散々で引退した場合は評価されないと思うのです。だからこそ身体的な衰えが評価に直結してしまう世界だと思うのです。

 

以上のことから僕の結論は、ミュージシャンは年齢を重ねたとしても引退を意識する必要はないと思います。

もし作品として評価されていないのであれば、優れた作品を世に出すために生涯かけても良い。もし作品が評価されているのであれば、それを超えるものを作るために生涯かけるべき。仮に創作力やパフォーマンスが年齢とともに衰えたとしても、その存在を提示し続ける必要があるのではないかと。一曲でも一枚でも、いつかあっぱれと言われるまで作品を作り続けるのが芸術なのではと思うのです。

 
イデオロギーマンさん、以上が僕の所見です。

 
 

、、、長くね?

 
 
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社長
音楽Podcast番組「radioDTM」のパーソナリティー。
2009年の最初期から現在までradioDTMでパーソナリティーを務め、2014年にはTBSラジオ「ミュージックナビ」内のコーナー「インディーズナビ」において、佐藤ナウという名義でパーソナリティーを1年間務めた。司会やDJ、コラムの連載など、ラジオパーソナリティー以外でも幅広く活動中




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